忘れ人の独り言

明治生まれの両親がさりげなく生きていた姿が今,私に語りかけてくる。

諸行無常

2012-02-29 | 生き方を学ぶ

「生きることとは、苦を回転させて和らげることです。よく覚えてください。これこそ真理、事実です。」とアルボムッレ・スマナサーラは本の中でお釈迦様の教えはこれだったと述べている。

生きていることと死んでいることとの違いは生きているものは総て動いている。動くことによってのみ死に対する時の苦痛が逃れられる。だから生き物は動いて動いて動くのだと。

そして生きることは絶え間なく「知る」ことだといいます。知る機能によって、身体が絶えず動くのです。

知ることは心の動きで、心も絶えず動いている。ということは何事も動き続けていてそこには留まっていない。

これが諸行無常というお釈迦さまの教えになるということです。

身体は物質であり無常であるから変化する。細胞も変化して変化していきます。宇宙にあるエントロピーという法則によって変化しスピードが減っていく。ここから死は法則であり、病気は自然現象なのだといっている。

そのあと 認識とデーターの捏造ということや妄想の話など 随分わかりやすく書かれている。

後はこの知った真理をいかに心に長くとどめておけるか?が問題だ。

(サンガ新書 「結局は自分のことを何もしらない」著者 アルボムッレ・スマナサーラ より)

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梅の花の開花が遅いです

2012-02-25 | 世の中のこと

梅の花の開花が随分今年は遅れているそうです。そういえば家の梅も蕾がほんの少しついているだけ。

温度の変化で蕾の中が枯れてしまっているという声も聞きました。

2010年2月27日ブログに載せた写真ではこんなに咲いていました。

2011年2月2日 入院する前に撮った写真では蕾も結構ふくらんでいます。

2012年2月の今日 ひと枝だけに蕾がついている状態

家の梅の木は老木で幹の下の方は大きな穴があいてえぐられていますが、毎年頑張って咲いてくれるのですが

今年はちょっと淋しいかなあ・・・

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ロウバイの花他

2012-02-24 | 写真

ロウバイが咲いていました。

瀬田川の川面も今日はキラキラと波打ち光って春がもうすぐという感じ

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ホクロの入った美人の雪だるま?

2012-02-18 | 写真

昨夜から雪起こしの強い風が雨戸をガタガタいわせていました。朝 辺りは真っ白に変身。

 庭に積った真っ白の雪。 雪を見るとどうも仕事をしていた時の習性がでてくるのでしょうか、雪下ろしに大変な思いをされている方たちに申し訳ない気持ちでしたが 思わず手に取った雪で雪だるまを作っていました。

「ホクロの入った美人の雪だるま」だとひとり喜んでいます。

「風邪が治ったばかりなのに又、ぶり返したらどうするの!」という声が聞こえてきました。

手はジンジン でも身体はぽかぽかしています。あ~気持ちよかった 

 

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修行僧 Nさん

2012-02-17 | 生き方を学ぶ

修行僧のNさんが久し振りに訪ねて来てくださった。昨年退院後にカサブランカの花をお見舞いにもってきてくださって以来だ。

いろいろ話をして楽しいひと時が過ごせた。一段とお坊さんらしくなって話されることも説得力が増してきたように感じた。信者さんを前に最近ではお話しされることも多くなり自信がついてこられたのかなあ・・・と思った。

その中でひとつ 「ありがとう」という言葉について話された。

以前のNさんは「有難う」という時にどうかすると表面的なところがあったが、自身が沢山の事を経験するなかで初めて「ありがとう」という言葉が身内から発することが出来るようになった。

自分が体験したことから得たことは自分の実となり知識となって本当に身につくが、本などからだけ得た知識はすぐに消えていってしまう。自分は今 そういう意味でいろいろな修業をとおして学ばせてもらうことが出来よかった。しかし自分の体験したことだけでは限界があるのでその時は本をひもといている。

又、私にはお寺にどんなことを期待しますか?という質問をされたりして将来のお寺のあり方など考えておられる様子も窺えた。

時間的な制約の中で自分なりの考えをもって進もうとされているNさんに心からの拍手を送りたい気持ちになった。

 

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昭和の手作りの服

2012-02-16 | 昔語り

毎朝のテレビドラマ「カーネーション」を見ていると懐かしい昭和時代が思い出される。

昭和20年30年代の頃はまだ既成服も少なかったように思う。

大家さんの娘さんに母親が頼んであれこれと服を縫ってもらったことを思い出した。

小さい頃のサンドレス、フレアーが沢山入ったサマードレス、セーラーカラーの紺の服、水色の上下服、冬のオーバー等など  暮らしは決して楽ではなかった筈なのに母は一人っ子の私によく着せてくれた。

大家さんと父が懇意だったこともあるがお礼はどうしていたのだろう?

40年代の初めでもデパートでオーバーを作ってもらったりしたが、やはり今ほど既製服がなかったのかしら?と思う。

今はオーダーメードの服などとっても高価で着られないが・・・。

   手作りのサンドレスにお揃えのボレロを着て

 

 

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「科学の原理と人間の原理」によせての講演

2012-02-15 | 生き方を学ぶ

京都の高倉会館での講演を聞きに行ってきました。講演は以前このブログでも書いた高木仁三郎さんの伴侶である高木久仁子さんのお話し。

高木仁三郎さんは市民科学者として 核と人間は共存できないということ・地位、権威、名誉と無関係で 志を共にする人達と歩むことが出来それを励みに亡くなるまで活動されてきたと話された。

2000年8月高木さんは癌の治療も効き目がなく命の限りが近ずいていると自覚され高木学校で話されたことは

「・・・私は基本的には運動というのはやはり怒りや恨みに根ざしている間はダメで、でもどうしても恨みや怒りからスタートせざるを得ない局面がある しかしそれでは解決にはならなくて、世の中をよくしていこうと思ったら、怒りというよりは自分はこういう社会をつくりたい、こういうことをやりたいという、むしろ希望とそれへの喜びということが基本にないと本当の意味で運動ができないと思います。」

事故がなくても原発を動かせばもって行き場のない長期間管理し続けなければならない放射性廃棄物がたまってしまう。一日も早く原子力利用の時代を終わらせることが必要です。大変な世の中ですが、ご一緒に力を合わせて希望へ向かって一歩一歩、先に進んでいきましょうと夫の遺志を継いで力強く話された高木久仁子さんの姿に感動した。

節電節電と言っているけれど電力を生産する大元ですでに廃熱という大量消費をしていることや

原子力の事故は想定外ではなく過酷な事故の想定を排除した結果だったということ

低線量被ばく、医療被曝のことそして「100,000年後の安全」というフインランドの放射性物質の最終処分場の事を映し出した映画の話など沢山の話を聞くことができ、原発について希望を持って運動をすることの大切さを学ぶことが出来た。

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幸せって何だろう?

2012-02-12 | 生き方を学ぶ

10日の日は昨年大腸癌が見つかって即入院し手術した日だった。もう1年が過ぎたんやなあ・・・

過ぎてみれば早いもの。沢山の人達に助けられ、励まされたことそして普通に喋れて、歩けて、食べられて、考えられて、読めて、見られて諸々 当たり前の事が出来ることへの感謝を今一度思いだしていた。

先日読んだ本に生きていることは「動く」ことだと書かれていたけれど本当にそのとおりだ。

「苦」から逃れるために動きそして「苦」の人生だからこそ幸せを求めて動いているのだということが少しわかってきたような気がする。

 幸せって何?と尋ねられたら先に書いたとおり当たり前の事(普通の)が出来ることだと今の私は思う。

                  

 

 

 

 

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雨上がりの散歩道

2012-02-07 | 写真

立春も過ぎたけれど大雪で大変な目にあっている方々のことを思うとき、早く暖かくなってくれと願うばかりです。

昨日に続き今日も雨で気温はいくらか高め。風も弱いので歩いて近くの整骨院に行ってきました。

途中、雨もあがり大戸川沿いの散歩道を写真を撮りながら歩きました。どこかで春の匂いがふっと漂ったようでした。

南郷の山には薄い雲が低く垂れこめていました。

いつもと違い川の流れがやはり早くなっていました。

水たまりに写った木々が・・・

木の小枝に連なった水の玉が何とも綺麗だったけれどこのデジカメではちょっと無理だったかなあ~

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寒い日の粕汁

2012-02-04 | 昔語り

昔 京都の西陣で暮らしていた小学生の頃は水道管が凍ったり、ツララが見られたが、そんな時 今のように石油ストーブもなく、ホーム炬燵もなかった。部屋には少し大きめの火鉢だけ。よく辛抱できていたなあと思うが、背中に真綿をあてたり、沢山着こんでいたのだろう。

(最近手あぶり火鉢を家で使ったが案外部屋全体がふわーと温まるのを知った。きっと昔も火鉢だけでも部屋が案外温まっていたのかもしれない)

寒い日の夕ご飯にはよく湯豆腐やカス汁が出た。子供の頃は粕汁がそんなに美味しいと思わなかったが、この頃は妙に懐かしく粕汁をよく作る。

それに水菜とイリガラ(クジラの脂身)の炊いたものもよく食べた。

最近はクジラのイリガラ(本当の呼び名はコロらしい。イリガラといっていたのは煎り揚げだったのかも??)

殆ど見なくなってしまったけれど、お正月に久し振りに売ってあるのを見たら、とても高い値段だったのでびっくりした。商業捕鯨が制限されるようになって生産品が減少し価格が大きく上がったという。

粕汁は大根、人参、おあげ、ぶりなどを入れて炊き、酒粕を溶いていれるのだが体が温まって本当においしい。

 

コロは鯨の皮脂肪を鯨油で揚げたもので長時間温度調整しながら油を抜きカラッと仕上げたものだと初めて知った。

 

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