忘れ人の独り言

明治生まれの両親がさりげなく生きていた姿が今,私に語りかけてくる。

「この20年で研究者の知的摩滅が進んだ」記事より

2016-10-29 | 世の中のこと

昨日の京都新聞に元滋賀大学長の宮本憲一さんの記事が載っていた。

教職を引退後も環境問題などの研究会「背広ゼミ」を開き、ほかの研究者と共に沖縄の米軍辺野古基地や高江のヘリパッド建設を強行する政府に抗議声明を発表されているそうだ。  以下部分抜粋

宮本さんが1982年米国に行った時ニューヨーク市立大の環境科学研究所のセリコフ所長が「日本は世界一アスベストを使っているが、社会問題になっていない。」と言われ帰国後アスベストの論文を書いたが反響がなかった。

2005年にクボタ工場周辺で健康被害が発覚した時、論文まで書いていながら多くの人が苦しんでいるのに見つけられなかったという悔いが残った。

アスベストは戦後最大の産業災害になる恐れがある。

福島原発事故は足尾鉱毒事件を超える日本の歴史上最大の公害だと語っている。

アスベスト問題の被害者を支援する団体に行った時「調査に来たのは先生が初めて。昔ならこれだけの事件なら若い研究者が殺到した」と言われショックだったと。

教えていた大学院生に「何とかしなきゃと思ってもいいんじゃないか」と尋ねたが、皆黙ってその後も行かない。

この20年で研究者の知的摩滅が進んだ、狭いテーマに固執して社会科学者として国民が本当に困っている問題に格闘する態度を失い始めているんじゃないか」

最後の知的摩滅が進んだのではという部分が心に残った。全ての研究者がそうでないとしても学者と言われる人の本分は?と思ってしまった。

 「孰(いず)れか学問有りて行儀足らざる者有らんや  ←

 中村 元「老いと死」を語るの本  ←

ノーベル賞から思い出すこと  ←

 


年金積立金10兆円損失はどうしたん?「年金改革法案」ってこれ隠す為?

2016-10-25 | 世の中のこと

この間コンサートに行った時に会場前で受け取ったビラ。こんな映画タメにもなるし面白そうだし見たいなぁ。

ずっと前 京都でみたジェームス三木さんの「善人の条件」という映画も結構面白くてよかったが一向に上映されない。津川雅彦とか名の知れた役者が沢山でていて面白かった。選挙の裏の実態を面白く暴いた内容だったと記憶している。

2016~20年度の在日米軍駐留経費の日本側負担(思いやり予算)は今年3月参院本会議で、自民、民進、公明各党などの賛成多数で承認されたそうだ。

日本側負担の総額は9465億円。15年度までの5年間の総額を133億円上回る。

公的年金改革法案について昨夜もテレビで話しているのを少し聞いたが、何かすっきりしない。

日本は5兆円を超える防衛費をもっている。その上アメリカに巨額な思いやり予算を払ったり、安倍政権が海外にばらまいた金額は既に100兆円を超えるという。(これらの中からちょっと減らしたら年金減らさずに済むのとちがうかなぁ・・・と)



(安倍首相:ミャンマー支援を表明、対日債務解消、ODA-首脳会談
中東・北アフリカ地域に対し新たに総額22億ドル=2160億円規模の支援を発表
安倍首相、シリアの女性支援にODA3000億円表明 国連演説
シリア難民に59億円追加支援、安倍首相が国連演説

「ラオスに円借款90億円」 安倍首相、供与を表明
モザンビークに支援表明 700億円のODAを供与
アメリカでリニア構想、日本政府が融資提案 5000億円規模
インドへ円借款2000億円 首脳会談
バングラデシュに6000億円支援=政府
ウクライナに最大1500億円支援 日本

安倍首相パプアニューギニアに今後3年間で200億円規模のODAを供与すると表明
日・スリランカ首脳会談、日本がアンテナ塔などの施設整備に約137億円の円借款を供与表明
中国の緑化、日本政府が100億円拠出へ)

そうや忘れてた!年金積立金10兆円損失はどうしたん?「年金改革法案」って言ってもこれ隠す為にやるんじゃないやろうね

テレビでちっともこのこと報道せんと年金改革、 改革っていっているみたい?

 

 

 


「脱原発正しかった。福島見て確信」の記事より

2016-10-23 | 世の中のこと

鳥取中部地方の地震では怪我をされたり住宅被害が出て大変なことになっている。避難者は1300人という。不安な気持ちで過されていることだろうと思うが、どうか一日も安心できる日が来ることをと祈っている。

それにしても地震で原発は大丈夫?と思ってしまう。

こうあちこちで地震が起これば本当に原発推進でいいのか?

それに小さい島国のあちこちに原発があれば、テロ、テロっていっているそのテロの標的になったら、もう日本はおしまいに・・・・・・・

ネットで見つけたこの記事 日本も!と言いたい。

 

 


ピースナインコンサートに行った。

2016-10-18 | 日々の業

日曜日に「ピースナインコンサート」に行って来た。

同じ年金者組合で活動され、毎週金曜日のキンカン行動でも世話役として欠かさず参加されている森みちさんの歌声を聴くのも楽しみだった。

年金者組合の新年会などでもその歌声は素晴らしかったが、舞台の上でピアノ伴奏に合わせて歌われた歌は一段と光っていた。

ベトナムへ行かれた時の話しも交えて現地で買われたというピンク色の綺麗なドレスも素敵だった。

そして何より心を打ったのは「ハノイの恋人」という歌だった。

「ハノイの恋人」歌詞

戦いが終わりあの人が 帰ってきたとしても
私はもう彼とは 結婚できません
胸を合わせて誓い合った 約束でしたのに
私のわがままを 許してください

爆弾で両足を もぎとられた姿で
あなたの前に行くなんて
とてもできません

ハノイの空に本当の 平和が来たとしても
私はもう彼とは きっと会わないでしょう
私のこんな姿を見ても 優しい人だから
私を胸にいだき 離さないでしょう

爆弾で両足を もぎとられた姿で
あなたの前に行くなんて
とてもできません

だから今あの人に 手紙を書きました
あなたよりずっとすてきな
人と一緒になると

あなたよりずっとすてきな
人と 一緒に なると
【作詞】坪井雄一
【作曲】中村 治

二部の松元ヒロさんは今の政治をコントとパフォーマンスで風刺し会場は笑いの渦だった。初めて松元ヒロさんという人を知ったが、永 六輔さんにいつも引き立ててもらったとかで逸話なども聞いた。

会場で写真など撮らなかったので帰ってから少し前の年の動画をみて又 笑わされた。

内容もたっぷり充実していてよかったが、最近は少し長時間になると体力が持たないようで疲れた。


デモクラTV本会議で「豊洲、五輪問題を上杉さんに聞く 」を見た。

2016-10-09 | 動画

知人から「デモクラTVで今日、 明日と無料視聴で面白いのやってるから是非みて!」という電話が入った。

デモクラTV本会議というもので「豊洲、五輪問題を上杉さんに聞く 」を見た。

豊洲問題は盛土云々と騒がれているが問題の本質は利権だと話す上杉 隆さん。

ニューヨークタイムス東京支局の取材記者やら鳩山邦夫の秘書とかいろいろやってきた人らしい。

大手メディアの殆どが埋め立て地のいい土地を安く払い下げしてもらい社屋を建てたりしているので物言えぬ立場になってしまったと話していた。

五輪との関係でもそれが働いているという。

元東京ガスの土地で汚染されていた豊洲は誰も買いたがらず塩漬け状態になっていたという。

無料視聴は明日までだけれど時間のある人は是非 見て欲しい番組。2時間だが半分だけでも見れば驚くばかりの内容だ。

http://dmcr.tv/tv_archive.html?file=arc_dmcrtv20161008&date=2016-10-08&type=kaigi&comefrom=order&width=800&height=450

   

 


「筆跡同じ領収書 官房長官も1875万円」の記事

2016-10-09 | 世の中のこと

先月からテレビでは富山市議会の政務活動費の不正 が発覚し12人が辞職したと大々的に報道されていた。

ところが国の大臣たちの中でも同じようなことが行われていたことが国会で取上げられたにもかかわらず、テレビでは余り報道されないのはどうしてなのだろう?やはり報道機関の自粛か?と思わざるをえない。

どれもこれも元はと言えばその議員たちを選んだ人達の責任でもあるように思う。

内閣府の調査では、いまだに日本人の9割が中流意識を持っていて 一億総中流主義とでもいえる思想がある。

貧困支援に携わってる藤田さんは、貧困当事者が自分を貧困だと認識しておらず中流意識を持っている。

「だからみんな保守的になるんですよね、このままでいいと思っているから。」と。

それにしても 富山市議の人達 「大臣たちが辞めなくて済むのだったら僕達も辞職しなければよかった・・・」なんて心の中で悔やんでいるかも?

豊洲問題といい今回のことにしても一番先に指摘していた日本共産党は中国や北朝鮮とは全く違うということを知らなくてはならないわね~ 


「陸王」ではないが「民王」を読んで

2016-10-05 | 世の中のこと

「テレビが壊れてしまって今は本を読むことが多いの」と言っていた先輩から借りてきた本は池井戸 潤の今話題になっている「陸王」ではないが「民王」。

一度読んでみたいと思っていた池井戸作品。

内容は面白く一気に読むことができた。そして作者が言おうとしていることがしっかりと心に残り多くの人にも読んで欲しい作品だと思った。

総理大臣とドラ息子の心が入れ替わるという奇想天外な話なのだが、現在の政治家たちが忘れているであろう政治家としての真実の理念を若者の純粋さに触れることで本来の使命を思い起こし行動していくという内容だ。

この小説は麻生政権の崩壊と同時期に連載が始まり2013年に文庫化されたそうだ。

しかし池井戸潤が書いたこの「民王」の総理大臣武藤泰山のように本来の政治家としての姿勢は多くの政治家には今日まで見られない。

内容の一部から

ホスピスを見学した時にそこのシスターが口にした一言自分の死を見つめる人が信じられるのは、真実だけなのです。余命幾ばくもない人にとって、嘘をついて自分をよく見せたり、取り繕ったりすることはなんの意味もありません。人生を虚しくするだけです。

果たして、ここにいる人たちの目に自分たちがどう映るのだろうかと泰山は自問した。

嘘で固めた政治の世界のどこに、この人たちが求める真実があるのか。よりどころがあるのか。そんな国政で果たして本物の未来を切り開くことができるのか。

入れ替わりとなった原因が両者が通っていた歯医者によって抜いた奥歯に埋め込まれた脳波を発信するチップだったと言う箇所に驚いた。

人間の脳波もある種の電気信号でありその動きを読み取ることでその人物が考えていることを把握し、またこちらから脳波に直接信号を送信することによって情報伝達を可能にする。そうした技術をスパイ活動に利用しようというわけです。

1950年代からすでに研究が始まって莫大な研究開発費が投じられている・・・

これが現実のものか?小説の中だけの話か? もし本当なら・・・・・。

 

 


『戦場ぬ止み(いくさばぬとぅどぅみ)』という映画を見に行った。

2016-10-02 | 動画

 昨日 年金者組合の人達と『戦場ぬ止み(いくさばぬとぅどぅみ)』という映画を見に行った。久し振りの映画鑑賞だったが最近は2時間以上座っていると腰が痛くなり翌日には必ずと言っていいほど整骨院にはしる。

映画はドキュメンタリーで沖縄の方が出て話される言葉がスクリーンの横にわかるように書かれていたが、座席が前の方だったにもかかわらず、さっぱり読めなかった。画面も何だかはっきりと見えにくい。話される言葉も半分くらいは聞き取りにくく困った。

これは映画そのものの不具合ではなく、間違いなく私の目、耳の問題であった。目も耳もやっぱり相当調子がよくないようだ。

画面に出てくる85歳のおばあさんの言葉ははっきりと聞こえ、その闘いぶりに感動した。

数日前にもテレビのTBS報道特集で沖縄の「高江」を特集していて番組を取材していた金平キャスターが 「いじめる側と、いじめを受けている側の問題ではなく、それを知らんぷりして見て見ぬふりをしている傍観者の問題、傍観者がいじめの構図を支えていることを考えると、本土に住んでる人間の他人事感、 無関心が今問われている」と話していた言葉が蘇ってきた。

 

NHKスペシャル 8月20日  沖縄 空白の1年 基地の島はこうして生まれた