忘れ人の独り言

明治生まれの両親がさりげなく生きていた姿が今,私に語りかけてくる。

「田上学区九条の会」に参加して

2013-01-29 | 世の中のこと

先週土曜日に地域の九条の会があり参加した。「9条危うし! 現政権の目論見を読む」という題で会の代表者の方が分かりやすく話された。

まず最近のことについてとして 体罰についてはこれを容認する発言をしていた市長。そして保護者や教職員の中にも容認する人たちが結構いるがこのことが体罰の温床になっている。教育基本法に体罰はしてはいけないという項があることをしっかり確認しなければだめだと話された。

テロ事件については天然資源をめぐる侵略と搾取 植民地化の歴史があることや武装勢力に加われば食料・住居にありつけ多くの若者が武装勢力に加わっているという現実があることなどを知った。

又 政権が代わり株価の上昇や円安が進む一方 国は経団連のいう景気対策を進めようとしているがリストラや賃金抑制をし社会保障費の削減を打ち出している。

原発についても今こそ核廃絶の実現に向けての行動こそが大事だ。日本はIAEAより査察を受けいる。

憲法の本質は基本的人権の保障にあり、国家権力の行使を拘束・制限し、権利・自由の保障を図るためのものである。このことは権力にしばりをかけることであり、もしこれが改正されれば逆に国民を縛るものになってしまう。

今までどこの国からも攻められることがなかったのは9条のお蔭なのにこの部分を変えてしまおうとしている。

安倍政権は維新などとの連携により九条を変え国防軍や集団的自衛権の行使を憲法の中に入れようとしている。このことは武力攻撃を受けていなくても同盟関係にある(アメリカなど)国が武力攻撃を受けた場合これに対して一緒に攻撃出来るということになる。今まではイラクに行ってもけっして自衛隊は銃を相手に向けることはしなかった(9条があるから)から誰も死ななかったけれどこれが変えられれば銃を発射しなければならなくなる。

そうなれば自衛隊を辞める人がかなりでてくるだろう。そこで次に出てくるのは徴兵制である。

現政権は夏の参議院選挙まではこれらの事をはっきり言わないだろうが選挙でまた自民党が増えたりすれば一気に改正を推し進めるだろう。きわめて危険な状況である。

私たちは今 この様な状況をしっかり見据え孫たちが徴兵制になり否応なしに駆り出されるようなことがないよう運動していかなければならないと話された。

会場からはまだまだ社会の中で反日感情があることや防衛のこと自己責任などの話が出された。しかし 民間の中では多数の国同士の活発な文化的交流が持たれ、この事により民間での外交が広がっている。とても大切なことだという話もでた。

いろいろと有意義なつどいに参加できこれからの運動の大切さを感じた。

   

 


知識暴力

2013-01-22 | 生き方を学ぶ

「ブッダの実践心理学」というちょっと難しそうな本を借りました。尊敬する師から昔「難しいと思っても読んでみると一部分でも分かるところがあるものだ」と言われたことを思い出して読んでみると、ありました。なるほど!という部分が。

(「国民に認められているその人が何かを発言したなら「あの人がそう言っているから」ということで、その人の意見にみんなサーッと流れていく。これは「知識暴力」なのです。別にその人が暴力を振るっているわけではなくて、自分の意見を喋るだけかもしれません。

しかし自分の社会的地位や人気などを使って人々を圧倒することは暴力なのです。~~政治の世界でも暴力的な人がみんなを抑えるでしょうリーダーシップを取るでしょう。

「リーダーシップがある」とか「個性が強い」などと言うのは、結局、暴力なのです。)

東京でも大阪でもこの様な人が見られますね・・・

昨日のテレビで受験が近くなってからの行政の対応に高校生が訴えていましたが、大阪のこの人観ていて何と開き直りや!って思いました。僕が皆に選ばれて市長になったのだからダメなやつはどんどん切り捨てていく。やり方に 文句あるなら選挙で落とせばいいって言うようなことを話していました。

「これこそ知識暴力やなあ」って思わず思ってしまいました。  

 


成人式の振袖

2013-01-15 | 世の中のこと

昨日は雨の中の成人式となった。関東では雪で大変だったと言うのを今朝の新聞で知った。

「ちょっとでも顔見せてや」と言っておいたので忙しい忙しいと言いながらも新成人の孫がやってきた。

今どきのすごい髪をして・・・「朝 5時半に起きてセットにいったんよ」と。

明るくて 人なつっこい 一番上の孫がもう20歳か~ 孫が20歳まで生きられるなんて考えもしなかったが、とにかくこれからの社会 大変だろうが よーく考えてしっかり歩んでいってほしい旨を便せん4枚に書いて渡した。

心に留めて読んでくれることを願いつつ先日読んだ日野原重明先生の言葉も添えておいた。

 

私の二十歳の時には両親が振袖買おうかと言ってくれたが「そんなんいらんわ」と こともなげに言った。

その時 親の気持ちを推し量ってそう言ったのでもなかったのだが、家が裕福でもなかったので両親はきっと心の中でほっとしていたかもしれない。

着物にも興味がなかったし、派手な振袖を着るのも恥ずかしく感じていたのだが、後になって友人が振袖を着ている写真を見て、ふーんやっぱり着るものやったのかなあ?・・・と心の中で思ったものだった。


ブックオフで見つけた「生きかた上手」の本から

2013-01-12 | 生き方を学ぶ

1週間ほど前 ブックオフに行った。何年か前行ったことがあるが久し振りに中に入ってびっくりした。

以前はなんだか暗い感じで古い本が並べてあったような気がしていたが・・思い違いかしら?店内は明るく広々して本棚には沢山の本がどれも著者ごとに区切られ新刊の本のように並べてある。

日野原重明さんの本を見つけ105円で買った。発行日が新しいのは半額くらいの値がついていたが買ったのは10年ほど前のだった。

「生きかた上手」という本で10年前にもひょっとしたら読んでいたような気がするが・・・10年後 読んでみてやっぱり気の入れるところが多くなったように思った。

今度も又 数々の言葉に教えられ、そこに繋がる本を読んでみたいとも思った。

「人はえてして自分の不孝には過敏なものです。ちいさな棘が指にささったくらいのことであっても、自分の不孝となると、その10倍20倍にも痛みを感じます。不孝を実感するのはたやすいのです。では不幸がなければ幸福なのかと言うと、決してそうとは言えません。誰しも幸福を望みますが。それを実感することにおいてはきわめて鈍感です。」

社会の成長のエネルギーというものは、老若男女あらゆる人間が交じり合うことで初めて生まれるのです。異質なものが混在するから、文化は成熟し、継承されます。類で群れ合って楽を求めている限り、社会に、未来を切り拓くような力がみなぎることはありません。」

「人間だけがいのちに終末があることを初めから知っているからです。かぎりあるいのちをどう生きようか、と生きかたを考えることが人間だけに許された特権なのです。」

「人間は死に向かって成長する」と精神分析学者のエリクソンは言いました。

「吸うよりも吐くことを意識するよい呼吸法はよい生き方と同じーーー自分がもらうことばかりを優先して、他人に対して出し惜しみをしていると心は満たされるどころかしなびてきます。」


「猫をぼうより皿をひけ」

2013-01-09 | 生き方を学ぶ

友人がご実家に帰られた元旦の朝、車と記念碑と御祖父様の銅像の上に御供えしていた小さなお鏡さんが三箇所とも消えていて犯人はいまだわからず・・・。彼女の友達のお寺では昨年に続いて、今年は、阿弥陀様の前のお飾り餅で6升分、どろぼうされてしまったそうです。
彼女の友達と住職さんは「どろぼうさんのお陰で、餅切りの苦労をしなくて済むね」と。(さすがにお寺さんの言われることはちがうね!)

でも寂しい思いを持って今の世、どろぼうしなければ食べられない人の居る貧しさを嘆かずにおられなかったそうです。来年は・・・「三年目ごくろうさん、今年は、ごめんね」と書いて、小さなお餅を一つ置いておきましょうか!と言われていたとか。
「猫をぼうより皿を引け」作戦ですね!と。

ところで私この「猫をぼうより皿をひけ」っていうことわざ知らなかったです。

調べてみると「猫を追うより皿をひけ」といって「ぼう」は方言。

猫に魚を取られて叱るより取られぬように用心することが大切。問題が起きる前に対策を講じよという意味でした。

この国の貧富の差が他の国でも見られるようにますますひどくなって来ているのでしょうね。

私たちの年代以降の者は飢えに苦しんだ経験をもつ人が少なくなってきていると思っていたのですが逆にこれからの世はまた増えていくような気がします。不安な世の中を生きていかなければならない若者や子供たちが本当に可哀想だなあ・・・と感じます。(私は?もうそれまでにはいなくなっている筈ですから・・・)

でもこの矛盾に多くの人たちが気付きたちあがっていかなければならないのでしょうね。

     


「プルトニュウム元年 第3作 1993年」の動画より

2013-01-06 | 世の中のこと

新年は仕事を辞めてからいつもゆっくりしているのにそれでも何となく時間がたっぷりありそうな気になり、ビデオを借りたり本を借りたりしてしまう。

今回も暮に図書館で本を数冊借り、ビデオも4本も借りてしまった。1本100円で借りられるようになったのもある。

男はつらいよ第1作目の作品を見た。寅さん役の渥美 清さん さくらさんもヒロシさんもとっても若い。志村 嵩・笠智衆・他なつかしい俳優陣が出ている。

あと「沈まぬ太陽」「ALWATS3丁目の夕日」「10万年後の安全 」は残念!結局見ることが出来ず返却となった。

本はまだ数日あるので読めそうだが、でも1冊は難しそうで読めないか?なあ・・・

ところでユーチューブを合間に見ているとすごいのに出くわす。

テレビや新聞では分からない実際の場面がリアルに見られ、またいろいろ考えさせられる。

その中で見つけた「プルトニュウム元年第3作」という動画 

広島テレビが放映したもので、1993年フランスから1.5トンのプルトニュウムを積んだあかつき丸が沿岸周辺各国の反対の中、日本に輸送され、日本がプルトニュウム利用の意思を世界に表明した所から始まる。こんな事がやはり20年も前にテレビで放映され原発政策を批判した広島テレビは四国電力がスポンサーを降りたということが書かれていた。こうして原発批判がマスメディアで徐々にされなくなっていったんでしょうね。

   ↓  URLをクリックして見てください。

http://www.dailymotion.com/video/xqb4v9_yyyyyyyy-y3y-1993y8yyy_news#.UOdhqBPS65U.twitter


年賀状から

2013-01-02 | 生き方を学ぶ

元旦に届く年賀状、私は今年 大好きだった義姉が昨年5月に 彼岸へ旅立ったのもあり、誰にも出さず寒中のお見舞いにしようと勝手に決め込んでしまっていた。しかし知らせなかった多くの人たちから頂くと申し訳ない思いがいっぱいになり、ごめんなさ~い。

数々のお年賀を見ていると「娘が結婚しました!」「昨年生まれた子供がこんなに大きくなりました」「ベルギーの孫たちです」「上高地に行ってきました」など写真入りの年賀状や

一方 「会社設立しました」「70代アウトドアで頑張ります」「U先生お元気なうちにまた会いに行こうよ」「憲法九条守るため頑張ります!」「早く元気になってね」「OB会楽しみです」「今年は琵琶湖ホテルでランチしませんか」「アメリカの次女の所で年越しです」などの言葉が添えられている年賀状等など。

そんな中で特にNさんからの年賀には「よかったさがし」の本を読んだ感想とともに自分も今年はよかったさがしをして感謝の心が少しでも持てるようになりたいと書かれてた。

  

絵の得意なKさんから                   習字を教えておられるKさん河東碧梧桐の句と共に