先週土曜日に地域の九条の会があり参加した。「9条危うし! 現政権の目論見を読む」という題で会の代表者の方が分かりやすく話された。
まず最近のことについてとして 体罰についてはこれを容認する発言をしていた市長。そして保護者や教職員の中にも容認する人たちが結構いるがこのことが体罰の温床になっている。教育基本法に体罰はしてはいけないという項があることをしっかり確認しなければだめだと話された。
テロ事件については天然資源をめぐる侵略と搾取 植民地化の歴史があることや武装勢力に加われば食料・住居にありつけ多くの若者が武装勢力に加わっているという現実があることなどを知った。
又 政権が代わり株価の上昇や円安が進む一方 国は経団連のいう景気対策を進めようとしているがリストラや賃金抑制をし社会保障費の削減を打ち出している。
原発についても今こそ核廃絶の実現に向けての行動こそが大事だ。日本はIAEAより査察を受けいる。
憲法の本質は基本的人権の保障にあり、国家権力の行使を拘束・制限し、権利・自由の保障を図るためのものである。このことは権力にしばりをかけることであり、もしこれが改正されれば逆に国民を縛るものになってしまう。
今までどこの国からも攻められることがなかったのは9条のお蔭なのにこの部分を変えてしまおうとしている。
安倍政権は維新などとの連携により九条を変え国防軍や集団的自衛権の行使を憲法の中に入れようとしている。このことは武力攻撃を受けていなくても同盟関係にある(アメリカなど)国が武力攻撃を受けた場合これに対して一緒に攻撃出来るということになる。今まではイラクに行ってもけっして自衛隊は銃を相手に向けることはしなかった(9条があるから)から誰も死ななかったけれどこれが変えられれば銃を発射しなければならなくなる。
そうなれば自衛隊を辞める人がかなりでてくるだろう。そこで次に出てくるのは徴兵制である。
現政権は夏の参議院選挙まではこれらの事をはっきり言わないだろうが選挙でまた自民党が増えたりすれば一気に改正を推し進めるだろう。きわめて危険な状況である。
私たちは今 この様な状況をしっかり見据え孫たちが徴兵制になり否応なしに駆り出されるようなことがないよう運動していかなければならないと話された。
会場からはまだまだ社会の中で反日感情があることや防衛のこと自己責任などの話が出された。しかし 民間の中では多数の国同士の活発な文化的交流が持たれ、この事により民間での外交が広がっている。とても大切なことだという話もでた。
いろいろと有意義なつどいに参加できこれからの運動の大切さを感じた。