忘れ人の独り言

明治生まれの両親がさりげなく生きていた姿が今,私に語りかけてくる。

新聞の読者投稿欄から

2017-01-29 | 世の中のこと

毎朝の新聞は地方紙は「潮流」、赤旗は「凡語」から読み始める。

いろいろなニュースをさっと読んだり熱心に読んだりしたあと読者の投稿欄をみる。

投稿欄には市井の人達の考えが載っていて面白いし考えさせられる。

今朝の新聞には「誕生日は母親を思う日」という言葉が出ていた。

映画評論家の故淀川長治さんの言葉だそうだ。投稿者はご自分の誕生日には命がけで産んでくれたお母さんに感謝し偲んでいると書かれていた。誕生日について改めて教えられた気がした。

もう一つは「ウソの政治にだまされない」という投稿だった。安倍政権の政治は「ポスト真実」=嘘・偽りの政治だと述べている共産党第27回大会の報告を読んで、投稿者は以前に故矢川徳光氏(教育学者)がその名著「教育とはなにか」で人間が身につけるべき大切な三つの力として①手をつなぐ力、②だまされない力、③平和を守る力をあげていたことを思い出したという。

始めて読んだ時なぜだまされない力のような当たり前のことをあげているのかと思ったそうだが、今の安倍内閣のやり方を考える時、実に重要な指摘だと書かれていた。

新聞記事の中で感じた言葉や本があればその記事を切り抜いたりその本を買ったりするのも私の生きがいになっているのかもしれない。

 




 

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経済的徴兵制がますます広がりそうな予感が。

2017-01-23 | 世の中のこと

知人宅の近くの家が競売に出されたそうだ。マイホームを建てローン返済もあり両親はいつも忙しく働きに出ていて、地域の用事で訪ねても、家には子どもだけでいる事も多かったらしい。

ところが正社員で働いていた両親が、夫々仕事先の都合で遠い所に転勤を告げられ、そこを辞めて派遣社員になられたそうだ。

ローン返済が難しくなったのかどうかは定かではないが、知人宅を珍しく訪ねて来られたその人は、毎日の食べる事にも事欠くようになり、子供たちの進学も諦めるようにと言っていると話されたそうだ。

身近でこの様なことが起きていることに驚いた知人。 子どもの貧困を本当に感じたという。

この話を聞いて、またまた  胸が詰まってきた私。いつどうなるか分らない今の世の中。天災はある程度覚悟できたとしても、果たしてこの問題、自己責任だけで済ましていいものだろうか。

先日目にしたブログの中の新聞記事が頭のなかをよぎった。

月9万8500円支給。県立高校卒業資格取得。

経済的徴兵制がますます広がりそうな予感が。

 

 

 

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「野党協力の深層」の本

2017-01-20 | 世の中のこと

知人が郵送で送ってきてくれた本を読んでいる。何年か前からか小沢一郎の顔つきが変わったなぁ・・(穏やかな顔になった)と思っていたと友人に話すと彼女も「私も同じやね、そう感じていたわ」と言っていた。

共産党の大会に来賓として挨拶してはった。

平野貞夫さんの本は以前にも読んだことがある。いろいろな角度から見ることも大事やね。

 政治の世界は権力そのもの。私のような一般市民が推し量ることが出来ない闇の中かもしれないが、今はネット、スマホで一般市民があっという間に集まり行動し政治を動かしていく姿を韓国の例で知った。

そんな状況を怖れてか「共謀罪」なるもので一般人をも、またまた縛ろうと企んでいるらしい。

「テロ等準備罪」を新設する組織的犯罪処罰法改正案について、20日召集の通常国会への提出

 

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「悪人の家」

2017-01-15 | 生き方を学ぶ

30年も前に読んだ仏教関係の小冊子に書かれていたことを時々思い出すことがある。

「悪人の家」という内容である。

ある人が「私の家の家族はいい人間ばかりで喧嘩などしたことがなく皆仲良く暮らしています。」と言ったそうだ。

するともう一人の人は「私の家のものは皆悪人ばかりです。」と言った。

その場にいた人たちが驚き、詳しく聞くことにした。

悪人ばかりと言った人はこう言った。

「私の家のものは何かあると、すみませんこれは私が悪かったのですと謝ります。言われた方はいいえそんなことはありません。私のほうこそ悪かったのです。というので、皆 悪者ばかりですよ」と言いました。

今の世の中、心から悪かったと言い合える家族など、少ないような気がしないでもありませんが、国と国もこのようになればどんなにかすっきりおだやかで平和な世界になることでしょうね。

「絵に描いた餅」にならないよう まずその前に家族、友人たちとから始めてみたいものです。

余談ですが、韓国ドラマ「トンイ」のなかで王様は「余が悪かったのだ!民の心をよく見なかった!」

「いいえ王様 私が悪かったのです」と言う具合に王妃も王もトンイも皆自分が悪かったとよく言うので、私は気持ちよくこのドラマを何回も観ることができるのかもしれません。

 

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お正月に配達された新聞記事が心に残って・・・

2017-01-15 | 世の中のこと

新しい年になりもう半月が過ぎた。お正月の朝に配達された「しんぶん赤旗」の記事を読み涙が溢れた。

大震災から5年9ヶ月経ってやっと父親の元に帰ってきた7歳の女の子の遺骨。

写真の女の子はあどけない小学校1年生。3.11の津波で行方不明に。そして捜索したくても福島第1原発から4キロの地点にあり政府の避難指示で立ち入り禁止制限になったという。

もし自分の孫がこんなことになったとしたらと思うとたまらない気持ちになった。

5年以上の歳月をこの父親はどんな思いで過してきただろうか?どんな気持ちで毎年の正月を過しただろうか・

きっと時が止まったままだったのかもしれないなどと思った。

原発がなかったならもっと早く帰れただろうに・・・・。

「原発事故の影響で自衛隊の捜索が2週間で打ち切られその結果遺体が瓦礫と一緒に運ばればらばらになったのでしょう。それを考えると怒りさえ覚えます。~ だから僕は電気に頼る暮らしを見直していきたい。~私たちにとって本当に大切なものは何か伝えたかったからではないでしょうか」と父親は語っている。

 

 

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