福島県三春町の滝桜の記事が目にとまった。28日には満開になった淡紅色の桜を見に大勢の観光客が詰めかけたとある。
樹齢1000年とも言われ桜の木として初めての国の天然記念物となったのが1922年。日本三大桜の一つに数えられているこの桜。小さな花を無数に咲かせて枝垂れる姿が流れ落ちる滝のように見えるところから「滝桜」と呼ばれた。
昨年は東日本大震災と原発事故で例年の30万人の花見客が半減したが今年は27日までに10万人が訪れたという。
原発事故で富岡町から避難して滝桜の近くの仮設住宅に暮らす方が故郷の桜と重ね合わせ、幾多の天変地異にも負けず1000年の命をつないできたこの滝桜に「頑張れよ!」と呼びかけられているようで勇気と希望をもらったと語られていたという。
又 感謝の気持ちで仮設住宅に住む住民が滝桜の周辺のゴミや落ち葉を拾い、いつ帰れるかわからないがこの桜の木に支えられて生きていきたいと話されたということだ。
桜の木からもやっぱり大震災の中それぞれの想いを感じながら頑張って生きておられる方達のことを忘れてはいけないということを改めて感じたことでした。