忘れ人の独り言

明治生まれの両親がさりげなく生きていた姿が今,私に語りかけてくる。

滝桜の記事から

2012-04-29 | 世の中のこと

福島県三春町の滝桜の記事が目にとまった。28日には満開になった淡紅色の桜を見に大勢の観光客が詰めかけたとある。

樹齢1000年とも言われ桜の木として初めての国の天然記念物となったのが1922年。日本三大桜の一つに数えられているこの桜。小さな花を無数に咲かせて枝垂れる姿が流れ落ちる滝のように見えるところから「滝桜」と呼ばれた。

昨年は東日本大震災と原発事故で例年の30万人の花見客が半減したが今年は27日までに10万人が訪れたという。

原発事故で富岡町から避難して滝桜の近くの仮設住宅に暮らす方が故郷の桜と重ね合わせ、幾多の天変地異にも負けず1000年の命をつないできたこの滝桜に「頑張れよ!」と呼びかけられているようで勇気と希望をもらったと語られていたという。

又 感謝の気持ちで仮設住宅に住む住民が滝桜の周辺のゴミや落ち葉を拾い、いつ帰れるかわからないがこの桜の木に支えられて生きていきたいと話されたということだ。

桜の木からもやっぱり大震災の中それぞれの想いを感じながら頑張って生きておられる方達のことを忘れてはいけないということを改めて感じたことでした。


清水寺の岩手の桜

2012-04-19 | 日々の業

昨日は天気もよく念願の清水寺に行ってきました。お正月の初詣での時岩手県からのしだれ桜を春には必ず見に来ようと思っていたからです。

もう散ってしまっているかしらと心配でしたが、まだ咲いていました。 

   

少しか細い幹で竹で支柱されていて、花は随分上の方に咲いていました。

ゆっくりと碑を読んでみると、八世紀末頃、今の岩手県水沢市地方を本拠とした土地の首領のアテルイは中央政府の数次に亘る侵略に対し、十数年に及ぶ奮闘をしたが遂に坂上田村麻呂の軍門に降り同胞のモレと共に京都に連行された。田村麻呂は敵将ながらアテルイ・モレの武勇や人柄を惜しみ政府に助命嘆願したが容れられず、二人は802年河内の国で処刑された。

この史実に鑑み田村麻呂開基の清水寺境内」に1994年アテルイ・モレの顕彰碑が建立された。

その折に岩手県水沢市より記念植樹された。と碑に書かれていました。

このしだれ桜も遠く東北の方をむきながら岩手の桜と話しているのかしら・・・などとふと思ってみたりしました。

 

 


公園の桜

2012-04-12 | 写真

団地の公園の桜も満開になりました。

この団地が出来た時に当時の役員さんたちが植樹されたということで、団地の歴史とともに大きく育ち毎年きれいな花を咲かせてくれ皆を喜ばせてくれます。

公園のま前の家の方に「いいですね。家の中からでもお花見ができて・・・」と声をかけると「でもね、桜の花びらが散って側溝のマスにたまったりで掃除が大変です」と話されました。

 


大戸川の散歩

2012-04-08 | 写真

家の裏に蕗の薹が伸びて沢山出来ていました。先日、知人の所で摘んできたのにこんな近くにあったのです。全く気付かず惜しいことをしました。

団地の公園の桜ももう明日には満開になりそう。

孫たちもダイエットをかねて大戸川の傍を一緒に散歩しました。こんなことは初めてです。今日は風が少しありますが、昨日よりずっと風もましです。昨年の手術後のことを思いながら感謝の気持ちで歩き、春の香りを楽しんでいました。


花屋さんの閉店

2012-04-04 | 日々の業

近所の花屋さんが3月末で店を閉められると聞いた。ちょっとねぎらいの言葉もかけたかったのでスイトピーを買いによった。

小さな花屋さんで可愛い太ったハナちゃんというミニュチュアダックスフンドが出迎えてくれる。

最近はスーパーでもコンビニでも花を売るようになって若い人たちは買い物のついでに一緒に花を買われていき開店した時のように売れなくなったと話されていた。

夫婦ふたりでこれからは始末して生きていくと話される言葉を聞き、何かしら侘しさを感じた。

いろいろの小売店がこうして大きなスーパーに飲まれて姿を消していくのを見ると人と人とのつながりが薄れていくように思えてならない。

私はお盆や正月そして祥月命日の日 お彼岸、お墓参りなどには大抵ここの店で買っていいたが、それでも時々はスーパーの花の方が安いので買ってしまうこともあった。