井上ひさしさんの「あてになる国のつくり方 フツー人の誇りと責任」という本を読み終わりました。いつものごとく、うーんと考えさせられ、そして「わたしってなんにも知らなかったんだ・・・・」という思いで少々落ち込みそうです。
イタリアのボローニャの「市民による市民のための都市づくり」は「ボローニャ方式」として世界中の町づくりの手本になっているということです。
この二十一世紀というのは、地球と人類史上始まって以来の大問題が(地球環境・核戦争・食料その他)起こってきており、これをみんなで考えて必死に解決していかないといけない時代になってきており、二十一世紀に生きているわたしたち一人ひとり、つまりフツー人の責任として考えていかなければならないことだと述べておられます。
「この世の中は自分たちの意思で変えられる」ということをどうか肝に銘じていただきたい。という部分では本当に井上さんの熱い気持ちが伝わってきそうでした。
「自分たちの意見をはっきり表していくことです。
そうしないと、結局はわれわれはその無関心、無責任によって滅んでいく。それは過去の歴史にたくさんあります。そういう恐ろしい状態がさしせまってくることは明らかです。」
生活者大学校の講師陣が核のこと金融、水、農、食等など あらゆる分野から述べられ目からうろこってこのことでしょうか?
さて、選挙戦に入ってマスコミもいろいろ取り上げていますが、
ボローニャ市は間接民主主義と直接民主主義を併用し、市長も市会議員も給料はなく、ボランティアの名誉職だそうです。あらゆる議会や町の公式行事は市民が参加できるように、夜の6時から始まるということで、すごい!の一言です。
日本の議員もボランティアにすれば・・・どうなるかしら?と思ってしまいました。