今年もあと数時間で終わろうとしている。しかし年ごとに新年が来るという気が薄らいでくる。唯、何となく気ぜわしい思いがしないでもないが、お節料理にしても「もう今年はいらんよ。そんな食べへんしなあ・・」と家の者は言う。
今年のお正月も無理やり朝起こし家族でお雑煮を祝ったが、父母がいた頃は3ケ日はちゃんとお雑煮を頂き、お餅も食べ下がりしたらあかんと言われて毎日1個ずつ増して食べていた。
ところがその祝い雑煮も元旦の朝だけになってしまった。
そして何より、各スーパーやデパートも元旦から開けている。何も慌てて作ることもないだろうという気になってしまう。昔は正月はどの店も閉じ、ひっそりとしていた。食べる材料も買いに行けず、いろいろな意味合いをもった食材を使って夫々の家庭で作ったのだろう。
それでもやはり今年も黒豆、棒だらは昨日から作りだした。保温鍋、遠赤外線セラミックの鍋が重宝して早く柔らかくなってくれるのは有難い。
他にも頭いも、人参、こんにゃく、たたきごぼう、酢れんこん、栗の甘露煮、そして出し巻きと台所に立って音楽を聞きながらそして亡父の事を思い出しながら今年は意外にどれも早く出来上がった。さてお味の程は??
蒲鉾は孫がきれいな模様を入れて切り、全てお重に詰めてくれた。
数の子95gで775円 のを思い切って買った。家の者は全然食べないけれどやっぱり買ってしまった。今夜は水につけておいて明日 薄皮をとって味付けしてお重に詰めよう。
(余談ながらお正月3ケ日せめてどの店も閉めたら随分節電になるやろうね~という会話あり)
このブログ書きながらユーチューブで2009年大阪城ホールのベートーベン「第九」 1万人の歌声を聞いています。指揮者の佐渡 裕さん 私の中学校時代の担任佐渡先生の息子さんなのです。すごいね!さすが1万人の歌も圧巻です。
新しい年が地球上に住む生きとし生けるものにとって幸せでありますように