世の中おかしくなっている!と思ってしまう昨今、もうつくづくいやになってきた・・・ 国民がそう思って諦めるのを安倍総理は待っているのだろうか?
3日ほど前 新聞の記事を読み久しぶりに心が和み自然と笑みがでた。
37歳のニュージーランドの首相が女の子を出産したというニュース。首相は6週間の産休をとり、副首相に代行を委ねるという。産休の後はパートナーが主に育児を担うそうだ。
「わー!すごい国もあるもんやなぁ・・・」。
産休を取り首相が不在となることに批判の声は殆どきこえないという。この国には家庭を大切にする価値観と女性が社会に出るのは当たり前という感覚がある と記事に書かれていた。
国会議員の4割は女性で国会内での授乳も認められ、首相も、最高裁長官も、総督も女性とか・・・(一度こんな国を訪ねてみたいと思った。)
それに比べてわが国はーーーーー「子どもを産まない方が幸せと勝手なことを考える人がいる」と自民党の二階幹事長が口にし、女性を産む機械にたとえた厚労相や「必ず3人以上の子どもを産んで」「赤ちゃんはパパよりママ」などと時代錯誤の発言をするなど、現実を無視してのこれらの言葉には怒りとともにあきれてしまう。
戦前の「産めよ増やせよ」のように、そこには個人としての幸せよりも国のために子どもを産むという政策がまだ残っているようだ。
又、女性の社会進出にいたっては経済協力開発機構(OECD)加盟国29カ国中、日本は28位で 学歴は同じなのに男女の経済参画には大きな格差があり、女性管理職の割合も12.5%だそうだ。
安倍政権は女性の社会進出と少子化問題を同時に解決するとした「女性が輝く日本」と銘うった政策を掲げているが 「絵に描いた餅」になっているような気がしてならない。