忘れ人の独り言

明治生まれの両親がさりげなく生きていた姿が今,私に語りかけてくる。

胃の方はどうしよう

2011-03-31 | 日々の業

昨日 退院後初めての受診で病院へ行ってきた。大腸の方は順調に回復に向っているということでちょっと安心した。が さて内科受診で胃の方に行くと、 やはり前期癌があり、1センチくらいだと写真を見せられて説明を受けた。

深さや周辺に広がっていないかもう一度詳しく調べた上で、手術をするといわれた。検査は4月中旬を希望し、手術は5月と言ったが やはり気が進まない。先生は軽かったら口から胃カメラを入れるように出来るといわれたが、それでも10日あまりの入院になるとか。

何とか切らずに済む方法はないのかしらんと帰ってからネットでいろいろ調べてみるが。

京都のお世話になった整骨の先生が先日「、皮膚に出来たおできを取ってもらうのと同じだから、癌 癌と考えるな楽しい事を考えなさい 癌を忘れるように」といってくださったのに・・・・    

  


人参ジュース

2011-03-31 | 日々の業

去年の春頃から 人参ジュースを作って飲み始めていたが、後始末が大変で又また止めてしまった。

ところが癌になってから娘がいろいろ調べ、免疫力をつけるのには人参ジュースがよいということを再確認し、上のようなジューサーをネットで買って持ってきてくれた。

このジューサーは今までのものよりはるかに音も静かで、やさしく絞るので栄養分が壊れないとか。

そこで退院してからは毎朝人参2本とりんご半分のジュースを作って飲んでいる。でも、免疫力を高めるにはもっと飲まねばならないらしいが、朝から2杯のジュースはちょっと・・・

上の娘と私は甘いねえといって飲んでいるが他の子ども達は全く飲もうとしない。


馬酔木・とさみずき他の花たち

2011-03-29 | 写真

知人から頂いた彼岸桜を外と中の玄関に分けて飾っていましたら、中の桜が咲き始めました。

さざんかの花ももう終わりですが、今年はいつもより沢山咲きました。

アセビがいつの間にか咲いていました。

沈丁花の花ももう終わりですが、ひと時、雀のかくれ場にもなっていたようです。いっぱい咲いてくれてありがとう。

トサミズキも今年はよく咲きました。

庭の片隅で水仙もいい香りを放っていました。

 


年をとるという事は・・

2011-03-28 | 日々の業

入院していた約1ケ月の間に知人が二人骨折で入院されていたことが、お互いに退院してからわかり、電話で驚くやら、励ましあうやらということがありました。

「退院しても2ケ月近くは用心してくださいよ。畳のへりでつまづいたりしますから」とお医者さんに言われていたが、本当に足や手の筋力はぐんと落ちているのがわかる。

骨粗鬆症の予備軍でもある私は毎日 リハビリをかねて軽い手足の運動をしてはいるが、今の状況で知人のようにつまづいて膝のお皿を骨折とか、右腕を骨折したらそれこそ大変なことになるだろう。

カルシュウムもビタミンDも摂ってと思ったりはするが、今は病気の回復を一番に考えてーと思っている。

本当に年をとるということはこうしてじわじわといろんなところが傷んでくるのですね。   

でも身体の老化は仕方がないとして心の老化だけはくいとめたいものですね・・・


ガラスの地球を救え

2011-03-26 | 生き方を学ぶ

平成元年に亡くなった手塚治虫さんの「ガラスの地球を救え」という本を見つけて読んだ。

本の中で、もう20年以上、前のことなのだが未来予測をされている。。日本は老人大国になり、認知症の人が多くなり介護ロボットが活躍するかもしれないとか。政治の核は西独のボンのように地方の静かな小都市へ移転せざるを得なくなるだろう。日本全土の50%の緑は失われるかもしれない。従来の家庭というもののイメージがかなり変わってくるかもしれない等など。

東京ーロンドン、東京ーニューヨークが一日で往復できるような成層圏旅客機が実現し、次いで宇宙への進出と話は広がり本の最後で面白い未来予測(独断と偏見と述べておられる)が書かれている。

宇宙で生れた子どもが地球という天体を外から眺めたとき、暗黒の宇宙にぽっかり浮かぶ青く、輝く地球を見て、このガラスのように壊れやすく、美しい地球を爆弾の火や砂漠化で進む荒廃から何としても救わねばならないと思うだろう。

その為には宇宙ステーションや月面で生まれ育った子どもたちに期待していると述べ、

「彼らは生まれながらに、宇宙での人間の小ささ、力を合わせていかねば生きられないこと、そして人間がいちばん偉いのではないこと、眼下の地球に生きる動物も植物も人間も、みんな同じように生をまっとうし、子孫を生み続けていく生命体であるということをよく知っているから、地上の人々に警告を発するであろう」。と言い、その時こそやっと人類は宇宙からの眼差しを持った宇宙人になれるのかもしれないと言っています

このような見方でこの国、そして地球を見ていくことが今、本当に大切なことなのではないかと感じた。

がんばれ日本・がんばれ地球 あたらしい眼差しで、みなで力ひとつに、この日本、地球を救おう!!

 


親不知の歯

2011-03-25 | 日々の業

疲れがたまるといつも右の奥に突き出た親不知の歯がはれてうずく。3日前くらいから夜になると痛くなり、辛抱できずに歯医者さんに行ってきた。

「虫歯ですね」といわれ、以前からも何回も抜きましょうかといわれていたが、今回は手術の後だと告げると、主治医に聞いてからでないと抜くことも出来ないからといって、虫歯の部分を掃除して食べかすが入らないようにと仮に埋めてもらった。

40年ほど前に左の親不知は抜いたが、その時は熱がでて一晩苦しんだ記憶があり、抜くのはごめんだと今日まで辛抱してきたのだが、何かあるたびに痛くなるので、さて今度はどうしょうかと悩む。

何をしても被災された人たちのことが頭の中をよぎる。きっと虫歯で困っている人もいらっしゃるだろうなあ・・・。

体の方は随分と楽になってきて、昼間は殆ど起きて休み休みながら何かしている。食欲も少しずつ出てきているがお腹いっぱいに食べないように気をつけている。昨日はドライブに30分ほど連れてもらったがやはり、帰ってから横になってしばらく休んだ。


ツイッターで被災地の様子

2011-03-25 | 世の中のこと

ツイッターでフォローしている方で先の京都知事選に出られた医師の門 祐輔さん。被災地に支援に入っておられて、逐一、様子をツイッターで知らせてくださっています。テレビでは又、知らされてない細かい状況がわかります。

現地で民医連の方たちと懸命に被災者の方々を支援しておられることに敬意をもって読ませていただいています。

足浴や爪切り、シャンプー、体操が喜ばれ、「髭剃りしましょうか?」の声に思わず笑顔が見られたとも。又、避難所のトイレ掃除までされてとても喜ばれていられるということでした。

他にもユニセフが動画で被災された子どもさんにぬいぐるみを配っておられる様子などもありました。  


彼岸さくら

2011-03-22 | 写真

知人が自宅の彼岸桜の蕾が膨らみもうすぐ咲くだろうといって大きな枝ごと持ってきてくださった。

ピンク色の蕾が早く咲いてくれるのが待ち遠しい。この桜が咲く頃には少しは皆で笑える日が来ることを祈って・・・


壁紙でチャリティー支援

2011-03-20 | 世の中のこと

ここ数日は新聞を読んでは涙、テレビを見ては涙 涙で阪神大震災の時もそうだったけれど、辛くてどうしょうもなく前の時のように欝になってはいけないと好きな韓ドラをみて気晴らししました。ご近所の方も電話で同じようなことをおっしゃっていました。

福島の原発の近くに住んでおられる方たちが他の都市に集団避難されたとか。きっと住み慣れた土地を離れるのはどんなにか辛かったことでしょうけれど、仕方のない決断だったのだと思います。

壁紙で震災に寄付をというeoからのメールで、登録IDとかパスワードがわからなくて捜し出すのに時間がかかるし「メールアドレスが違います」のメッセージが何回もでてもうやめようかと思ったくらいでしたがやっと完了。

デスクトップに貼り付けできました。青空を飛ぶヘリコプター?がハートマークの白い雲を描いて飛んでいます。

被災者の皆さん 皆で応援していますよー。生きる希望をもってみんなで乗り越えていこう!と呼びかけているようです。

     


体力回復へ一歩一歩

2011-03-16 | 日々の業

今日で大腸がん手術2回目を受けてから1ケ月、退院してから2週間になる。退院したての頃は食事も食パン4分の一弱、人参ジュース一杯で苦しくなっていたし、お粥もほんの少ししか食べられずにいた。ここ1週間前くらいから少しずつ食べる量も増えて、お茶碗7分目と副食もだいぶ食べられるようになり、昼間横になる時間も少なくなってきた。

しかし、体力は平常時の三分の一くらいに落ちているなあと感じる。何か用事をするとすぐに息があがり、二階まで上って降りてくるとはハアーハアー。文字を書くのにも力が入らずいつものように書けないことに驚いた。

じっとしていては腸の運動にならないし、腸閉塞を起こすらしいということで狭い部屋をぐるぐる歩いたり手や足の運動をしている。両手を上げ下げするのにも力がいってしんどく感じられた。ワアーこれはえらい体力の落ち込みやわーとびっくり。話をするのだってここ数日前からだいぶ楽になってきたくらいだし・・・。

まだ身体のあちこちは痛む時があるし、やっぱり3ケ月くらいはかかりそう・・・。

昨日はお見舞いのメールや電話が何本もあったり、姿がしばらく見えないからとご近所の方が訪ねてくださったり、門扉に手紙と果物をかけておいてくださる方、遠くからお見舞いに来てくださったり、何回目かの見舞いに来てくださる方と結構、忙しい日となりましたが、沢山の励ましの言葉で元気を一杯もらいました。

被災された方々の事を思うと私の病気どころではありません。本当に心が潰れそうですが、皆で心を寄せ合い頑張っておられる姿をテレビでみて、どんなに辛くても希望を持って明日を信じて生き抜こうとされている姿に、少しほっとすると同時に私自身が勇気をもらえたような気がしました。   


東日本大震災

2011-03-13 | 世の中のこと

日本の国が大変な事になっています。東日本大震災での大津波の様子、そして原発燃料一部溶解とテレビも新聞も他の番組は一切中断して報道されています。

テレビに映し出されるが状況を見て、多くの人達が予想さえしなかった死の恐怖におののき、家族との分かれにどんなにか辛く悲しい思いをされているだろうか。そしてこう考えている私自身も癌の手術を他人事としてみていたことへの後悔の念は、今回のこの地震が決して他人事ではないのだと言うことを強く感じさせた。

そして私に今出来ることは・・・。毎日の祈りと寄付だけなのだろうか。

とにかく姉が住む神奈川に電話、メールをしたが届かない。どうか何事もありませんようにと祈っていたらやっとメールで返事がきた。家は電燈が揺れたくらいだったが会社はパソコンやコップが落ちたとか。

横浜に移転した障害者のKさんの住むグループホームに電話したら電話口にでたKさんは阪神大震災のときを思い出してとても怖かったといっておられたが無事だった。

もう1人千葉県に住む友人宅にはいまだに電話が込み合ってつながらない。どうか無事で過されていますように。


久し振りのお風呂

2011-03-10 | 日々の業

昨日久し振りにお風呂に入った。手術してから23日目。退院してからはシャワーや腰湯(上半身は着衣)を何回かしたが湯船につかるのは本当に久し振り。ちょっと不安だったので病院に聞くと退院した時点で入ってもよかったということだった。主治医の先生も電話口に出てくださり、その後の状態など親切に聞いてくださった。

身体もまだ不安定なのでゆっくりつかりたかったが少し温まったところででた。お腹の傷を孫がおそるおそる見にきた。あーあー綺麗な白いぼよんぼよんのお腹に無残にもゲジゲジのはったような傷跡・・・・・。ガーゼ交換の時そういえば1人の看護師さんが「綺麗な白いお腹やねー」と言って慰めてくださったっけ。

入院中はベッドに寝たまま頭も洗ってくださったのには驚いた。足も勿論寝たままで温かいお湯で洗ってくださり、少し歩けたり座れるようになるとこまめに足や頭も洗ってくださった。本当に看護婦さんには感謝で一杯の気持ちだ。

お風呂からあがって傷を見るとおへその際の傷がまだ少し乾いていない様子。心配なので消毒薬を塗っておく。

 


大腸がん手術

2011-03-08 | 日々の業

1ヶ月家をあけている間に梅の花が咲き、水仙も咲き出し、沈丁花もと花たちが春を告げていてくれた。  

病院の部屋の前に掲げられた自分の名前をみてなんだか不思議な気分になった。これまでは他の人の名前を探して何回も病院を訪れたが・・・。自分がこの病室の主になるとは予想だにしなかった。いつかは老いて病になるということを自分の身におくことが頭の中ではわかっていても実感とならなかったのだろう。

手術の時は麻酔がかかり何にも判らないが、その後の苦しさはやはり実際に体験したものにしか分からないかもしれない。いや私が特別なのか、個人差はあるだろうが。

両手は血圧計、心電図、両足は血栓を防ぐ為の空気を送り、鼻、口には管とマスクがかかり、背中にも痛み止め麻酔の硬膜外の管、尿管、点滴の管、心電図の線などなどすごい数の管につながれていた。喉が異常に渇き、痰が5分おき位にでてくる。これとの闘いでもうすっかりまいってしまった。娘がずっとつきっきりで痰の始末や水を含ませて出さしてくれたりしたのが唯一の救いだった。

もうれつに襲ってくる不安を「治る、治る」と言い聞かせつつある時は念仏をあるときは感謝の言葉に置き換え何度となく祈った。

父や母、義父、そして義姉たちも同じようにこんなしんどい目を乗り越えたのだろうかと思うと、何としても耐えねばと思った。

 

 


自力無効 ありがとう!

2011-03-06 | 生き方を学ぶ

1ケ月のお休みになった。2月4日に腸のファイバー検査を受け、1泊の入院予定が1ケ月になろうとは!その間いろいろ感じたことをぼちぼち書いていくことにします。

唯、自力が全て無効だということと、やっぱり沢山の人たちに支えられ、生かされていると言うことがはじめて実感として自分にかえってきたことが今回の大きな贈り物だったように思います。皆さんありがとう、ありがとうと何度も心の中でつぶやきつつ過した日々でした。

3月3日にやっと我が家に帰ってきた。退院後も病院で過しているようにゆっくりと静養しなければダメ、落ちた体力を回復するには日数がかかりそう。「畳のへりでつまずくこともあるから2ケ月近くは用心して」と言われた。

さて私の腸にはポリープが5個とあと検査機器が透らないほど詰まりかけていて癌だと言われ。即刻入院となった。腸の中も検査の為綺麗になっている間に手術しなければと言うことで10日の手術に決まり、4日から点滴のみの入院生活になっってしまった。

退院して今日で4日目。食欲も殆どなく、おかゆ、人参ジュースなどやわらかいものを三度食べているが、元気はもうひとつ・・・・。でも一日一日と痛みもましになってきている。

20日あまり口から固形物を入れてなかったのだから胃もそう簡単には動いてくれないのだろうし、手術の時触ったりされているだろうからかもしれない。