大腸癌の手術をしてから今日で約4ケ月半、胃の方は1ケ月が過ぎた。体力はまだまだだけれど、元気に過ごせているし、お腹がよく空く。調子に乗ってつい食べ過ぎると少し痛くなり、横になって休む。
体重は6㎏減ってスマートになった。。今まで太りすぎていたからそれくらいが丁度いいと娘たちに言われる。
暑くなってきたので皆が体大丈夫か?と声をかけてくださる。有難いことだといつも思う。
手術以降 野菜中心の食事で、魚、豆腐そして時々鶏肉のささみを食べているが、このような食生活に慣れてきたのか、肉類も以前のように食べたいとは思わなくなった。
手術前までは若いときのように肉類もそんなに食べなくなってきていたが、それでも時々、「あー肉食べたいなあ すき焼きにしようか? 肉じゃが?」と思い作っていた。
肉を食べると幸福感が味わえるという記事を新聞で読んだことがあるが、肉類に含まれる何とか?という物質がそういう気持ちにさせてくれるらしい。確かに私も上等のお肉をご馳走になった時、本当に「あ~シアワセ!!」と思ったことがある。
もう30年以上前に職場の皆で旅行に行った帰りに「和田金」という有名なお店ですき焼きを食べたが、そのときのお肉の味は未だに忘れられないものになっている。子供たちも連れての旅だったが娘たちも「あれはおいしかったなあ!口の中でとろり~と溶ける感じのお肉やったなあ・・」と今だに語り草になっている。
「和田金」は志賀直哉の小説にも出てくるということを後になって知ったが、三重県松阪市に明治初期の創業で和田金牧場をもつ老舗の店ということで、今から思えばよくそんなお店に行けたなあと思う。