忘れ人の独り言

明治生まれの両親がさりげなく生きていた姿が今,私に語りかけてくる。

「原発ゼロ」プログラムの本を読んで

2013-05-26 | 世の中のこと

「原発ゼロ」プログラムという本をやっと半分ほど読み終えた。専門的で難しい部分があって、大事なことが書かれているなと思いつつ後回しになってしまっていた。

原発を止めても、現存する使用済み燃料や、高レベル放射性廃棄物をどうするかという問題が、われわれの上に重くのしかかっている。」と書かれ使用済み燃料がもう満杯状態であることや最終処分場の問題点などが詳しく述べられていた。

このことと関連して後片付けの問題は原子力関連の技術がこれからまだまだ必要なのに原子力への批判が原子力技術敵視のような傾向になることに危惧をもたれている。

「再生可能エネルギーについても日本の買取制では買い取るよう義務づけはしているものの優先接続の義務がないため送電線の容量の限界などを理由に風力発電からの給電を後回しにして不利な接続条件を付けて、風力発電の接続を制約する事態が続いている。」ことなどが書かれていた。

後ろの部分で筆者は「日本の原発問題の背後にあるアメリカの対日エネルギー戦略や日本の政財界のあり方に国民がしっかりと目を向け、脱原発の市民運動を「国策」転換を求める国民運動のレベルまで高めない限り、福島の経験を活かしきれないのではないかと」と述べている。

最後に原発は停止しても直ぐに安全になるわけではなく放射性物質の崩壊熱で核燃料が損傷する恐れがあるため冷却し続けるため、その維持管理に1日何千万円の費用がかかる。

「国民の意思で原発を停止するということは国家財政で安全管理を持続的に行うための巨額の財政支出に関する立法措置も必要だといい、私たちが「原発ゼロ」を望むならこれらの課題を担い切る覚悟と、必要な「モノ」「ヒト」「ワザ」「カネ」を確保する現実的な手立てを講じなければならない」と述べられていた。

唯、「原発なくそう!」という私たちの切実な想いの奥にはこんなにも考えていかなければならない問題があるということを知り、これからの運動のあり方を考えなければと改めて感じた・・・。

 

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「ザリガニとり」 まだ早かった・・・。

2013-05-24 | 日々の業

1週間ほど前に孫たちがザリガニをとりに行くと言うので久し振りについていった。

京都に住んでいた60年も前のことだが、確か広沢の池にザリガニを釣りに行ったことがあった。

スルメを糸の先につけて釣っていたと記憶している。西陣に住んでいたのだが、友達とどうしてあんな遠いところにいったのか覚えていない。誰か大人の人に連れて行ってもらったのだろう。

池の光景や道端の様子が目に浮かんでくる。

田植えも終わっている所もあり。これからの所もあった。

なかなか見つからない。「ちょっとまだ早いで!」と田植えに来ておられる方が言われた。

きれいな小川をずっと歩いて見て回ったけれど見つからなかった。

この川で義姉は10年ほど前 、タニシの煮汁が癌に良いと聞き、わざわざ京都から来て、癌になった友人の為に雨の中 裸足になりタニシを夢中で探しておられた。その姿が今また思い出された。

 

 

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公園でラジオ体操

2013-05-22 | 日々の業

団地の高齢化が進み、子供まつりで御神輿を出したりしたのはもう10年以上前のこととなった。

団地に住む人の数の半分以上が65歳以上。この傾向はどこへ行っても見られるものの自治会の運営もその他 諸々考える時がきている。私の住むここでも数年前から長年やっていた夏祭りも中止になった。

子供たちの文庫活動は続いているが子供の数は減り、いつの間にか子供の為のもちつきや焼き芋大会は大人の参加がぐっと増え、公園でする焼き芋の匂いにつられて高齢者が集まり、じゃがバターや手作りケーキ、ちょっとした汁物、コーヒーと公園は和やかな大人の憩いの場となってきている。

そこで 有志が体操を公園でしませんか~というビラを全戸に入れ呼びかけたら、なんと先日は30人近くが朝、集まってラジオ体操をした。

体育の先生をやっておられる方が前で部分部分の説明をして柔軟体操も入れラジオ体操第一をラジカセから流れる曲に合わせて掛け声もよろしく皆 元気よくやった。

「気持ちよかったわ~」「 こんなんやったらいいなあ・・・と思っていたよ~」という声も聞かれた。

私は?といえば 跳躍の時は膝が痛く跳べず、身体を回す時はふらつき・・・

でもお仲間がひとり?おられたのでちょっと気が楽に・・・・。

 

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「義姉をしのぶ会」

2013-05-20 | 生き方を学ぶ

敬愛してやまぬ義姉が亡くなってからの1年目にあたり「しのぶ会」が持たれた。

美しい庭園が見られる会場は彼女と共に活動してきた人たちでいっぱいになった。

各テーブルには好きだったひまわりの花が飾られ正面には大手術をして1年後合唱団からのハイキングに行った時の笑顔の彼女が大きく映し出され、横のスクリーンには夫々のグループで撮った写真が次々に映し出されていた。

各団体やグループの人たちが義姉との思い出やエピソードを語り、受付で渡された追悼歌集を見ながら生演奏に合わせて懐かしい歌の数々を歌った。

繊維問屋で働いた若いころ、うたごえ、平和運動、青年運動、組合運動、共産党の活動、業者運動、そして退職後は生活と健康を守る会、合唱団、うたう会と幅広く活動し、その中で出会った沢山の人たちの心に寄り添う姿勢は他の誰もが簡単に出来ることではない位一生懸命だった。

参加者の方から話される事からどれだけ彼女が皆から深く信頼され頼りにされていたかと言うことをあらためて知った。

多くの人たちに愛され慕われていた彼女はきっとこの世の中で利他行を積む菩薩だったのかも知れないと私は思った。

夫、子供、孫たち家族一同が最後に演奏された「涙そうそう」もとても心に残った。

 

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「壊れゆく日本という国」の記事を読んで

2013-05-15 | 世の中のこと

5月初めに新聞で読んだ記事が頭に残っている。

「壊れゆく日本という国」「企業利益は国の利益」国民に犠牲を迫る詭弁 政権与党が後押し

国民国家の末期を官僚もメディアもうれしげに見ている

神戸女学院大学名誉教授  内田 樹氏が政治を話そうという欄に寄稿されている。

表題だけ読んでもびっくりだが、本当にこの国はどうなっていくのだろうという気持ちをもっていたものとして充分考えさせられ合点がいった。

「国際競争力のあるグローバル企業は【日本経済の旗艦】である。だから1億心を合わせて企業活動を支援せねばならない。その為に国民は低賃金、サービス残業、消費税増税、TPP、原発再稼働を受け入れるべきだと反国民的な要求を国民にのませる。そのためにそうしなければ日本は勝てないのだと煽る。」と書かれ国民国家の解体を推し進めていく人達が国政の舵を取っていると。

最後に筆者は「この出来事は程度の差こそあれ同じ事が全世界で今起こりつつある。気の毒なのは日本人だけではない。そうきかされると少しは心が晴れるかも知れない。」と締めくくっている。

大きな視点を見失いその時々の事柄に右往左往し身体によくないと思いつつも怒りを感じて嘆いている自分がそこにいたがこの記事で半分ほど先が見えてきたように思えた。

さてこれから細い先をどう動きどう過ごそうか?

 

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お神輿と子どもと「さとり世代」

2013-05-07 | 世の中のこと

5日の日に大阪の友人を見舞っての帰り石山駅でバスを待っているとお祭りの神輿が掛け声も勇ましくやってきた。

子供たちが担いでいるのかなあと思ってみると大人が大勢担いでいる。

久しぶりにみる神輿で携帯のカメラで撮った。

「子供の日」 日本では6~7人に一人の子どもが貧困に直面し、2009年ユニセフの報告書で日本の子どもの貧困率は14.9%で先進国35ケ国のうち9番目に高いそうです。

いつの間に日本がこんな風になってしまったのか?それとも私がこれまで気付かなかっただけなのか・・・と考えてしまいます。

子供たちが明日を夢見ることが出来る世の中であってほしいけれど現実は厳しい。

又 「さとり世代」と若者を呼ぶということを最近知った。

車も持たない、ブランド品にも興味がなく、ネットで恋愛でいやになればサラット別れやすく、欲ななく高望みしない世代だそうだ。結果を悟り高望みしないということらしい。

何かしら私たちの若い時とは違う若者たちの感覚を 今、 新しい形として老人もみて行かなくてはならないのかもしれないなあとふと思った。

 

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庭の雑草たち

2013-05-04 | 日々の業

もう5月に入ったというのに朝は室温11℃~12℃の日もありストーブをつけている。

しかし庭の花々と共に雑草は勢いよく伸びてきた。

足や膝、腰がどうにも痛み、後が辛いので生協のたすけあいサポートにお願いして草取りに来てもらった。

来られた方曰く 「これは長いことしておられませんなあ・・・」

「1日はかかりますよ。草抜きは根っこから抜かないと又出てきますから」と言われたが料金の事もあり兎に角2時間でとお願いした。

しかし2時間では第1ラウンドという感じでですよと言われ2時間ずつ2日間来てもらうことになった。

お陰でとてもきれいになりすっきり! でも こんな風に人に頼まなければならないようになった今

いろいろ考える。年金生活ではこんな小さな庭でも維持が大変だ!どうしょう・・・

 

家の周りぐるりとしてもらい15袋の雑草の山 好きなタンポポも・・・・

 

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