忘れ人の独り言

明治生まれの両親がさりげなく生きていた姿が今,私に語りかけてくる。

嬉しい贈り物

2011-04-27 | 生き方を学ぶ

   先日 京都の友人から大きな荷物が届いた。中には1パックと大きなビンにいっぱいの手作りの甘酒と、海苔、マフラー、栄養になる飲料水、そして韓国ドラマ「トンイ」のDVD20巻。その他諸々 と手紙を添えて。

甘酒は彼女が手術をされたとき癌に麹がよいとのことで友人が毎日作って持ってきてくださったとのこと。それ以来作って飲んでおられるらしい。

甘酒は私も大好きで小さい頃から天神さんの日に(25日)は露店に並ぶお店でよく買ってもらって飲んでいたし、去年もスーパーで買って飲んだことがあるがこれはもう一つ味がほんまもんではなかってがっかりした。

友人の送ってくれた甘酒はぼってりとしているが味はあっさりとしていて幾らでも飲めそうだった。

又、韓国ドラマは私の好きなドラマでもうここ2日ほど前からはどっぷりはまってしまっている。

こんな風に知人からの贈り物が届くたびに嬉しくて、感謝のおもいでいっぱいになる。人が人を思いやって為す行為がこんなにも人を元気にしてくれるのだなあとつくづく感じた。

それにつけても自分はどれだけ人に対して思いやった行為をしてきただろうか?やはり自分のことが優先になってばかりしていなかったか? したとしてもそれは義務のような気持ちでやってこなかったか? 心底 相手のことを思いやってしただろうかなど等・・・と考えてしまった。

震災にあわれた方々にも沢山の人達の想いが届けられ、きっと勇気や元気が一緒に届けられたと思いたい。 

 

 

 


心ときめく日

2011-04-21 | 日々の業

昨日は術後の定期検査で病院に行って来た。待ち合いの前のテレビを何となく見ていたら、びっくり!  高校時代の片思いのMさんが年金のコメンテーターで出てこられたではないか。一瞬目を疑ったが間違いなく昔の面影はある。、年金の話の方はさっぱり耳に入らず、唯テレビに映し出されるMさんを見ていたが、去年ネットで検索して見つけ出して見た写真よりもやはりお年をめされていて、おじいさんになって・・・。時の流れを今更ながら感じてしまった。

50数年前のこと、童顔で浅黒 ボート部で頑張っておられたMさんは高校の1年で一緒だった。私はチビでめがねのどう見ても可愛いとは言えない女の子で、密かにあこがれていただけだけど仲良しのグループでみんな夫々の人のことを話したりするのが面白く楽しかったことを思い出す。

高校卒業後は夫々に別の道に進み、すっかり忘れていたけれど、昨年 友人からその人のことを聞き、ネットで調べたらちゃんと出てきた。東京の大学に進まれ、新聞社に入社されて、本も出されていたことが分かり、さっそく本までも購入してしまった。

知人に興奮してその話をしたら、「あなたの年になってもやはりそのように浮かれることがあるのですねえ」と冷やかしとも何ともいえない言葉をかけられてしまった。

おばあさんになってもそうやねえ  ときめくっていいことやねえ・・・生きてる。生きてて良かったと思えるのかもね。

ということで昨日は久し振りにとても心おどるラッキーな日となりました。   

相手のM教授は何にもお知りにならなくてもこんな気分になるなんて可愛いものですね。


原発がどんなものか知ってほしい

2011-04-19 | 世の中のこと

10年以上前に亡くなった平井憲夫さんの文章です。福島原発の事故も予測されていました。

私達はしっかりと知ることが本当に大切なのだと思いました。 詳細 全文は下記URLをクリックしてください。

                  http://www.iam-t.jp/HIRAI/

  原発がどんなものか知ってほしい

原発がどんなものか知ってほしい

平井憲夫

 私は原発反対運動家ではありません。二○年間、原子力発電所の現場で働いていた者です。原発については賛成だとか、危険だとか、安全だとかいろんな論争がありますが、私は「原発とはこういうものですよ」と、ほとんどの人が知らない原発の中のお話をします。そして、最後まで読んでいただくと、原発がみなさんが思っていらっしゃるようなものではなく、毎日、被曝者を生み、大変な差別をつくっているものでもあることがよく分かると思います。


  1. 私は原発反対運動家ではありません
  2. 「安全」は机上の話
  3. 素人が造る原発
  4. 名ばかりの検査・検査官
  5. いいかげんな原発の耐震設計
  6. 定期点検工事も素人が
  7. 放射能垂れ流しの海
  8. 内部被爆が一番怖い
  9. 普通の職場環境とは全く違う
  10. 「絶対安全」だと5時間の洗脳教育
  11. だれが助けるのか
  12. びっくりした美浜原発細管破断事故!
  13. もんじゅの大事故
  14. 日本のプルトニウムがフランスの核兵器に?
  15. 日本には途中でやめる勇気がない
  16. 廃炉も解体も出来ない原発
  17. 「閉鎖」して、監視・管理
  18. どうしようもない放射性廃棄物
  19. 住民の被曝と恐ろしい差別
  20. 私、子供生んでも大丈夫ですか。たとえ電気がなくなってもいいから、私は原発はいやだ。
  21. 原発がある限り、安心できない

筆者「平井憲夫さん」について:

1997年1月逝去。
1級プラント配管技能士、原発事故調査国民会議顧問、原発被曝労働者救済センター代表、北陸電力能登(現・志賀)原発差し止め裁判原告特別補佐人、東北電力女川原発差し止め裁判原告特別補佐人、福島第2原発3号機運転差し止め訴訟原告証人。
「原発被曝労働者救済センター」は後継者がなく、閉鎖されました。

e-kochi

原子力発電がなくても暮らせる社会をつくる国民会議
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普通の暮らし

2011-04-18 | 生き方を学ぶ

 

毎日が普通に過ぎていくことがこんなに有難いことだと感じたのは手術を2回も経験し、もうこれで死んでしまうのかなと不安に襲われた事からもあるが、今度の大震災で被災された方々のことを思う時、日常のありふれたことがどんなに大切だったかがわかる。

最近になってやっと横向きに寝られるようになったことが嬉しい。これまでは手術時に入れたお腹の横のドレーン(右に3本、左に2本)が横腹を圧迫して「横になって体位を替えなだめよ 床ずれができるから」と看護師さんに言われても痛みが走り少しも横向きになれなかった。

以前交通事故にあい、胸を強打した時も同じように横向きになるのに自分の顔を手でささえて横を向いたことがあったが、このときも本当に苦労した。洗顔やシャンプーで前かがみになることも、笑うことも、荷物を持つことも全てが痛みの元となって現れ、こんなことでこんな部分の筋肉を使っていたのかと改めて驚いたものだった。

家の中の洗濯、炊事、掃除、諸々の用事のすべてを普通に出来ることが、(今は休み休みだが)退院してから本当に有難いことだと感じている。

被災地の方々にも一日も早く普通の暮らしに戻れるようにという願いも、何とはなしに遠くにいきそうで・・・。

それでも 未来ある子供たちの笑顔に励まされつつ生きていく望みをもって進んで欲しいと祈るばかりの毎日です。

             

 


家族の絆

2011-04-13 | 生き方を学ぶ

山田洋次監督の推薦する「家族」を主題とする名作映画50選がテレビで放映され始めた。戦前から戦後そして現在までの家族の移り変わりを描いた作品の紹介が順次されていく。

冒頭で監督は今,家族の絆が失われて無縁社会などと言われる時代になって来ているようだが、このことはある意味で日本の文化の消失にもなるのではないかと危惧されている。

映画を通して家族のあり方をもう一度考え、日本人そして日本をみつめなおす事ができればと述べられている。

3日ほど前から放映された「トウキョウソナタ」「鉄道員」を観た。「トウキョウソナタ」はリストラされた父親とその家族がそれぞれにもつ隠し事をとおして家族がどこに向っていくのかという内容。「鉄道員」は高倉 健主演の作品で仕事一筋に生きて家族に負い目のようなものを持ちつつ生きる姿だが、これから放映される沢山の作品が楽しみだ。

震災で家族を亡くされた多くの方たちはこのようなテレビをみる心の余裕もないだろうなあと思いつつ、家族の絆が突然に断ち切られた悲しみは言葉では語ることも不可能だろう。家族の絆は無くされても、人と人の絆を信じてしっかりと生きていかれることを祈るばかりです。

 

 


父のパジャマ

2011-04-10 | 昔語り

2月初めに入院して約1ケ月近く点滴ばかりの日々を過し、後半はおかゆと細かく刻んだおかずが出たものの殆ど食べられなかった。昨日体重を測ったら5キロ近く減っていた。これ位が身長との割合では丁度いいところだ。

但し体力が付いていればだが。家の近くを一回りするともう息切れがしたりして足は随分やせている。

20年近く前に胃癌の手術を受けた父がどんどん痩せて、パジャマを買いにデパートへ行きSサイズを買った時、恰幅の良かった父がこんなサイズを着るようになったのかと思うと何とも切ない気持ちになったことがある。

そのパジャマは高く出して買っただけあって生地もしっかりしていたので、父が亡くなった後も、私にピッタリだったこともあり、男物にもかかわらず私が長い間着用していた。 


南郷の桜

2011-04-08 | 写真

南郷の千丈川の傍の桜が綺麗に咲いていた。ここは夏は蛍が飛びかうそうです。

柳の葉も芽吹き萌黄色になって桜のピンクとかさなり合ってコントラストが何とも美しかった。

太いケーブル線がちょっと・・・ 


金スマ尾木直樹の特別授業

2011-04-03 | 生き方を学ぶ

胃の方はどうしょうなどと言っていられる場合じゃないですね。知り合いの人からも「震災にあわれ亡くなられた大勢の方たちのことを考えたら生きていることの不思議さ、有難さを思わなくては」と言われはっと気づかされました。メールで姉もそういってきてくれたのに、その時は自分の病の不安ばかりで・・・。

有難いとは「あること(存在)が難しい」という意味だとずっと以前に教わったことがありました。

尾木先生はテレビや新聞 雑誌などで有名な方で金スマに出られる事を知り録画しておいたのですが、「リアル金パチ先生」尾木ママの熱血教師時代のことが述べられたあと、尾木直樹さんが名古屋の女子中学校で「人間・生きる・命」ー つながるーと題して特別授業されている様子が放映された。

「今の子どもたちに伝えたい事」と言う内容で自分の体験を元に話され、今回の震災で亡くなった子供たちのことにも触れて、亡くなってしまった人たちとは住んでいる世界が違ってしまったけれど亡くなった子たちと命をつないで生きていってほしいと言われた。又、、物質的な豊かさも大事だけれど、心の豊かさが(誰かとつながっているという思いがあれば百万馬力)本当に大切なことだと話された。

後、被災地を訪ねられて学校の先生方が亡くなった子どもや、その保護者のケアーもしなければならないのに1日に人事移動が出され困っていることなどが映し出され,尾木先生も憤慨されていました。

なかなか見ごたえのある番組で、私も途中何度かウルウルきて考えさせられました。

娘の知人が阪神大震災の時友人を亡くされ、今回の震災にボランティアとして行かれたそうです。

ブログにその時の様子を載せておられるので是非お読みください。

 http://blog.goo.ne.jp/saigai100