3人の知人が夫々に貸してくれたり贈ってくれた本が机の上に積んである。
何と!偶然にも日本、中国、韓国のことが書かれた本。
日本の「20世紀の歩み」は自分がまだ生まれていない時代に起こった事件や記憶にある事件などが載っていてとても興味深く読んだ。
韓国の「空と風と星と詩」は8.15開放の6ヶ月前に福岡刑務所において「独立運動」の罪名で服役中に獄死した若き詩人、尹東柱の全詩集でまだ半分ほどが読めていない。
もう一つは「中国」のことが書かれている。日中友好協会の会員である知人は今、日本では嫌中の人たちが8割近くいる現状を嘆いて何とか本当の中国を知ってもらいたいと言っていた。
細かい字で書かれていてなかなか読み進めないが、天安門事件に遭遇した方の生の声が書かれていたり、現在の中国の様子などにはびっくりするような変化が書かれていて、日本に伝わってくる情報の危うさも感じた。
遠くは仏教の七高僧、曇鸞大師や道綽禅師・善導大師なども中国の方でこれまでも日本へ漢字やその他沢山の文化や技術が伝えられ深い交わりがあった。中国が嫌いという宣伝が煽られているような気がしてならない。
なんといっても14億人というすごい数の人口の中国にはいろいろな面で驚くことが多かった。
夫々の友人たちに感謝しつつ、片方の目が殆ど見えなくなりつあり、本を読むこともだんだん辛くなってきたこの頃だ。
しかし、本の中から得たものは何らかの形で役に立っているのだろうと思う。読んだことやその内容も忘れていくかもしれないが・・・。