亡夫の50回忌法要の翌日 従弟の告別式に参列した。コロナ禍もあり参列者も殆ど身内だけで家族葬に近かった。
従弟は倒れて入院し4年以上が経過していたが、その間意識は戻らないままであった。
告別式が済み火葬場で1時間ほど経ったあと、運ばれてきた従弟はもう現世の姿ではない。
従弟の娘や孫はびっくりした様子で葬儀社の方の説明を聞き、納骨のための骨上げをした。
私は最後の方で説明される前に従弟の喉仏を見て驚いた。これまでこの様にきれいな喉仏を見たことがなかった。
ちゃんと目も口もはっきりわかり座って手を組んでおられる姿は本当に美しく仏様の姿そのものだった。
従弟は仏さんにならせてもらったんやなぁ・・・と心の中で思い、手を合わせた。
小さかった頃は京都の私の家に来た時、縁の下に転がったボールをさっと潜って取ってきてくれたことや、大人になってからは「木の芽和えつくってくれへんか?」と電話してきたり、父親との葛藤を話たりしてきた事などを思い出していた。
(今回ネットで喉仏とはと調べてみると「軸椎」のことを言うと知った。
脊椎骨(背骨)の上から2番目の骨で正式名称は「軸椎」と言って頭の下のところにあり、喉仏の場所にはないのです。一般的に言われている喉仏は「甲状軟骨」という軟骨で、軟骨は火葬によって消えてなくなってしまいます。) 、女性にも存在するそうで 形が座禅を組んでいる仏様に似ていることから喉仏と呼ばれ、とても大切に扱われているということです。軸椎にはさまざまな言い伝えがあり、火葬で綺麗に残れば“生前の行いが良かった”とされています。と書かれていた。)