忘れ人の独り言

明治生まれの両親がさりげなく生きていた姿が今,私に語りかけてくる。

「大往生したけりゃ医療にかかわるな」の本から

2022-07-26 | 日々の業

 「大往生したけりゃ医療にかかわるな」の本から

2012-06-09 

10年前に別のブログで書いていたものだが削除してしまったのでブログとして残っていない。ワードに残していたのを再度読み直し転載した。読み直してみると大切なことを忘れていたなぁと思った。未だ老いや病にとらわれ、健康に振り回されている自分がいる。)

知人に「大往生しやけりゃ医療とかかわるな」自然死のすすめという本を借りた。

2ケ月程前だったろうかテレビで入棺体験をしている人達が映し出されていたが、この本を読んでアツこの方たちだったのかと思った。

面白くてすぐに読め、なかなか考えさせられた。死に方は生き方に繋がっているということを今更ながら感じた。

強化段ボールでできたお棺に入って「自分の死を考える」行動とする。人生観が変わり執着心が薄れ、物の整理が進むと書いてある。そして自分が生きてきた道が肯定出来たら今後どう生きるかを考えてみるとある。

又 年寄りはどこか具合が悪いのが正常で「老い」に逆らわず寄り添ってこだわらず、「病」には連れ添ってとらわれず、「健康」に振り回されず「死」には抗わず。医療には限定利用を心がけることが大切という箇所が心に残った。

忘れないようにと子供たちにも読んでおいてもらいたいので早速アマゾンで注文した。

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読み違え・早とちりが多くなった

2022-07-17 | 日々の業

ポストを開けると一枚の紙きれが出てきた。

目に飛び込んできた文字を見てびっくりした。

私の名前が書いてある。いつも町内で回ってくる訃報のお知らせ。

(高齢者が多いこの団地先月も同じような様式の訃報のお知らせがポストに投函されていた)

えっ!私が!亡くなった!えらいこっちゃ

よくよく見るとお寺さんからのお知らせ文 お盆のお参りの日時を知らせたものだった~

あ~よっかった・・・・

早やとちりもいいところだ。

最近この様なことが度々ある。新聞の文字を読んでいて自分流に読み間違うことが多い。

そんなに急いで読まなくてもいいのにねぇ。

そういえばシニア川柳の本にも出ていたなぁ・・・

「マイナンバー ナンマイダーと聞き違え」これは聞き違えだけれど私だったら読み違えるところ。

 

 

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「生きるってしんどいわ~」と電話口で・・・

2022-07-12 | 日々の業

蒸し暑い日が続き、体はだるくしんどいので日中は横になることにしている。クーラーは1時間もつけると体の芯まで冷えてくるので扇風機を回す。

横になっていると電話がかかってくることもよくある。今年99歳のNさんからだ。

昨年、長年住み慣れたこの地を離れ生まれ故郷に住むことになったNさんは現在99歳。息子さん夫婦と暮らし、地域のデーサービスに行き、そこでも人気者のようだ。

Nさんとは何回も旅行に行ったり、私が車を運転していた頃は整骨院や買い物によく一緒に行った。電話では其の頃のことをよく話される。99歳と言っても誰もが信じられないくらい声も若々しいが、いつも言われることは「生きるってしんどいわ~」

でも大概の人は其の言葉の後に「早くお迎えが来て欲しい・・・」などと言われることが多いが決してそのような言葉を発っせられない。

「そうやね・・・ほんまに生きるってしんどいね!私もしんどいですよ」と言うと「何言ってはるの、あなたは私の娘みたいな年齢やないですか!」

「いえいえ、年に関係ないです。私ももう80歳近いですから・・・Nさんは長寿遺伝子を持っておられるのやと思いますよ。だからそんなにお元気でしっかり歩いたり、食べたり、おしゃれしたり出来はるにゃと思います。100歳まであと少し頑張ってくださいね」と話す。

生きることは、しんどいと言いつつやはり生きようという気合のようなものがなくては生きられない。Nさんにはそのような気合を感じた。

そして電話の終わりには「長いこと話を聞いてくれてありがとう」と言われる。

 

 

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