強い相手に勝つには、戦って勝った経験がものをいいます。
肝心のところで勝てないチームは、勝った経験より残念な経験のほうが勝っているからでしょう。
チームプレイで、一人ひとり、自分の競技ぶりを見せたがる意識が勝ちすぎれば、勝ちへの働きを見せずに終わる結果を招くのではないでしょうか。
勝つ、見てくれている、この順序が逆に、見てろよを先に意識すると、勝つことが逃げていくのかもしれません。
ボールの軌跡は選手が描くもの、見せたいようにうまく描けないのは監督のせい、チームメイトのせいと思ったときが、勝ちの神の引き揚げどきになるのでしょう。