抑えきれなくなった狂気は、自分ではどうにもなりません。
シュッとひと吹きで正気に戻るスプレーを用意しておきましょう。
ライブハウスには持ち込み禁止がよさそうです。
あそこで熱気を拡散してしまったのでは、さっぱり盛り上がりませんから。
抑えきれなくなった狂気は、自分ではどうにもなりません。
シュッとひと吹きで正気に戻るスプレーを用意しておきましょう。
ライブハウスには持ち込み禁止がよさそうです。
あそこで熱気を拡散してしまったのでは、さっぱり盛り上がりませんから。
つかみどころのない民意と呼ばれるものごとの、真正か偽装か空洞かを見極める検定です。
尊重しなければならないこと、放置してよいこと、相手にしないほうがよいことが、検定印の有無によって区別できます。
検定の審判は、学閥、宗教、社是、党議などによって拘束されず、厳正に行われます。
その場次第のご都合民意は、お笑い番組以外に取り上げられることもなくなり、だんだん影が薄くなっていきます。
治水は、現代から未来にかけての防衛問題です。
命と生活の根拠に直接かかわることで、交通網のように我慢すればしのげる問題ではありません。
この検査システムは、随所に設けた個別の河川監視システムとはまったく違います。
全国の河川とその流域のデータが集積されています。
このシステムで決められた治水手当の方法や順番は、国土交通と防衛の力関係、管理部門の区分による河川等級、集票維持のための政治力や情緒では、変えられないようになっています。
体裁だけが整った報告や提言データは、一切入っていません。
作文作図、説明の巧拙や、声の大きさなどは、検査結果に反映されないようにできています。
科学的な根拠がない限り、新任大臣のひと声などでは、計画を変えることはできません。
予算編成前に再検査と修正が繰り返されるこの計画は、だれが見てもすぐにはっきりわかるよう公開されます。
ただし、計画を見て、ひと山当ててやろうというガメコンには、閲覧パスワードが与えられないような仕掛けになっています。
もちろん、そのからくりはわかりません。
近ごろむやみにやってくる竜巻の中でも、気の利いた竜神は、集中豪雨のとき、洪水の起きた場所を見つけ、水だけを吸い上げてくれます。
水以外のものは吸い上げても空のゴミになるだけなので、液体や細粒でなければだいじょうぶです。
間違って一度に撒き散らしてしまった雨水を、元に戻さなければ、地球表皮付近の環境バランスが崩れますから、対価をよこせとは言いません。
もちろん感謝は必要ですが。
そこで仲介料をとってひと儲けしようという人間には、天罰が下ります。
そこでは、片づけることができない人、役に立たないものを集めることしかしない人、ゴミをペットと思っている人が集まって暮らします。
他人からは、その人たちは自分の生活に無関心の極限にいるように見えます。
自分の生活には無関心なようでも、この収導院に入ると、他人の生活には、無関心どころか、進んで世話を焼きたがるようになっていきます。
ゴミ収導院は、部屋も建物もツイン構造になっています。
自分の部屋を片付けられない人は、シェアハウスなら隣の部屋を、独り住まいなら隣の家を、気のすむまで片付けます。
片付けられないものは、どんどん捨てられます。
自分のものではないので、どんなものにも未練はありません。
捨てられるのを待ち構えていて、また拾う人もいます。
拾ったり捨てたり、非生産的なその行動は、果てしなく続きます。
それが生活なので、ゴミ収導院の領域外に迷惑はかかりません。
非生産的であることは、スポーツと大して変わりはありません。
生産性への寄与が、プラスマイナス合計すればゼロに近い観客がいるかいないかの違いだけと見立てられています。
キンでなくてもよいと思う人が建てる、つつましさの象徴のようなものです。
銀の塔、どんな形の塔になるのかと思ったら、その名がついていたのは、建てる塔ではなくシチュー屋さんでした。
それ相当の、しっかりしたお値段のようです。
お値段といえば、景気昂揚を目指しているとき、総理大臣からの贈りものの値段を下げようという話があります。
百歳になると、銀杯が贈られるそうですが、数が増えて、銀ムクではおカネがかかり過ぎるので、メッキの安ものにすることになったと伝えられています。
黒くなって磨いているうちにメッキがはがれてしまうなら、いっそ木のほうがよさそうですが、それではかえって高くつくかもしれません。
しかし、スポーツ選手の年俸に比べたら、ちんまい話ではありませんか。
そんなの俺たちで、もって上げるよと言い出す大選手がいないものでしょうか。
ちょっと相談すれば、ひとりでなくてもよいのです。
体裁が整っていることを検定して、合格すればバッジを渡します。
検定種目は、たとえば体裁民主主義。
認定を受ければ、バッジ表示で、体裁をつくろうため何度も何度も繰り返す、集団の醜態をさらさなくてすみます。
バッチシです。
新しい国の誕生。
そこには厳しい入国審査があります。
真摯に働く意志が認められなければ、入れてもらえず、流浪の民を続けるしかありません。
歩き疲れた様子を見せても、与えられるものは、一宿一飯のみです。
温泉で、着ているものを脱ぐのがメンドクサいかたはこちらへどうぞ。
濡れても心配はいりません。
出てから扇風機の前にしばらく立っていれば、クリーニングから帰ってきたのと同じように、きれいになっています。
期限が過ぎると、色が変わるか、ダメ・マークが浮き上がるように出てくる非常食です。
表示が出てから放っておくと、キンコン-キンコンと音が出ます。
電池ですか、袋にソーラー電池がついています。
デザインや文章のパクリは、知恵の出し惜しみか、時間の使い惜しみか、そのどちらかがもとです。
コンテストにそれが出てくるのは、面の皮の厚さか、人倫感覚の麻痺か、そのどちらかがもとです。
デザインや文章の審査は、検査とは違います。
審査の前に、パクリであるかないかの検査がされていなければ、研ぎ澄まされた神経での審査などできません。
人間に完璧な検査を望むのは無理でしょう。
ウルトラ・スーパー・テクノロジーを駆使した検出器が必要です。
そこには、目に見えてはいけない構造のしっかりした棚があります。
相当重いものを、数多く載せても、びくともしません。
載せるのもは決まっています。
まず「自分のこと」それから「自分が属するグループのこと」それに「いま手をつけたくないだいじなこと」
お断り:これは、クラフト・エヴィング商会の商品応用です。
集団行動のとき、個人持ちのスマホは邪魔ものになりがちです。
休憩時間に、一斉にスマホを取り出して、ゲームの続きに没頭するのを見て、これでは亡国のスマホだと嘆いた人がいます。
ウォーキングも、スマホの画面だけを見つめながら、目的地に到達し、また同じように帰ってくるのでは、ベルトの上の足踏みと変わりません。
意識の集中をスマホからそらせるには、所定の区域内で、スマホにゲーム禁止電波が向けられるロック装置がいります。
言って聞かせたり、お願いしてみたりするのは、むだですから。
国会に国家機密情報を持ち込んで、それを論戦の道具に使う、おバカ議員がときどき現れます。
自粛とか自制とか、そんな言葉にはまったく無縁な、言いたいことだけ言えばよいという人たちには、条理は通じません。
議場入り口に、国家機密、外交機密情報を持ち込ませない検査ゲートがほしいものです。