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雲煙は、已むを得ざるに集まる。
風雨は、已むを得ざるに洩る。
雷霆は、已むを得ざるに震う。
これ、もって至誠の作用を観るべし。 ー佐藤一斎
山鹿素行は云った。
「已むを得ざるに出づる、これ、至誠なり。」
已むに已まれずして、相手のためを思うとき、それは無我となり、至誠であり至情となる。
相手のためを思いながら、同時に我がためを思うなどということは、至誠・至情はもちろん相手のためを思ってということには到底ならない。
已むを已まれず、そんな折にはこの心持を厳に己に確かめたいものだと思う。
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