峠は越えた者から見れば 超えてくるものの気持ちが判る。
ただし。同じ道を通るのであれば。同じ峠を越そうとするものであれば。に限られる。
幕末。坂本の竜馬さんも この峠を越えたはずだ。
振り返らば。土佐の山々。
親類縁者に決別し 男子一生の本懐を遂げんとす。の心持であったか。
脱藩は死罪に値する。死をも恐れぬ セルフレボルーション。
維新の道すがらには この革命の志士を援助する数々の人物も登場する。
超えた者達だけにわかるであろう。超える事の意味。
険しい四国の山々。連山を越えて開けたは日本の未来であったのか?
人は豆粒のようにしか見えない。
ただ。その豆粒が社会に及ぼす影響も計り知れない。
問題はその豆粒が何を超えようとしているのかなのだろうなぁ。
維新峠。
切り取り御免。の戦国の世。
己の才覚と知謀と運を頼りに時代を切り開いた武将達。
奇麗事ではない。世迷言は通用せず。
運命を呪わず。一身に人生を賭する。
・・・・。
というようなものだったのだろうか?
武者震い。とは全身が打ち震えるような物事。
何事にも竹を割ったような決断を強いられたに違いない。
遺伝子のどこかに。記憶のどこかに。今の我々にも残っているに違いない。
出でよ。我勇者の遺伝子。
人間賛歌。
そろそろ雰囲気的には秋だ。
収穫の秋。ハーヴェストなのであります。
黄金色の稲穂が実を結びつつあるのであります。
稲穂に負けてはならないのだ。
自然を見てわが身わが胸のうちに問うのであります。
栄養が凝縮するとかくも新たに身を結ぶものかと。
日々是好日。
セ。シ。ボン。
ラララ。ラララ。
ルルルル。ルル。
甘い口付け。
セ・シ・ボン。
終わりじゃない。
思いは。セ・シ・ボン!
そのゆらぎ。
そのざわめき。
そのカオス。
まばたき一つの舞台装置。
グラスに氷が踊る音。
むせぶは涙か鼻水か。
セ・シ・ボン。
にぎにぎ。はぐはぐ。こもこも。うきうき。
歌うは。セ・シ・ボン。
セー・シー・ボーン!
ボボーボン・ボン。
なにはなくとも。
人間賛歌。
人。薫る。
憧れの人がいる。
尊敬する人がいる。
嬉しくなる人がいる。
勇気付けられる人がいる。
もりもり元気をくれる人がいる。
ユー・アー・マイ・サンシャイン。
人を好きになれる人は。人からも好きになられる人になる。
人は必ず。どこか薫る。
臭ってはいけない。薫るのだ。
人。薫る。
そこんところ。どうにかならないかい?
おにやんま。
そういわずに。なんとかできないものかい?
おにやんま。
かたいことをいわずにさ。こう。ちょっとだけでも・・。
おにやんま。
しおから やなぁ。
しおからちがう。おにやんま。
・・・・・。
ニッポンの蜻蛉界の頂点に君臨する。鬼蜻蛉。
妥協しない。屈しない。・・後姿もさぞかしのもの。
そ。もうひとつ。群れない。
害虫と呼ばれる虫を好んで食べます。
でてこい。人間界のおにやんま。
日々是好日。
さて。よいか。もんどういたすぞよ。
ほいきた。よござんす。
しからば。男と女とはなんぞや?
柿の種。
愛とは?
入道雲。
真実とは?
痛覚。
過去とは?
運古。
未来とは?
苗。
生きるとは?
パンツの紐。
では。死とはなんぞや?
ぜんまい。
嫌悪・苦悩とは?
砂埃。
快楽・希望とは?
すべりだい。
ならば。最後に問うが。
塩は甘いかしょっぱいか?
・・・む。むずかしい・・。
直指自心。見性成仏。
南無煩悩大菩薩。
お元気でしたか?
やってはりますなぁ。
機嫌よろしいでっか?
好きですなぁ。
おたくさんもですか?
あ。いや。おっとっと。と。
ま。ま。さ。さ。一杯。
キューぅっと。あけてくだされ。
なによりですなぁ。
あ。こりゃあ。こりゃあ。えらいすみません。
なになに。それでこそですなぁ。
はいはい。 これでこそですわ。
なにかと。ま。いろいろと。はい。おありでしょうが。
ま。ま。はい。そちらも 一杯。
しかし。うまいでんなぁ。
そりゃあ。もう。こんなに美味いものはありゃしません。
・・・・
たぶん。美味い酒を心置きなく呑むために。
生きていると言っても一向に差し支えないように思う。
甘味。滋味。
日々是好日。
どっちみち。人間なんていうものは。
座って半畳。寝ても一畳もあれば事足りるものであります。
この足さえあれば、時間が掛かろうが転ぼうが。目的地には着く。
この手さえあれば、必要なものを掴んで食べる事は出来る。
所詮。おっちんでしまえば。数百グラムの骨となる。
身も蓋も無いが骨がある。
同行二人。
わが身とわが精神の浮世旅。
以って。天機を楽しむべし。
南無煩悩大菩薩。