南無煩悩大菩薩

今日是好日也

六地蔵。

2007-07-31 | つれづれの風景。

六道の行く末を見守っている。

ピンクの腹巻かと思ったら、よだれかけだという。

見下ろすことのおおい小さき地蔵も見上げてみれば、青空を背景に頼りがいを感じさせる趣となる。

やぶ蚊に食われながら、蝉の鳴き声と照りつける太陽の下で、地蔵を見上げる。

そうだ。墓参りに行こう。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

お狐様。

2007-07-30 | つれづれの風景。

白光のもと、秘伝の巻物を咥えている。

険しい眼光が、その巻物の秘伝たる由縁を物語る。


四天王の一人、広目天の持つ巻物とは又別種の知恵が詰まっていそうだ。

現実的で細にいった商売の秘法だろうか。

私にもお稲荷さんの豊穣と生活安堵の儲けを分けていただけるだろうか。

秘伝を携えたお狐様は、やって来てくれるだろうか・・・。

・・・。

コーン!

・・・。

南無稲荷大明神。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

鶴丸。

2007-07-28 | つれづれの風景。

鶴が丸している。

マッチ箱のように小さいが、役に立つ僕の相棒。

爪楊枝と耳かきと煙草の火付け盗賊改め長谷川平蔵の役割。

リアクションに困ったら。

ちょっとまっち。

なのである。


鶴が丸というのよねぇ。鶴が。

寂しくは無いのである。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

Simple is Best.

2007-07-27 | つれづれの風景。

なんでもそうだろうが、つきつめていくと、単純なものだと理解できる。

それそのものが単純な場合もあれば、単純な構造に集約できる知恵とビジョンによって単純化される場合もあるようだ。

複雑で多様なものよりも単純で明快に単一化されたもののほうが、インパクトも強く、より饒舌に本質を語るように思われる。

しかし、ことはそう単純ではない。

ものごとをシンプル化するのは、非常に難しいのである。

であるからして、そこを狙うのであります。


ホールインワンが難しいのと同様だ。

単純に穴に一打で入れると勝つのに。少なくとも負けはしないのに。

私は所謂ゴルフ遊びをやったことがないから、そうのたまう。

穴狙いは、難しい。

知らないことをあれこれいうのはよそう。

しかし、単純にグリーンとレッドフラッグの対比は美しい。


シンプル イズ ベスト。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ラベンダー。

2007-07-26 | つれづれの風景。

青紫のラベンダー。

誰の持ち物だろう。

このラベンダー、ダレンダー?


カレンダー、は7月26日を指している。

夏だから、しょうがない。

蒸しかえる暑さに、涼しく揺れる。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

対立。

2007-07-25 | 有屋無屋の遍路。

司法・立法・行政、それぞれがそれぞれに独立した勤勉さを要するであろう。

勤勉さとは、そのフィロソフィに対してである。

勤勉さを発揮するのは、癒着の延長線上の自分勝手な未来にではあるまい。

何処を見つめるのか。何をよりどころとするのか。なにを成し遂げようと一身を賭すのか。

何故対立するのか。なぜ対立していなければいけないのか。

ルソーの昔より、我々はその答えを学び、探してきている。

その立場というもののフィロソフィに掛け違いがあれば、勤勉さは醜悪を産む可能性があることも歴史の教訓であろう。


政治・経済・文化、世界の情勢の刻々たる変化の中で、この国の未来に憂いを残さないように生きるとは、どのような勤勉さを要するのだろう。どのような対立が必要なのだろう。



わきまえもせず、このような思いが浮かぶツーショットである。

右下から左上を見据えている。この国の未来を見据え意を決しているようでもある。

しかし、同じポーズ・同じ視線・同じ方向というのも気にはなる。

願わくば。

右から左に「うけながす~」 ではあらんことを祈るのである。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

暑中見舞い。

2007-07-23 | なんとなく落書。

暑気払いの季節と相成っております。

寝冷え、食あたり、熱中の各症状、ウィルス媒介の疫病、天候の急変、はたまたつい乗りすぎての脱線してしまう事故など、いろいろと心も体も天も鍵や羽目をはずしやすい気候でございます。

諸兄諸姉の、すこやかなる日々を想い、暑中お見舞い申し上げます。


朱鐘馗は、昔から疫鬼除けとされております。

くわばらくわばら。
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

アイアム。

2007-07-20 | つれづれの風景。

影がうつらなかったらどないしょ。

鬱蒼たる森のわずかな隙間にねじ込まれた光が、水面に落ち込む。

しまかに覗く。心配しなくても影は落ちた。


ハレルヤ!

ハゲルヤ!


目の中をチカチカと光の粒が飛ぶ。

明滅。明暗。おまえは?


イエス。アイアム。
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

茶店。

2007-07-19 | つれづれの風景。

さてん。とは呼ばない。ちゃみせ。である。

おでんから、かきごおりまで。

四季が全部詰まった品揃えである。

息を抜くのか、息を継ぐのか、休むのか、寛ぐのか、ほっとするのか、腹ごしらえにいそしむのか。

通過者に任せるのである。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

雲天。

2007-07-18 | つれづれの風景。

層雲空高くかかり、中空の陽を柔らかくす。

雲天のまほろば、地を覆う。

行き交う人、抱かるるを知ってや否や。

雲層の切れ目、来たらんことを。

こんもり、こんもり、もっこんくもりのまにまに。



脈絡も無い言の葉を並べたくなる。

雲天手は君だ。車掌は僕だ。

・・・。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

一片の華。

2007-07-17 | つれづれの風景。

リーフ・オブ・ヘブン。

蓮池を物欲しそうに散策していると、一片の天国に出合った。

シュールリアリズムか、オルタナティブアートか?


いやいや、何か落ちていないかと下ばかり観て歩く貧乏性に、上を向かすための天の声であった。

一片の華に無数の藻の風景。

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

瀑布。

2007-07-16 | つれづれの風景。

大雨が残した風景。

本来、森林が雨を溜め込み、山全体が調整弁として働く自然のダムが、過剰水量を放出すると、滝は瀑布に変貌する。

人は、ダムを作り、道を抜き、人工林を増やすことでの弊害と、調整弁の妙との辻褄あわせに走ってきた。

この滝も、バイパス道路のせいで、普段はポンプを使用して滝の水不足を補っていると聞く。


国立景勝地が、なんとも街の公園のようになってしまったと嘆いていたら。

大雨の後のこの力強さに、ざまあみろ。と。

うさを、洗い流しているようだ。


精気を取り戻してくれそうな。

いい物を見た。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

八朔。

2007-07-14 | つれづれの風景。

はっさく。

柑橘系。

じわりと唾が出る。

今は未だ、チョースッパイだろう。

今食べると、スッパイする。


太陽をいっぱい取り込んで。

炬燵の季節まで待つべし。


なにごとも、熟れるまで手を出してはいけない。

色づくまで。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

槿と蟻。

2007-07-13 | つれづれの風景。

むくげの花のその中に蟻が入る。

紅い華心に黒い蟻。

アリ?おかしいなぁ。とは思っていない。

槿も蟻も幸せそうである。

覗き込んだ私は、ままの傍観者となる。

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

田螺道。

2007-07-12 | つれづれの風景。

田螺の前に道は無い。田螺の後に道は出来る。

砂に風が絵を描く風紋は美しい。同様に、泥の上を這いずり回る田螺の道紋も美しい。

ヴィジュアル系にはない、その営みにおけるけなげな美しさである。

大名行列宜しく、したに~したにし、と目にも留まらぬ遅さで道を作っていくのである。

地味で実直な営みに紡ぎだされる道なのである。

混沌でもない。整然でもない。


美しいではないか。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする