南無煩悩大菩薩

今日是好日也

おおきいぞ。

2008-12-27 | つれづれの風景。

お。でてますなぁ。

おおきなでべそにみえんこともない。

白と水色だけの風景。

水のないムーンも、みずみずしくうつっとるわい。

そらだけみてりゃあ、平和やのになぁ。

ま。

どうせなんなら、おおきくいこ。べそべそいうな。

と、でべそもゆうとる。


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とき。

2008-12-26 | つれづれの風景。

赤い秒針がときを刻む。

ひとまわりで、黒い長い分針がひとつまた刻む。

長い黒い分針のひとまわりは、黒く短いより大きな単位の針を進める。

このように目に見えないときを、可視化する装置は時計と呼ばれる。

じけい、とは呼ばず、とけい、と呼ぶ。

旧来においては、十二支を冠し、刻まれるものが、ときであった。

鼠の刻(こく)に始まり、猪の刻をもってひとまわりする。

牛の背中に鼠は乗ってやってきて一番になったという。

きざまれるものから、はかられるものになって、ときそのものは現代人にどのような変化をもたらせたのだろう。

私達は時を計ることに気をとられているが、刻まれるという生き方をもっと意識する必要があるようにも思える。

じけい列的に考えてみるのも一興かもしれない。

来年は、鼠にちゃっかり先をこされた牛の年のときである。

だいたいにおいてその昔から、世にも不思議なことが起こるのは、うしみつどき、と相場は決まっている。

あんみつはあまいが、うしみつは、あまくはなさそうだ。

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荒涼為楽。

2008-12-25 | つれづれの風景。

荒涼ではあるが、不毛ではない土地というものがある。

もし土地がやせてしまったら、土を休ませねばならない。

ビタミンやミネラルの自然供給を待って、不毛化を回避する。

広陵が荒涼に見えるのは、そんなときである。

痩せているにもかかわらず、土を酷使すれば、回復力は極端に弱くなり、やがては不毛の土地と化す。

なにごとも、育てながら使うことがなければ、それは不毛の駄作といわざるを得ないだろう。

あせらないあせらない。

時には、荒涼にみえるその景色も、咲き誇る花園の前の準備期間なのである。


土の回復に一番利くのは、こん畜生!のクソ!かも知れない。
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あ。

2008-12-22 | 壹弍の賛詩悟録句樂帳。

発して問うは、阿形の獅子。

やるときは明るく、問うべきは真剣のあ。


おめがねにかなうかどうかは、うん次第。



こころこそこころまよわすこころなりこころにこころゆるすな。
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うん。

2008-12-22 | 壹弍の賛詩悟録句樂帳。

受けて答える、吽形狛犬。

こらえるときはチャーミングに、おこなうときは我慢強くのうん。ですわ。



なせばなるなさねばならぬならぬのはなすをなさぬなるなり。
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あまいかしぶいか。

2008-12-19 | つれづれの風景。

このようにあまがきは、丸い。

しぶがきは、あたまがとんがっているものが多い。

しぶいのも、むいてお天道様に干すと、甘くなる。いわゆるほしがき。

あまがきをむいておてんとうさまにほしても、おいしくはない。

ほかにもやいてたべるとうまいやきがきもある。これももとはしぶがきだ。

おなじかきでもいわがきは、いわになっているわけではないので注意。

あまいかしぶいかではなく、違う意味であたることもある。

どうしようもないやんちゃを、くそがきというがあれもこのかきではない。

かきがきしかじかのちがいがある。


しかしこの甘柿の色は、渋いのである。


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仕合せ。

2008-12-17 | つれづれの風景。

蓮の骸に青鷺休むの図。


冠羽かすかにふるえ、垂羽静かに微動す。

風が出てきた。

冬暮の風が、日の傾きに入れ替わるとき、蓮の寂寞の中に碧い鷺が首を丸める。

日は西に風は南に時さむし 枯蓮草中青一息。


その羽色は、エメラルドブルーの宝幸。

仕合せは幸せである。

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見通し。

2008-12-16 | つれづれの風景。

わし、はとでおます。

体の生地が雉ににてるよってにきじばといわれてま。

わしらの仲間は、平和の象徴でもあります。

ノアの箱舟からはなたれて、洟垂れたんちゃいまっせ、それでオリーブの葉っぱ咥えて帰ったこともあります。


平和にしても、生存適地探索にしても、必要なのはわしらでっせ。

なんせ将来に対する、ピジョンがものをいいます。


わりあい、鳩は鋭い眼光をしているのであります。

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一声。

2008-12-15 | つれづれの風景。

鳥達も越冬の歳時に忙しい。

束の間の一枝で一声。


その声が、寒空に吸い込まれていく。


小気味よし。
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師走で候。

2008-12-13 | つれづれの風景。

2008年、わが国の年号平成20年。

この暮は、何かこのグローブの中の様相の、歴史的な本格調整の段階に入ったと見られる年として、やがて振り返らば、記憶に残る暮れになりそうでもあります。

それそのものは、よいことでもわるいことでもないのだが、良くするも悪くするも、「それ」への関わり方が、良し悪しを決めることがたくさんありそうです。

かの福沢諭吉翁は、学問のすすめにより、市井の人々の賢さが、国家を救う。と打開啓蒙の論陣を張りました。

清水寺での今年の揮毫は、「変」でありました。

変だと思えば、まわりに変えられる前に自分自身で変わることが、肝要だと存じます。


貧すれば窮す。

窮すれば、変すべし。

捨ててこそ浮かぶ瀬もあれ。

ピンチはチャンス。

損と儲けのリスクは表裏一体。

人の振りみて我が振りなおせ。

良いことは長くは続かない。悪いことも長くは続かない。

勤勉勉励足るを知る。

果報は練って待て。


寒い冬こそ、家族で手を繋ぐ機会が増えるのであります。

来福笑門。

本分に立ち返ればおのずと、道は開かれておるものと、思う次第でございます。


季節は巡るも、はや師走も半ばでございまな。ご同輩。

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会話。

2008-12-12 | つれづれの風景。

なにかを拾いながら、お互いの言葉をも拾い合う母子が、さむかぜに身を寄せる。

あたたかい会話には、拾い合う心が不可欠だろう。

会話から何かを見出すのは、もっと先でいい。

貴重なその時をあたたかく過ごすほうがいい。

良い時が流れる。


何を拾っているのだろう。何を受け継いでいるのだろう。

純粋といえる会話のなかに、うまれる暖かさが、会話を会話たらしめる。

男にはなかなか出来ない芸当でもある。

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風の子。

2008-12-11 | つれづれの風景。

子供は風の子という。

走っている。大急ぎで生きている。

だから寒さなどに脇目をくれている暇はない。

季節もなにも一気に過ごし去る。

走ったらこけるわよ。ちゃんと着ときなさい。綺麗だからゆっくり見なさい。

・・・うるさいのである。


そう。それでいいのである。

走り回れ。今のうちに。

子供は風の子なのである。

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紅葉狩り。8.

2008-12-10 | つれづれの風景。

水辺のもみじ。

侘寂かぐわしき晩葉のなか、くれなずむ水音に耳を傾けるその合間に、牡鹿の一声。

というぐあいになれば、それこそおつというもの。


めにもみよおとにもきこえし紅葉狩り。
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紅葉狩り。7.

2008-12-09 | つれづれの風景。

色は匂へど 散りぬるを

わかよ誰そ 常ならむ

有為の奥山 今日越えて

浅き夢みし 覚めもせず。


上を見せ下をもみせて散るもみじ。

か。

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紅葉狩り。6.

2008-12-08 | つれづれの風景。

乾けば乾くほど、枯るれば枯れるほどに。

ひび割れるにまかせ、朽ちるにまかせる。

ゴールドやシルバーではないブロンズのよさ。

ただある存在が燻し出される。


なにかと糊塗したがる我身我見に、このしぶさは、眼に浸みる。
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