応神天皇と仁徳天皇と悲運の皇子といわれる、うじのわきいらつこ を祀るは、世界遺産の宇治上神社。
日本最古の神社である。
そこに見つけたるは、提灯に描かれた紋様。
何を具象化しているのであろうか。
3名の合祀に由来しているようにも想われる。
今世紀初頭の日本書紀の登場人物達が11世紀の建てものに祀られている。21世紀の小生がそこにある一片の紋様から思いをはせる。
伝えるはなにか。
マチュピチュの遺跡にも通じる気脈。
現代的な視野しか持たない小生には、大いなるロマンとなる。
桧皮葺の質素ながらも工匠の贅を尽くした鎮魂のやしろに。
そこにあるイコン。
菊だろうか。橘だろうか。三位一体の歴史だろうか。
栗。ではないな。
ロマン。だ。マロンではないのだ。
知的好奇心が満たされる新たな発見への期待を秘めて。
ボケ防止の旅をするとき想う。
「何か未知なる物に出会う。狭量で小さき我が眼が開かれる。」
それがロマンだ。