南無煩悩大菩薩

今日是好日也

ロマン。

2006-08-29 | 日日是好日。

応神天皇と仁徳天皇と悲運の皇子といわれる、うじのわきいらつこ を祀るは、世界遺産の宇治上神社。

日本最古の神社である。

そこに見つけたるは、提灯に描かれた紋様。

何を具象化しているのであろうか。

3名の合祀に由来しているようにも想われる。

今世紀初頭の日本書紀の登場人物達が11世紀の建てものに祀られている。21世紀の小生がそこにある一片の紋様から思いをはせる。

伝えるはなにか。

マチュピチュの遺跡にも通じる気脈。


現代的な視野しか持たない小生には、大いなるロマンとなる。


桧皮葺の質素ながらも工匠の贅を尽くした鎮魂のやしろに。

そこにあるイコン。



菊だろうか。橘だろうか。三位一体の歴史だろうか。

栗。ではないな。

ロマン。だ。マロンではないのだ。



知的好奇心が満たされる新たな発見への期待を秘めて。

ボケ防止の旅をするとき想う。

「何か未知なる物に出会う。狭量で小さき我が眼が開かれる。」


それがロマンだ。
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けま。

2006-08-28 | 日日是好日。

残暑お見舞い申し上げます。


この残暑にタートルネックは暑いのであります。はい。

そこんところが。ネックです。はい。

甲羅がよく干せるので、コカ甲羅が欲しくなっているわけでもありません。

ショワショワ!っと、まだ湧き上がる雲。

ばたばたっと。蝉が転がる晩夏。

あたし達はなんとま。のんびりしておりますが。

くれぐれも。残暑ご自愛くださいますよう。


ん?

いや別に意味はございませんが。

けま。

と鳴いているようにみえたのでございます。亀が。


風のサラリ感が、少しづつ増している今日この頃。

それでは。どちらさまも。息災で。実りの秋を迎えられますよう。
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有難う。と。澄みません。

2006-08-25 | 有屋無屋の遍路。

さちこさんは、おじぞうさんに相談してみました。

「わたし。ありがとう。が言えないの」
「どうしたら、ありがとう。が素直に出てくるのですか?」


おじぞうさんはニコニコしながらさちこさんの心に伝えました。

「ありがとう。あなたは勇気をもって、相談してくれましたね。素直に打ち明けることは難しいことです。難いことが有ながらそれを乗り越えましたね。有難う。」


さちこさんは、なんだか嬉しくなって「有難う」とつぶやいてみました。

それは、おじぞうさんに言ったのでは無く、自分に向かって言ってみたのです。


・・・。


ふくおくんは、おじぞうさんに聞いてみました。

「悪いこともしていないのに、何であやまらなければいけないんだ?」
「すみません。なんていえないよ。」


おじぞうさんは、ホワホワしながらふくおくんの心に伝えました。

「すまないねぇ。そんなふうにふくおくんに思わせてしまって。ごめんね。気持ちが澄まないから、言わせてね。すみません。」


ふくおくんはビックリ。
「おじぞうさんは、何も悪く無いよ! ぼくのほうこそ すみません。」

ふくおくんは想いました。
「あ。そうなんだ。」

ふくおくんの心が澄んだようでした。


・・・。



こんな物語を読んでくれて、ありがとうございます。
こんなんで、すみません。
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綾。

2006-08-23 | 日日是好日。

日本の文化に特有のものの一つに「あや」という感覚がある。

魅力の一つでもあるが、なかなか理解し難い感覚でもある。


言葉に。

駆け引きに。

組み合わせに。あや。

表現方法や行動様式に「あや」が存在する。

ファジーやフラクタルといった感覚とは別ものである。


まどろっこしい。とおもうなかれ。

人生をより深く楽しむ為の知恵ともいうべき過剰の整理がここにありそうだ。


ややこしい。とか。もうたくさん。と思うことも世の中には多い。

ただ。そこに見過してはいけない何かが、潜んでいることもある。


過剰。なるがゆえに目を瞑り通り過ぎてしまうことがままある。


「あや」を感じる。
とは、そこのところに「ちょい。まてよ。」との警笛でもある。


多くの人間により紡ぎだされた模様に一様は無い。

そこんところの。大事なところ。の感受性は「あや」の機敏を大切にしうることで産まれると、言い換えられまいか。


ひ弱さに潜む牙や。
意地っ張りが隠す可憐と。
そっけなさの裏の誠実に。
幾重にも重ねられる緻密。

単純を生み出す複雑性。


粋でいなせな魅力。


おもむきや。おくゆかしさ。の「あや」。を感じられる日本人でありたいと思う。
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汽車。

2006-08-22 | つれづれの風景。

畑も飛ぶ飛ぶ家も飛ぶ。

走れ。走れ。走れ。

鉄橋だ。鉄橋だ。楽しいな。


川を渡り森を横切り山を抜ける。

カモン。ベイビー。ツーザ・ロコモーション。


停電なんのその。


ローカルだけれどもメジャークオリティに満ちている。


そんなところが。よろしいなぁ。


よし。がんばろう。
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日向と日陰。

2006-08-20 | つれづれの風景。

暑いじゃろうに。

のう。


こっちにこんかよ。


・・・。いかれへんちゅうねん。



若い者は元気じゃのう。


別に若くありませんから。いっしょぐらいですから。



日陰はやっぱり涼しいのう。


冬は寒い寒いゆうて日向をうらやむでしょうが。



そんやったかいなぁ。忘れたで。


暑いじゃろうに。なぁ。




はい。はい。


日向も日陰も。お天道様が順繰り。
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水と蔓と禿。

2006-08-19 | つれづれの風景。

既視感。デジャヴュ。というものを感じるならばだ。

未視感。ジャメヴュ。というものを感じることもあるのだ。



禿は木の蔓に思いをはせているのに。

思い余って、入水と首吊りを思案していると心配されるとすればだ。



なにをかいわにゃ。

将来の小生のジャメヴュでないことを。

今までのデジャヴュでないことを。



心配事は絶えずは世の習い。

そんなことがあったような。そんなことみたこともないような。

既視感と未視感が混ざり合ったような奇妙な気持ち。



このまま。蔓に首かけて、水の流れに身を任せ・・・。

いかんいかん。そりゃいかん。まっこといかん。こりゃいかん。

・・・もとい。



今までと今とこれからと。

水と蔓と禿と。


何をしているのやら。

浸かっております。

さて。上がるか。
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清い川。

2006-08-18 | つれづれの風景。

川本来の匂いのする川。

四万十川の源流は、不入山(いらずやま)。

土佐の山内家は、城下から遠く離れるこの山を資源確保の為に直轄領とした。

誰も入れない。誰も行かない。不入山。

そのまま飲める川の水。がここにある。

清濁併せ呑まなくて良いのだ。



呑んでやろ。

あ。鼻に入った。

ん。川本来の匂いのする川。
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青い山。

2006-08-17 | つれづれの風景。

四国山脈を西東に貫く、四国三郎吉野川。

霊峰剣山を頂点に連なる山。山。山。行き着くは西の霊峰石鎚山。

四国のお山は。青く険しい。


分け入っても分け入っても青い山。-山頭火-


ふぅふぅいいながらひいふうみいと数えてみる。
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日輪光。

2006-08-16 | 日日是好日。

只今。

体力の過信に気づき。

心の隙間に気づき。

頭の弱さをほっぽって。

へなへとと。



ふとみあげれば。日輪が。

さ。帰るか。

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漂泊遍路。

2006-08-09 | 日日是好日。

頭の洗濯。

心の洗濯。

体の洗濯。

してもしても。漂白できない漂泊遍路。

きつい。つらい。あまい。

体力の3択。

さて。行くか。


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福を得る。

2006-08-07 | 日日是好日。

富豪。井原西鶴さんは確かこういった。

「商いで大事なんは、算用、才覚、始末でんなぁ」


もちろん。富と福とは似て非なるものではあるけれども、商売を志すものにとって、富を伴う成功とは、一つの到達点であることに違いは無いだろう。


又、出所は失念してしまったが、こうもあった。

「富を得るかどうかの分岐点には3段階ありまっせ。まず、第一に言われた事しかしないお方は、まずお給金は望んだらあきまへんなぁ。言われたことに創意・工夫を施す人は、そこそこ貰えますわなぁ。ほんまもんの富を手に入れるお方はな、自分の頭で目利きし、手腕を発揮して、望まれる以上のええもんを産み出せるお方です。」


・・・。


利子。という言葉がある。

要するに、お金が子供を生むという考え方。

借りたり、調達したりしたお金を、自分の才覚・算用・始末において子供を産ませる事が、商売の基本。

お金に子供を産ませ、親と子を返して尚残る部分が、自分の取り分。
自分の才覚・算用・始末で産み出した富となる。

この子供を生ませることが出来なければ、商売人としては恥ずかしい。

人間の世界とちがって、子供が出来ないような交尾は、現金、あ。いや、厳禁なのである。

気持ちよくもなんともなく、自慰よりもまだ始末が悪い。


人も同じ。利の子を産ませる商いには、人の子、つまり、お給金や組織の向上を産み落とさなければいけない。

お金も人も借りているのである。


利の子に多産を求められる事に手を出すなら、それなりの己でなければなるまい。


自分の算用・才覚・始末で、何も産まなくなれば、食用か肥料にでもなるしか無いだろうなぁ。


小生は用務員であるから、心に刻まぬわけにはいかない。


・・・。


福福しい人がたまにいらっしゃる。

富の価値を知っているお方。

騙すでもなく、卑屈でもなく、過剰でもなく、自分の才覚・算用・始末の価値を理解していらっしゃる方達のように受け取れる。

小生はこういう方達と接するたびに、福を得る。

富の大小ではない福の得方を、指南されているような気分になる。


・・・。


雨が降ったら傘さしまっしゃろ。

当たり前のことを当たり前にしとるだけですわ。

晴れた日に貸して、雨の日に取り上げるようなことしたらあきまへんでぇ。


・・・。

これが、なかなかもって。難しい。
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涼風渡る。

2006-08-05 | つれづれの風景。

暑ければ涼しさが。

寒ければ暖かさが。

欲しくなる。

欲しい。は定め。

渇けばうるおし。

潤えばだっする。

孤独を愛すも人を愛すも。

欲するところ躊躇なし。

瞭然。涼あり。


渡る風。いとすずし。
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xt@/%#。

2006-08-03 | つれづれの風景。

DNA配置の分解文か? 

未確認生命体からのメッセージか?

ブラックホールに落ち込み歪められた光。謎の超重力の証か?

これは人類にとっての重大な何かではないのか?

見つけた。

私は一生をかけてこの解読に挑むだろう。


・・・・・。


手振れを起こして露出を間違えただけの写真でしょ!

何バカなこといってるの!

この酔っ払い!


・・・。

失礼しやした。
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ん!

2006-08-01 | 有屋無屋の遍路。

じたばたせずに、神妙にお縄になりなさい。


なにをおっしゃる。うさぎさん。

ひび割れたガラス戸みたいな網には引っかからないよ。


申したな。この絶妙の捕縛網が理解できぬと見えるな。

からめてからめてカルボナーラ。の威力を馬鹿にすると泣きをみるぞよ。

それに。わしは、うさぎさんじゃない。雲助でもない。蜘蛛やぞ。


蜘蛛が苦もなく生きていけるわけではないようですね。

見たところここ何日も獲物はなさそうじゃありませんか。


こしゃくな。ちょこざいな。武士は喰わねど高楊枝。というのじゃ。

わしゃな。この芸術的な罠が成功しないのなら、飢え死にしようが本望じゃわい。


あ。誰や。わしの罠をあみだくじにして遊ぶ奴は。


・・・。


トラップを仕掛ける。

網を潜り抜ける。

捕捉しようとする。

捕捉されまいとする。

喰う。

喰われる。

浮世のことわり。



行く手を阻む蜘蛛の巣。

みつけた。

回り道するとするか。


ん!


やられた。次のに引っかかってしまったのである。

やるなぁ。これぞ罠!
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