南無煩悩大菩薩

今日是好日也

うだつのあがる街。

2013-08-19 | つれづれの風景。

うだつ「卯建」は、二階の壁面から突き出した漆喰塗の袖壁で、火よけ壁とも呼ばれ防火の役割を果たしていたそうです。

いつまでもぐずぐずしていて一向に出世できないことを「うだつがあがらぬ」といいますが、防火できるなら失火した際には他に類焼を及ぼさないという役割もあるわけで、「うだつを上げる」ことを競うのはそれなりの社会インフラの整備でもあったのだろうと思われます。

共助か自助かという二元的なことではなく、自助が共助の礎になるという意味的な寓意が「うだつのあがらない」云々にはありそうです。
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