南無煩悩大菩薩

今日是好日也

アウトロー賛歌。

2005-02-16 | 日日是好日。
はみだしもの。

はだしだもの。
ではない。靴を履きなさい。・・。

もとい。

既存の価値感を はいそうですか。といって受け入れることのない独剋心。
多数だからと言って なじもうとする卑屈な努力を破毀する自尊心。
一人で遊べる自虐性。やむをえずの独歩。尊守よりも選択にかける法の意味。
なじめない。納得できない。あきらめられない。
アウトローを善意の第3者的に見るとこういうことではないか。

無頼者。と無礼者を一緒にしてはいけない。
アウトローにはアウトローなりの礼をわきまえなければアウトローではない。
アウトロー気取りの無礼者は多い。

人一倍の孤独と危険と無理解と嘲笑に耐えてでも、わが道を行く気概がなければならない。

黒澤明監督は、7人の侍が本物のアウトローになっていく過程を見事に描き出していると思う。

社会の異邦人。いつの時代も天才的アウトローが社会を変革してきた。
もしくは、革命期において必要とされるアウトローを生み出してきたのだ。
蟻の一穴。蜂の一刺し。スカンクのすかしっ屁。
きつ~い。一発。アウトローの本質。


集団行動をする猿の群れには、必ずはぐれ猿がいる。アウトローである。
彼らのおかげで群れは生存できると言っても過言ではない。
つまり、天敵、外敵に真っ先に襲われるのは彼らであり、群れは危険を察知できる。
逆に新たな果実を見つけ出すのも彼らであり、群れはその恩恵にあずかる。

これを、はぐれ猿純情編という。
・・。もとい。



現実に際して、人は一人なら柔軟に受け入れるが、多数になると頑固で混乱する生き物だ。
と言ったのはMIBのK.
はみだしもの。ぶらいもの。異邦人。はぐれもの。
まやかしに騙されず、しっかりと物事の本質を客観的に定義し行動する力。
はみだし、たよらず、異なったところに、はぐれてみなければいけない。と思う。



人のいく 裏に道あり  花の山。

アウトロー賛歌。
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