南無煩悩大菩薩

今日是好日也

せりふ。

2007-02-13 | なんとなく落書。

我が歳も 四十でちょうど 暮れにけり。

名残りや 月雪花の しぼり糟。

-自堕落先生(山崎北華)-



生きすぎて 七十五年 喰いつぶし。

限りつくせぬ 天地の恩。

-蜀山人(大田南畝)-


自堕落先生、四十の。蜀山人翁七十五のときの。詠み。


科白を台詞に、見栄を切る。

よろしいなぁ。

狂言や能や歌舞伎の、ある意味清々しい人のあや。



紙屋治兵衛さんを描いていたら、今世の坂田藤十郎さんに近くなった。

やはり、見たことのある人に近づく。


聞いたり見たり、あこがれたものには、近づくのだろうか。

よいものを聞き、よいものを見、よいものにこがれたいものでおます。



そういやぁ。古い南画での説話だったか、こういのもありましたなぁ。

悪企みを持ちかけられた和尚が、怒り断った後、耳が汚れたといって、滝で耳を洗うシーン。

わしの、耳を汚すようなことをけしかけおって、けしからん。
などとせりふを吐きながら洗ったのでございましょうや。



どんなせりふでも。
生き様がなければそのせりふは出ないものでありましょう。

生は絶えても、せりふは、残るものでございます。



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2 コメント

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お上手です! (うめもも)
2007-02-13 18:00:28
はじめてじゃないけど、はじめまして。
先日、URL貼り忘れました。
(ごめんなさい。)

無屋。さんは、おぼうさんなの?
アーティストなの?
どっちもなのですか?
失礼承知で書いてしまいました。
返信する
こんにちは。 (無屋。)
2007-02-14 11:54:43
おぼうさんではありませんが、坊主です。
アートは、引越しセンターぐらいしか知りません。
ただ、そのようなものに惹かれるへちまの皮のような者です。

とんでもない。ありがとうございます。
返信する

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