バネの風

千葉県野田市の「学習教室BANETバネ」の授業内容や、川上犬、ギャラリー輝の事、おもしろい日常を綴ります。

頼むよ、子ども達。

2013-01-08 14:17:03 | バネ
 年明けに始まった冬期講習後半では、受験直前の最終調整を行った。
 本番ではノートで計算するわけではないので、テスト用紙の狭いスペースを活用することになる。時間配分も練習が必要。そして何よりも、わからない問題をスルーすること。小学生はこれが意外とできない。もし2(3)あたりにちょっとひねった問題があったとする。そこで悩む。律儀に悩む。あと10分ですと告げられ「ヤベ!」となる。そこで止まったまま、後ろを解いていない!そんな馬鹿なと思うでしょうが、小学生がこういう状況になるのたびたび見てきた。わからない箇所を飛ばしてはいけないという呪縛。
 こういうケースもたびたびある。設問が数行にわたっていると、「難しそうだから、パス」。たいていこういう問題でも(1)は易しい。でも全く読まないで、「できない」と決めつけてしまう。
 図がついているといけない。設問読まない子は図で解答してしまう。角度や面積問題はそれで正解すること多いから、設問読まない癖が抜けなくなる。
 何度も解いた問題なのに、ほんの少しひねられたり、設定が違ったりするだけで、「こんな問題初めて見た」となる子。これは先日解いた問題のパターンでしょと説明すると、「なーんだ、最初からそう言ってくれればわかるのに」とブツブツ言う。
 そこそこにできる子。こういう子に限って1(1)をミスする。もっとも易しい問題。超基本問題。これに限ってミスる。

 それぞれのレベルや到達点に応じ、入試直前の調整をするけど、全員に共通するのは、
 できる問題を絞り込むこと。
 わからない問題は潔く捨てること。
 設問は指でなぞりながらしっかり読むこと。
 後で見直してもミスは見つからないから、1発で正解するよう焦らず、その1問に集中すること。

 こんな当たり前のことだけど、トレーニングしておかないと本番でできない。
 
 こんな最終追い込みで、風邪なんかひいてらんない。