バネの風

千葉県野田市の「学習教室BANETバネ」の授業内容や、川上犬、ギャラリー輝の事、おもしろい日常を綴ります。

成人の日

2014-01-17 08:30:02 | 感動
 先日娘の成人式があった。
 野田市は1500人が新成人になったそうだけど,当日式に出席したのは何人だったのだろうか。
 高校3年生の冬から毎日のように着物のDMが届く。そのうち電話がかかってくる。ジャンジャン届くDMを開くことなく捨てる。電話は話しを聞くこと無く断る。しかしこれでもかこれでもかとやって来る,あの手この手。こう攻め込まれると,成人式セールスに乗っかることは,ひっかかるような気がしていやになる。そもそも子ども本人だって晴れ着着るつもりでいるか、式に出るのかもわからないしさ。
 自分のときは,晴れ着は却下。式も出ない。何も特別なことをしないでその日は終わった。「皆がこうする」からって当たり前のようにのっかるのが嫌だった。多分,儀式にからんだ商戦にのっかりたくなかったのだろう。
 
 今の子たちは違うらしい。
 友達とのつながりはとても大切だから,成人式は懐かしい人たちに再会する有意義な日なのだそうだ。そのための衣装が,晴れ着。皆同じような着物で,同じフワフワまとって、同じような髪型して。
 成り行きでディズニーランドの行列に並び、その並んでいる姿を知り合いに見られた時くらいの気まずさなんて全くないらしい。

 しかし有意義な一日だった。
 朝6時に家を出て着付け会場に向かう。8時半頃に着付け終わっただろうか。それから式典までの時間にこれまでお世話になった方々を訪ねた。子どもの頃面倒見てもらった方々。子育てに奮闘していた当時手を差し伸べて下さった方々。そして式典終了後も訪問を重ねた。
 皆一様に、ここまで大きくなったのかと感動し、それぞれに当時の想い出話をし。そうして感動と想い出を一緒になぞりながら、無事成人の日を迎えたことの価値を改めて噛み締めた。
 成人式は親にとって一区切りの日だった。