バネの風

千葉県野田市の「学習教室BANETバネ」の授業内容や、川上犬、ギャラリー輝の事、おもしろい日常を綴ります。

美しい瞳の条件

2014-01-21 08:17:48 | ライフスタイル
 スーパー銭湯で天井から落ちた水滴が目に入った。それがもとで結膜炎になりこじらせ、眼球粘膜が癒着し手術するはめになった。
 いくつか大学病院はしごしたあげく、浦和の眼科にいきつき無事手術を受けることができた。しかしすぐまた癒着し、その数ヶ月後に再手術。こんな目にあってしまったので、以来銭湯には警戒してしまう。目にバイキンを入れてしまう危険性はどこだってあるのに。
 
 年末年始に帰省し近所の温泉に行った。
 洗い場隣に座ったおばあさんが話しかけてきた。
 「菅平行ってきたけど、雪降ってたのよ。」
 別所には全く雪がないのに、菅平は雪だったということを伝えたかったのでしょう。
 でもこの話しをヘーで聞き流せない。なぜおばあさんが菅平へ?スキーしに行ったの?
 そこでズバリ聞いてみた。
 「忘年会よ。」
 以外な答えが返ってきて笑っていると、そのおばあさんがザブザブと洗面器でタオル洗ってるそのしぶきが、かつて痛めた方の目に、まるで目薬をさすかのようにドンピシャリと黒目の上に完璧に飛び込んだ。
 やっちまった。
 すぐに温泉で洗い流す。

 これが原因というわけではない。因果関係ないけど、その後しぶきが入った方の目がひどく充血した。血の塊ができている。眼底出血?という言葉が浮かびネットで調べると、どうやらこれは疲れ目でそのうち血の塊は吸収されて消えるとのことが判明。とはいえ、目が赤いのは見た目が悪い。メガネかけているからか、それとも人は人の目を見ないからなのか案外他人に充血を気づかれないけど、たまたま気づいた人はたいてい「どーしたの?目真っ赤だよ!」となる。
 瞳の美しさとは白目が白いことが絶対条件だなと思う。
 充血はいくらか薄らぎながらも、血の塊が眼球を移動し、そしてずーっと目がしみるようなショボショボするような不快感が続いていた。また癒着したかもしれない。そして痛みは日々増し、「癒着したかもしれない」が「違いない」にかわり、目を開けていられない程痛くなってきた週末、いよいよ月曜には医者に行こうと決意した。
 ずーっと痛かった目。ずーっと充血していた目。だから病院行こうと決めた月曜の朝。こころなしか痛みが薄らいでいる。というより全くないような気もする。あんなに赤かった目が充血していない。美しい白目が出現している。
 たいていこういうもんだよね。今日こそ病院行こうと思った時には治ってる。「で、どうしましたか?」って医者に聞かれて、「喉が痛かった」と過去形で症状を訴えることになるのだ。
 そんなわけで、行くか行かないか迷ったあげく、大事をとって行くことにした。