バネの風

千葉県野田市の「学習教室BANETバネ」の授業内容や、川上犬、ギャラリー輝の事、おもしろい日常を綴ります。

磨き抜かれた500円玉

2014-01-19 22:37:43 | ライフスタイル
 洗濯機が壊れた。
 そろそろ洗濯終わったかなとふたを開けると,洗濯物はグッショリしている。脱水できていないまま,エラー表示で洗濯機止まっている。どうしたものか。不思議な現象だなと思いながら,脱水だけやり直す。
 その翌日。またエラー表示が出て脱水できないまま止まっている。うーん。これは,壊れたかな?
 前日のように脱水だけやろうと思うが、まてよ、これは脱水前で止まったのか、それともすすぎ前で止まったのかわからないではないか。すすぎしていない状態で脱水することになるかもしれないから,すすぎからやり直す。そして洗濯機の動作を監視する。
 すすぎはできた。
 脱水前の排水がどうもスムーズではない。排水ホースがゴボゴボしている。排水に手間取るために脱水に移ることができずエラーが出てしまうのだということを突き止めることができた。洗濯機本体の問題ではなさそう。とりあえず洗濯機を買い替えるという大出費は免れた。
 排水の問題か。ホースがさし込まれている排水トラップを外してそうじすれば済みそうだ。しかし,ここから先が難関だった。
 まずトラップが外れない。洗濯機の陰になって暗くて、狭くて,手が十分入らない。ホコリかぶってフタが固まっているから、なかなか回らない。悪戦苦闘して指を切ってしまった。無理にホーズごと引き抜こうか、それともここから先は水道屋か何でも屋を呼ぶしかないのか。それは安易であるし、なんとかして自分で解決せねばならぬと強い決意で,まずバンドエイドで指の応急処置し、懐中電灯を準備し,固まったトラップに棒状のモノを挟み込んで回したりしながら奮闘すること30分。ようやくトラップを外すことができた。
 さてここから先どうする。排水パイプに洗浄液を流し込むか。しかし、もしうまく流れず溢れたりしたら洗濯機下に流れ出した液剤の掃除はそうとうやっかいなことになる。しばらく悩んだ結果、まず外の排水溝の確認した方が良いという結論に達した。
 外に出ると、バンが「遊ぶ?」とまとわりついて来るが、「今それどころではない」と無視して裏口に回り洗濯機からの排水溝のフタをあける。後ろをついて来たバンも一緒に覗き込む。少々汚れている。家に戻り,洗面所の水を出す。また外に出て排水溝を掃除する。どうせここを掃除するなら、続いてこのゴミが流れる次の排水溝を掃除するかと隣の排水溝をあけてびっくり。そこで目の当たりにした目を疑う光景。それは,排水溝にてんこもりになっている土。モグラが盛り上げたような土が排水溝の8割ほどを覆っている。どうするこの事態。とにかく何かできそうな道具を捜す。小さなプランターをゲットし、これでかき出す。表面の土は軟らかいが、下は堆積して固まっているから、小さい園芸用スコップでくずしながらかき出す。全ての土をかき出して出現したのは、隣家側からの排水穴。どうもそこから土が流れ込んできたと思われる。どこの水が流れる穴なのか。その穴の方向に家の排水はない。答えは出ないまま、この先に続く家中の排水溝をチェックし、全ての水関係の掃除を完了した。ついでに家回りの掃き掃除し、いろいろかき集めた道具を元の場所に戻し、随分大仕事終えた気分。しかし問題の洗濯機は何も解決していない。
 洗濯機前に戻る。
 思い切って洗浄剤流し込むか。とふとその時,転がる500円玉を発見。なんでここに500円玉が?
 そうか、そいうことか。そういえば先日洗濯終えた洗濯槽に100円玉が刺さっていた。そうかあの時洗濯したのは600円だったんだ。100円玉は洗濯槽に挟まったけど、500円玉は洗濯機をすり抜け排水パイプまで流れついていたということか!

 洗濯機買い替えや何でも屋依頼という出費を免れただけでなく、思わぬところでで500円ゲットできたことになる。
 ピカピカになった平成24年の500円玉を、ポチリと貯金箱に入れた。