バネの風

千葉県野田市の「学習教室BANETバネ」の授業内容や、川上犬、ギャラリー輝の事、おもしろい日常を綴ります。

後悔しない練習

2013-01-21 08:50:04 | Badminton
 野田市小中学生大会前日のサタデークラブ。大会参加選手にとっては大切な練習日。
 サタデークラブを始めて10年が経った。当初からバドミントン参加者は市内最多で、人気講座となっている。年間10回程度のサタデークラブだが、年度末に文化系講座は成果発表の場がある。しかし体育系講座にそういった機会はない。では、市のバドミントン協会主催の小中学生大会を発表の場にしてはどうかと、いうことでこの大会に出場するよう子どもたちに声をかけた。最初は数名の参加のみ。これは児童保護者への大会アナウンスが徹底できないことに原因があった。翌年は、4月からこの大会を目標に練習するよう度々説明し、更にその翌年は教育委員会を通して児童全員に大会案内が配布できるよう調整すること数年。そして迎えた今年は50名あまりの参加者となった。

 大会を目標に練習するとは言ったものの、とにかくこの子たちは練習量が足りない。月に多くて2回。それも1回2時間。そのなかで実際シャトルを打つ時間は30分もないだろう。だから大会前日は切実なのです。
 練習終了間近となり、ハンドマイクで「あと5分で終わりだよ。後悔のないように残り5分、精一杯やりなー」と言うと、男の子がクルッと振り向き、ワンピースだったかなんて言ったか忘れたけどアニメの名前を言い「みんなは航海士っていってるよ。」ときた。シャレね。この子「後悔しないように」という言葉にかけてきたのね、と思った。でもそう言ったあともこちらの目を覗き込んで、「コウカイシってどういう意味?」
 アニメでよく耳にする「みんなは航海士」の航海はどうも「後悔」ではないと感じていたので、「後悔のないように」と言われた今、なんとなくモヤッとしていたものを解決したいのだということらしい。航海士の意味を説明する。最初はふざけて聞いているのだと思ったので軽く説明すると,何度も説明を求めて来る。丁寧に説明し、そしてその正しい意味を知ると,数人の男子の群れが一同に納得していてうなずき合っている。「いつも後悔している人たちだと思ってたー。変だと思ったー。」と言う笑い声が聞こえた。
 納得してスッキリしているその間に、最後の5分は終了。

 そして迎えた市民大会の日。
 大会雑感は後日ということで。
 
 

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