バネの風

千葉県野田市の「学習教室BANETバネ」の授業内容や、川上犬、ギャラリー輝の事、おもしろい日常を綴ります。

先入観を流す時、覆す時

2011-05-27 07:11:46 | ライフスタイル
 長く通っていた歯医者を変えた。なんだかんだといろいろ時間がかかりちっとも治療が先に進まない。待合室ですれ違うのは高齢者ばかり。「高齢者って通っているところ変えないからね」という進言もあり、セカンドオピニオンを求めて移動してそのままそこに鞍替えした。ここはいい。活気がある。初診の先生は週1回しか来ていないということなので、そのまま週1通院となり今のところ2回通った。そして少しでも早く治療を進めたいとのことで、別の先生になるけど途中消毒に来て下さいということになった。消毒だけだから今日は5分程度で終わるだろうという先入観が本日の失敗のもとだったかもしれない。
 待合室から診察室は見えない。診察室に通されても個々のブースに入り、治療中は目にタオルかけられるので2回通っただけでは診療の全体像はほとんどつかめない。どんな先生がいるんだか、だれがアシスタントなんだか。最初に診察台に通してくれた人はアシスタントだと思う。メガネを外しましょうってメガネケースを差し出してきたのは今思うとこの日の担当医だったかもしれない。目隠し中に治療しているのは当然医者。声は女性。ということは本日は女の先生。治療を終え、タオルがはずされ、椅子が起こされ、医者の説明を聞く。この時メガネを外していたから先生の顔は見えないまま。「クリーニングもしておきましょう」って手際よく歯の掃除を終え診察終了。椅子から立ち上がりお礼を言い次ぎの予約の話をすると、話しかけた方の女性は「ん?」って反応して、その脇にいたもう一人の女性も「ん?」って反応した。ヤバ、本日の先生はこっちだ。あわてて目線を変えた。
 この先生はこれまで多くのところでこういう思いをたくさんしてきたことでしょう。女性であるっていうだけでアシスタント扱いされる。私もそうだった。責任者はこちらなのに、たいてい最初は同行の男性に名刺が差し出される。決定事項の同意を求める目線も違う方に向かう。それが楽なときもあり、野田ジュニアみたいなボランティア事業ではその状況を流すことも多々あったけどね。先方の対応でその人の意識もわかってしまったりして。

最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。