世代なのか、介護が急速に身近になってきた。
そんな中16歳を迎えたばかりのバンが急速に弱ってきて、こちらも介護に突入。
ものが食べられない。正確には食べるけど腸に降りていかない。食べても全く消化しない状態で吐き戻すことの繰り返し。
こうやって1ヶ月半が過ぎ、ついに今日から自宅で点滴をすることになった。
検査しても原因がわからないから対処方法は延命の点滴のみ。
春が来れば元気になるかもしれない、一縷の望みをかける日々。
毎日同じ時間に行くと、同じ人が同じように点滴に通っている。うちは15歳でもう1年通っているという猫を抱いた女性。その方曰く、最近はものが食べられるようになってきたとのこと。先生に「家で点滴やってみる?」と言われたけど、怖くてできないから毎日通っていると。ふー、そうなんだ。これは長丁場になるかもしれないな。
バンが具合悪くて介護状態だというと、実はうちもそうだったと高齢ペット介護経験飼い主が周りに多いこと、多いこと。身に降りかかってわかることって多いね。
犬の点滴は人間のように血管に入れるのではなく、肩甲骨の間の皮膚をつまみ皮下に流し込む。200ミリリットルが5分程度で入り、前足の付け根あたりに水の袋ができる。
「家で点滴やってみない?」と言われ、ついにこの日がきたかと思いながら、その日の先生の点滴のやり方をつぶさに見て覚えた。そして翌日は、針を刺す部分の毛をバリカンで剃ってもらい、実際に自分でやってみて、これならいけそうだということで点滴パックを受け取って帰ってきた。
さて、やるぞ。
まずバンを玄関前に出す。
点滴パックを電子レンジで人肌に温める。
点滴をクリスマスリースや正月飾りを吊す玄関フックにかける。
お医者さんが用意してくれたアルコール綿で、バリカンはげ部分を拭く、
針カバーを抜く。
針を刺す。(大丈夫、痛がらない)
バンが動かないように押さえて5分待つ。
とここまでは医者でいつも見ている一連流れであり、昨日医者で練習したとおり。
しかし、この後が違った。
バンがもぞもぞする。
ブルブルしそうになる。
手を離すとどこかに行きそうになる。
あと100ミリリットル、あと50、がんばれ!と声かけながらバンを押さえ、180くらい落ちたあたりでバンの落ち着かない感じにこれ以上は無理と思い、針を抜きバンを離すと。
一歩、一歩ふらつきながらしか歩けないはずのバンが、すたすたと小走りに庭の奥に行き、一気に吐き戻した。ここ3日分胃袋にあったものを、ドバーッと。
そして吐ききるとバタンと力尽きるように倒れた。
犬の気持ち。
今ここで吐いてはいけない、などと気を遣ったのですね。
そんな中16歳を迎えたばかりのバンが急速に弱ってきて、こちらも介護に突入。
ものが食べられない。正確には食べるけど腸に降りていかない。食べても全く消化しない状態で吐き戻すことの繰り返し。
こうやって1ヶ月半が過ぎ、ついに今日から自宅で点滴をすることになった。
検査しても原因がわからないから対処方法は延命の点滴のみ。
春が来れば元気になるかもしれない、一縷の望みをかける日々。
毎日同じ時間に行くと、同じ人が同じように点滴に通っている。うちは15歳でもう1年通っているという猫を抱いた女性。その方曰く、最近はものが食べられるようになってきたとのこと。先生に「家で点滴やってみる?」と言われたけど、怖くてできないから毎日通っていると。ふー、そうなんだ。これは長丁場になるかもしれないな。
バンが具合悪くて介護状態だというと、実はうちもそうだったと高齢ペット介護経験飼い主が周りに多いこと、多いこと。身に降りかかってわかることって多いね。
犬の点滴は人間のように血管に入れるのではなく、肩甲骨の間の皮膚をつまみ皮下に流し込む。200ミリリットルが5分程度で入り、前足の付け根あたりに水の袋ができる。
「家で点滴やってみない?」と言われ、ついにこの日がきたかと思いながら、その日の先生の点滴のやり方をつぶさに見て覚えた。そして翌日は、針を刺す部分の毛をバリカンで剃ってもらい、実際に自分でやってみて、これならいけそうだということで点滴パックを受け取って帰ってきた。
さて、やるぞ。
まずバンを玄関前に出す。
点滴パックを電子レンジで人肌に温める。
点滴をクリスマスリースや正月飾りを吊す玄関フックにかける。
お医者さんが用意してくれたアルコール綿で、バリカンはげ部分を拭く、
針カバーを抜く。
針を刺す。(大丈夫、痛がらない)
バンが動かないように押さえて5分待つ。
とここまでは医者でいつも見ている一連流れであり、昨日医者で練習したとおり。
しかし、この後が違った。
バンがもぞもぞする。
ブルブルしそうになる。
手を離すとどこかに行きそうになる。
あと100ミリリットル、あと50、がんばれ!と声かけながらバンを押さえ、180くらい落ちたあたりでバンの落ち着かない感じにこれ以上は無理と思い、針を抜きバンを離すと。
一歩、一歩ふらつきながらしか歩けないはずのバンが、すたすたと小走りに庭の奥に行き、一気に吐き戻した。ここ3日分胃袋にあったものを、ドバーッと。
そして吐ききるとバタンと力尽きるように倒れた。
犬の気持ち。
今ここで吐いてはいけない、などと気を遣ったのですね。