2002年以降の旧型Vmaxの場合、アイドリング時の排気ガス濃度測定が車検時に義務付けになっています。
旧型Vmaxの場合は、平成11年規制になりますので、CO規制値は、4.5%以下、HC規制値は、2000ppmになります。ちなみにデモ車の新型VMAXは、平成19年規制になりますので、CO規制値は、3.0%以下、HC規制値は、1000ppmになります。

測定方法は、車検場と同じ状態で測定しています。

測定した車両は、最終型で、フルタイムVブーストになっていて、キャブレターセッティングも変更されていますが、燃焼状態も良いようで、規制値を下回っています。ただ、最終型で、カムシャフトのオーバーラップが狭いことも、濃度が低いことの理由のひとつです。
正常に整備してあれば、若干変動はありますが、規制値を超えることは、あまり無く、超えてしまう場合は、どこかに不具合がある場合が多いです。
機会が有れば、個人車のVmaxも測定しようと思っています。排ガス濃度は、セッティングのチェックにもなります。
また、車検時に問題となる騒音規制ですが、年代別に、3種類の規制があります。古いと近接排気騒音(車検場でよく測っている停止状態の排気騒音)の規定が無い年式、排気騒音が99dBの年式、94dBの年式になります。旧型Vmaxの、現存している車種で、排ガス規制の無い年式は、ほとんどが99dB規制値ですが、排ガス規制が掛かっていると94dB規制値です。ただ、排ガス規制が掛かった初年度あたりの年式は、99dB規制値だったりします。新型のデモ車は、94dBです。
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