旧型Vmaxも旧車の範囲に入ってきていますので、大きな部品やあまり交換しない部品は廃番になってきていますが、消耗部品は出るだけましかなと思います。ただ、現行車(新車販売時)時代に比べると、部品の価格が、2倍~3倍になってきており、あまり交換しない部品を注文すると値段に驚きます。
スタータークラッチ及びピップアップコイル交換、クラッチ板交換、フルード交換でお預かりです。エンジンオイルを抜いて作業開始です。(オイルフィルターは交換無しですが、中身のオイルのみ捨てます。)
スタータークラッチ交換中です。本体分解寸前です。クランクケースカバーを外したついでに、ピックアップコイルを交換しました。
フロント&リアブレーキ、クラッチの3カ所ともフルード交換です。リザーブタンクが色付きだと劣化具合が不明です。
クラッチ板の交換です。クラッチスプリングの押え板(ワッシャー)を2枚にしています。写真の通りですが、クラッチスプリングの足が8本で、柱が6本なので、1枚のワッシャーのままだとクラッチを切った際にワッシャーが変形し、クラッチがまっすぐ切れません。2枚にすると安定します。カバーを外したままクラッチを切ってみると目で見てわかります。
ゲイルスピードブランドのブレーキマスターで、スイッチが小さく、配線が細いこともあり切れていました。ハンダ付けで修理です。今回交換した部品類です。レバー調整式のマスターの場合、レバー位置をグリップに近くする方が多いですが、クラッチ板同士がかすっているとシフトチェンジがやりにくかったり、クラッチ板が摩耗したり焼けたりしますので、要注意です。
最終チェックと試乗です。部品交換なので、作動チェックの試乗です。無事納車になりました。大阪から自走の方なので、道中が心配です。遠方の方は、納車時に到着時にメールをお願いしています。
2024.11.24 作業担当 ヤダ(矢田)