【ロプチュー】でダージリンを中心に紅茶をしこたま買い込んだのは一年ほど前。美味しく楽しんでいたが、重大な過失をしていたことに気がついた。そう、ショップ名に冠されている《ロプチュー》を注文するのをすっかり忘れていたのである。やっと、昨年のクリスマス過ぎに注文して、今 満喫しているところである。
紅茶の銘柄としての《ロプチュー》は、ダージリン地方のロプチュー茶園のものだそう。ダージリンって、一般的に花の香りのような優雅な風味のものが多いのだけれど、ロプチューは少し趣が違う。こうばしい焙じ香があり、深いコクが舌にじんわり染み入ってくる。私は日本茶でも焙じ茶が好きなので、一遍に気に入ってしまった。紅茶にはあまり関心の無い母も、ロプチューは美味しいと褒めていた。
一緒に、バダンタム茶園のダージリンも買ってあったのだが、そのまろやかで上品な味わいもロプチューの圧倒的な存在感の前には ちょっと影が霞んでしまったくらいである。
今回は、この《ロプチュー》紅茶に合わせて、行川さをりの『もし、あなたの人生に入ることができるなら』を選盤してみた。基本はブラジル音楽だが、たおやかなボサノヴァとは一線を画しており、ヴォイス・パーカッショニストとしても鳴らしている力量を持つ。縦横無尽に伸びるやや枯れた声が、ロプチューの味わいにぴったりである。
紅茶の銘柄としての《ロプチュー》は、ダージリン地方のロプチュー茶園のものだそう。ダージリンって、一般的に花の香りのような優雅な風味のものが多いのだけれど、ロプチューは少し趣が違う。こうばしい焙じ香があり、深いコクが舌にじんわり染み入ってくる。私は日本茶でも焙じ茶が好きなので、一遍に気に入ってしまった。紅茶にはあまり関心の無い母も、ロプチューは美味しいと褒めていた。
一緒に、バダンタム茶園のダージリンも買ってあったのだが、そのまろやかで上品な味わいもロプチューの圧倒的な存在感の前には ちょっと影が霞んでしまったくらいである。
今回は、この《ロプチュー》紅茶に合わせて、行川さをりの『もし、あなたの人生に入ることができるなら』を選盤してみた。基本はブラジル音楽だが、たおやかなボサノヴァとは一線を画しており、ヴォイス・パーカッショニストとしても鳴らしている力量を持つ。縦横無尽に伸びるやや枯れた声が、ロプチューの味わいにぴったりである。