イスラエルのガラント国防相はハマスをリーダーとするパレスチナ人に対して
「我々は人間の顔をした動物(human animals)と戦っている」と述べた。
かつてナチスの人種差別によるホロコースト(大虐殺)という
むごい経験を持つ人々の子孫が、
このようなレイシスト丸出しの発言をすることに震撼を覚える。
また、イスラエル建国以来最も右翼的と言われるネタニヤフ首相は
「我々は肉食動物を見た」「ハマスを粉砕し、破壊する」と言いつつ、
実際にはガザに住む一般住民をもせん滅対象にしているのは
ガザ現地の破壊映像を見たらすぐわかる。
今回の戦争は今月7日、パレスチナ自治区ガザを
実効支配するハマス(と欧米は言うけどちゃんと選挙で選ばれたんだよ)が、
分離壁・フェンスを破壊してイスラエル側に入り、
周辺の村や集落を襲撃し、1200人の被害者(ほとんど民間人)を出したことから始まった。
しかし、イスラエル国家は今回のハマスの攻撃を
善良な国家に対するテロ行為として堂々と非難する資格があるだろうか。
1947年の建国以来どれだけ国際法を犯してパレスチナ人を追い詰めてきたか、
ちょっと歴史を調べたら子どもでも分かることだ。
それにも拘らず、世界中の国々がイスラエルを非難しないのは、
イスラエルのバックにアメリカが居るからなのだそうだ。
21世紀にもなって、世界にはまだ
棍棒を振り回し、力で支配する野蛮国の言うことを聞く
奴隷国家が数多く存在している。
悲しいかな、日本政府は尻尾を振り振り、そのトップをひた走っている。
下の図を見ると、左から右へと、パレスチナ人居住区(紫部分)がどんどん
イスラエル(白い部分)に住むところを奪われてきたことが一目瞭然だ。
(YouTube PIVOT[ハマス攻撃 次の悲劇が来る]イスラエルとパレスチナの歴史を全解説/中東発の世界危機の瀬戸際/戦時のメディアをこう読み解けより)
今、ガザ地区(右の赤丸部分)に住む人々の8割は、
1947年のイスラエル建国で住んでいた土地を追い出され難民になった人たちだという。
どうして世界はこんな理不尽、不正義を見て見ぬふりしているのだろう。
〈ツイッター動画:ガザ地区の青年と撮影者との会話〉
(自分の家だったところの瓦礫をバックにして泣きそうに、でも微笑みながら)
青年「命は助かった」
撮影者「アラーの神に祈りましょう」
青年「(瓦礫を指し)これが破壊のすごさをものがたっているよ」
撮影者「お金や財はいつか戻る。生きていれば」
青年「猫が助かった。一匹だけだけど」
撮影者「アラーの神に祈りましょう」
青年「これがぼくらの運命さ……」
(Palestine Onlineより)
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