~散歩気分のブログマガジン~「YURARI(ゆらり)」という冊子が届いた。
ひょんなことでお知り合いになった明石在住の絵本画家(作家)坪谷令子さんが
送ってくださったものだ。
神戸発のそのブログマガジンは、「MADE IN KOBE」特集で、
表紙を飾っているのも、
歴史的にマッチ製造が盛んだった神戸ならではのマッチだ。
昔、お店屋さんに置いてあるマッチを集めるのが楽しみだった私としては、
1ページ目から興味をそそられる始まりだった。
しかし、今日の本題はマッチではない。
ブログ後半を飾る、関西地方の夏の高級料理「ハモ(鱧)」である。
なんと坪谷令子さん自身が料理を作り、文を書き…、
なんでもできる人なんだなあ、と感嘆した。
例えば下の写真。
鱧のにぎり寿司。手前はミョウガ寿司ですね。ごっくん。
わーわー!すごいなあ。
自分で言うのもなんだが、私はわりと素直な人間である。
言い換えれば、すぐに影響を受ける。
写真を見、文を読んで、(私もハモ寿司つくろっと!)と思いついたのである。
翌日、中国語教室で再会した誠子さんにその話をすると、
「米すら自分で炊いてないのに、急にハモ料理とは!落差はげしー!!」
と鋭く指摘された。
確かに、私は7月始めの帰阪後、一度も自分でご飯を炊いたことはない。
家に米がないのだ。いや、買えばいいのだが、
スーパーに行くと、固い乾燥米の袋の傍に、
簡便な『玄関開けたらサトウのご飯』があるために、
電子レンジ2分の誘惑にいつも負けてしまうのである。
(中国にはサトウのご飯、なかったし~)
誠子さんの指摘で、ただちにハモ料理は諦め、
せめてダシを自分で取ることから始めようと、スーパーで昆布を買ってきた。
(コメはまた今度ね)
⇓こんな大判の写真を載せるのも気が引けるが、
私の料理再開記念と言うことで。
カツオと昆布でとったダシ汁。
ちょっと、この昆布もったいないんじゃない?
カツオも捨てがたい。
ちょうど冬瓜が安かったので(110円!)、とったダシ汁で炊くことにした。
冬瓜が柔らかくなりすぎたが、お年寄り予備軍の私にぴったり。
だし昆布もちゃんと美味しく味が滲みていた。
ハモ(鱧)への道のりはかなり遠いが、取りあえず満足だ。
『YURARI(ゆらり)』 http://yurari3.wix.com/yurari
ari
4年間で中国でのインスタント食生活に知らず知らず染まっていたようです(笑)。
最近、ようやくダシを自分で取り、昨日はついに米(あきたこまち;無洗米ですけど)を買ってきて、ご飯専用土鍋で炊きました
おこげに塩をつけて青紫蘇でくるむと、立派な「おこげの握り寿司」でした
このように、少しずつ日本の伝統(?)を思い出している状態です。