「どの政党に入れたっておんなじ、絶対変わらんよ」
去年だったか、ちょうど日本に戻っていたときに
尼崎の市民グループの手伝いで道行く人にビラを渡していたら、
(あんた、こういう無駄なことするのやめなさい)
と言わんばかりの強い断定的な口調で言って
去って行った年配女性がいました。
(おやおや、この期に及んで
まだそんなこと思っている人がいるんだ)
とその時は思ったんですけど、
「この期に及んで」いるのかどうか、
判断しづらい日常生活を過ごしているのが
多くの日本の人なのでしょうね。
しかし、沖縄はそうはいかない。
日常に政治がつっこんできて、
空ではいつもバリバリうるさ過ぎる軍用機が飛び、
ときどき墜落してきて危ないったらありゃしないし、
道路は道路で米軍兵士が飲酒運転しながら
地元民をひき殺すし、
生活になくてはならない水まで
米軍基地からの化学物質で汚染されているし、
これでのんびりと
「誰が政権取ってもおんなじさ」
とうそぶいてはいられないんですね。
沖縄県民は民のための政治家を育てています。
翁長雄志さんしかり、
玉木デニーさんしかり。
政治がどれほど日常生活に関係あるか、
政治によってどれほど酷いことが強いられるか、
骨身に沁みているからこそなのでしょう。
明日の沖縄県議会議員選挙についても
選挙期間中、多くの地元住民が手弁当で
オール沖縄候補を応援しています。
しかし、今回も本土から多額のお金と権力にモノを言わせて
オール沖縄候補潰しを図っている自民・公明。
そして、「コロナで選挙どころじゃない」という人も……。
どうか、いろいろあるけど、目先のことに負けないで、
子や孫の明るい未来をつくる政治を実現していきましょう。
日本政治の強いられた最前線、
沖縄の皆さんに手を合わせて祈っています。
応援しています。
今までもずっとお金で心を買おうとしてきた政権に、「バカにするな!」と毅然と対峙してきた沖縄県民は、いくら尊敬してもし足りません。
しかし、今回はコロナで、特に若者の心が不安定だという報道もあり、結果を聞くまでは心配です。でも、どんな結果になろうとも、あきらめない人々がわんさかいるのが沖縄です!