沖縄県民の、と言うか
辺野古新基地建設に反対して座り込む人たちの心が伝わる写真です。
沖縄普天間基地所属のオスプレイがオーストラリア沖で墜落して
3人の米軍海兵隊員が死亡したことを悼み、
辺野古キャンプ・シュワブゲート前に座り込む基地建設反対の市民たちが
黙祷を捧げました。
アメリカ軍基地の建設に反対しているからと言って、
アメリカ人兵士の命が失われたことを悼む気持ちは損なわれない、と言うか、
どこの国の、どの命も大切だから、
国家による人殺し=戦争に反対し、戦争につながる基地建設に反対しているのが、
沖縄県民や全国から支援に駆けつけた市民たちです。
安保法制に反対するママの会のスローガン『誰の子どもも殺させない』と同じですね。
下は琉球新報8月10日の写真と記事の一部です。
“沖縄市から座り込みに参加した宮城豊光さん(79)は
「兵士にも家族がいたはずだ。人の命は皆同じ重さだ。
事故の被害者になってしまった兵士の尊厳を守る気持ちで黙とうした」
「人の命を奪うことにつながる軍事訓練はやってはいけない。
また戦争につながる新基地建設も絶対に造らせてはいけない。
今後の沖縄のために、これからも新基地建設に反対していく」と話した。”
一方、在沖縄米軍トップのニコルソン四軍調整官は
「オスプレイは沖縄に限らず世界中で飛んでいる。軍の方針だ」
と述べ、日本政府の飛行停止要請を拒否。
いえいえ、世界中じゃありませんよ。
アメリカ国内ではハワイ州やニューメキシコ州で住民の反対に応えて、
飛行中止が相次いでいるじゃありませんか。
ハワイ州では「コウモリの生息に害になる」という理由で飛行を取りやめたそうです。
自分の国では飛ばせないものを外国でなら平気で飛行させるこの神経、
まさに「アメリカ・ファースト」、超傲慢ですね。
日本はこういうアメリカに隷属しているんですね。
この「○○ファースト」は「○○さえよければ他はどうでもいい」ということなんですね。
「日本ファースト」という名前も、同様に排外主義的臭いがプンプンします。
アメリカの真似して、超みっともないです。
人の命の重さを差別しないで同じ重さに思うことから、戦争は防げるのでしょうね。
未亡人製造機と言われているオスプレイ、どの国の空にも飛んでほしくない怪物です。
沖縄で、辺野古や高江、伊江島でお会いした全ての沖縄の人々は命の大切さを、全身で表現していました。辺野古の座り込みに行くと、リーダーに限らず、参加者一人ひとりが毅然としていて、そして、何よりも、本当に心優しい方々でした(機動隊員に、自分の子どもを叱るような口調で、戦争の悲惨さを教えていた年配女性の姿が目に焼きついています)。
(ここは、全てが学べる大学校だなあ!)と思ったものです。
昨日12日の県民大会(会場の消防法やらの関係で45000人参加という公式発表ですが、実は50000人参加だとか)、さすが沖縄県民ですね!
この夏は、旅行疲れでへこたれてしまい、沖縄まで出向くことは諦めましたが、冬、涼しくなったら(笑)、また必ず行こうと思っています。