患者が病院に殺到してもいないのに
医療用マスク・防護服の足りなさから内部から医療崩壊しそうだという
病院関係者の悲痛な声があっちからもこっちからも聞こえてきます。
にも拘らず、4月16日の参議院内閣員会の質疑では・・・
田村智子議員(日本共産党):
「466億円あったら医療用マスク11億枚以上買えるし、
製造ラインつくる資金になぜ回さないのか、優先順位がおかしい。
日々院内感染の危機に直面ながら
身体的・精神的限界になっているのが医療従事者だ。
布マスク2枚を全世帯に配るというニュースに、
心が折れそうになったって、おっしゃっていた」
橋本厚労副大臣:
「買い上げなくても流通してるから買い上げ事業の対象にはしない。」
買い上げも製造ラインも必須としないという政府。
現場では平均して必要分の4割しか供給がないそうなのに。
これではウイルスとの闘いの最前線で踏ん張る医療従事者が
感染して倒れてしまいます。
厚労省は防護服の代わりに雨ガッパでもO.K.と。
本当に、どこまでケチで無責任な為政者たちなのでしょうか
医療機関の感染対策、わずか4割 対応追い付かず、防護具も不足
(共同通信) 2020/04/16 17:48https://news.goo.ne.jp/topstories/life/goo/887a6055f6b87532667159b1f27d9381.html?fr=RSS&from=re_gootop
フェイスブックで「自由に拡散してください」とあった
現場のお医者さんの声をご紹介します。
↓ ↓ ↓
神奈川県立循環器呼吸器病センター 呼吸器内科 丹羽医師
防護具が入手できません。
当院は、神奈川県(というか、知事)の提唱する神奈川モデル、というコロナ診療体制構築の枠において、重点病院に指定されました。(まぁ、経緯への文句はこの際おいておきましょう)。
にもかかわらず、国や県からの防護具配給は滞り、ガウンはこれで最後です、と、急に業者に言われました。
で、他の業者さんに問い合わせてみると、あるにはあるようです。が、値段がえらいことになってます。
例えば、中国製マスクは、通常1枚3円程度のものが80円とかになってます。中国のウィルスのせいでこんなになって、マスクくらい安く出さんかい!と言いたくなりますが、まぁ、これも仕方ない。市場原理ですし水掛け論になる。
問題は、このように高騰したものを購入する決裁権が病院にない、ということです。
私立とかでしたら多少融通性あるのかもですが、中途半端な独立行政法人はなにかとややこしく、なかなか動きにつながりません。
神奈川県も勢いよくぶち上げたものの、現場は大混乱で、患者搬送の取り扱いも県に問い合わせると市を当たれと言われたり、神奈川モデルはどこいった?状態。
シンゴジラを彷彿とさせる官製混乱の出来上がりです。そんな中、防護具の購入すら自由にできない体制で、どうやって患者を受け入れるのか?近隣の病院では、どうやらついに手製の防護具を作って診療に当たり始めるというところも出てきたようです。
患者さんたちは病院に殺到することはなく、そういった医療崩壊は起きていません。それより先に、内部から医療崩壊が起きそうです。
こんなことが、きっと今、日本中の病院で起きています…だれか何とかしてくれんかな、偉い人。政治家って、こういう時に真価を問われますよね。
今テレビとか出まくってる非専門の人は、実際には患者さんほとんど診療してませんよ。現場で情報もまともにない中で這いずり回ってるのは我々のような者たちです。
みなさん、同意される方はご自由にシェアしてください。届くかなぁ、民草の声が上の方に…
にもかかわらず、医療関係者が地域で差別される事件があちこちで起きているそうですね。中国でも同じことが起きたそうです。
武漢に派遣された医師や看護師、検査員たちを「英雄」と言って褒め称えたくせに、家に戻ったらマンションの入り口を閉め、「コロナ菌が付着しているはずだ。入るな!」という言葉を浴びせたそうです。もう、人間なんてららら~
最初はマスクもなかったそうですが、やっと1日1枚支給されるようになったとか。
そうですね、医療は現場から崩壊しつつありますね。