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毎日がちょっとぼうけん

日本に戻り、晴耕雨読の日々を綴ります

「中国の大学の卒業風景」2015年7月12日(日)No.1400

2015-07-13 01:42:29 | 中国事情

「いったい何なんだ、この有様は!」

と怒鳴りたくなるほど先行き暗い今の日本ですが、

それは今の安倍政権と、

それを選んだ日本人のしっかりしていなさ加減に由来していると私は思います。

そうは言っても好むと好まざるとにかかわらず、

政治は国民を巻き込むので、

自分の立ち位置を保持しようとすれば、黙っているわけにはいきません。

物言わぬ傍観者たちが現政権を支えているのです。

そういう訳で、沖縄辺野古でも、靖国裁判でも、脱原発集会でも、

どこにでも出かけて行かなければならない日々が続き、

せっかく教え子の江西財経大学の学生たちから

「卒業しましたよ~」とメールをもらっても、

今までろくに返事も出せていません。

今日の卒業写真も、もう1か月前のもので、

卒業生たちは今頃、もう会社で働きだしたか、大学院進学前のアルバイトに

専念していることでしょう。


写真を見ていたら、日本の危機的状況とは全くかけ離れています。

今の日本のSEALDs(Students Emergency Action for Liveral Democracy)

の活動や沖縄辺野古の闘いをこの子たちはどう見ているのでしょう。

ま、日本でも呑気な人はたくさんいますけどね(笑)。


江西省での4年間の就労期間では、

一般中国人の政治離れの傾向を感じ、

それにはかつての文化大革命が未だに影を落としていることや、

中国共産党による上からの強力な統治体制への無力感があることを

推察していました。

(日本の状況とはレベルの違う厳しい制限だ)と断じていた私ですが、

日本に戻ってみれば、中国政府とそう違わないと感じる今日この頃です。

私は今年8月末に、今度は山東省に赴任する予定です。

何しろ広くて大きい国です。

また違う中国の姿に出会うかも知れません。


 

携帯からの写真だからでしょうか、輪郭がはっきりしませんが、

麦蘆園キャンパスのあそこだということだけは分かります。

 

肖像権保護にはちょうどいいかも。

特に女性は急に濃い化粧をしているので誰なのかもサッパリ・・・・・・。

普段、女子大生はほとんどお化粧していることを感じさせません。

ひたすら勉強に打ち込んでいます。

 

近年流行りの中国古代の衣装で。

 

このポーズ、なぜか毎年人気があります。

 

このクラスは男子がとても少ないです。

このクラスだけでなく、一般的に日本語学科はそうです。

 

中国人は大人も子どもも写真好きがとても多いのです。


衣装代だけでもたいへんだろうに・・・。

クラスみんなで費用を出し合います。

卒業生は誰も卒業式には出席せず、

写真撮影と卒業記念パーティー(先生方を招待)をもって

卒業式の代わりにしているのです。

聞くと、卒業する学生だけで、毎年何千人もいるので

一同に会するホールがないこと、

式そのものが凡庸で退屈なこと、などを理由にしていました。

それにしても、なぜわざわざこんなポーズまでするのか。

 

これだけは普通ですね。

 

↓何やってんだか(笑)。

左下の煙草を吸うふりしてる胡蓉さんは実際は吸わなかったはずです。

大人の振りをしているのでしょう(なんてカワイイ子たち…)。

左上の写真にはカップルになりそこなった二人が含まれています。

その顛末をメールでくれた周さん、

あとで返事を書くから待っててね~。

 

 

(写真は全て江西財経大学を卒業したての施芳芳さん提供)

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