数日前、中国の学生たちから相次いでメールが来ました。
「春節ですが、新型肺炎予防のためどこも出かけないで家にいます。」
「私の町では『この町でも患者が出た!どこの町にも患者は必ずいる!』と
根も葉も無い噂が飛び交っていて心が落ち着きません」
「政府が言う通り病気が完全にコントロールされているならいいのですが…。
先生、中国に戻るのを延期した方がいいと思います」などなど。
みんな不安でたまらないはずです。
突然、世界と断絶された学生たちの顔が頭に浮かび、
わたしも落ち着きません。
今日はさらに同僚の中国人の先生から
「次の学期開始は流行が収まるまで無期延期されました。」
と連絡があり、(とうとうきたか……)と思いました。
その中国人の先生には
3週間前に菏澤のバスターミナルまで送っていただいたのですが
その時には全く予期できませんでした。
「政府の指示で、親戚訪問やパーティーなどはできず、
営業もスーパーや薬局以外、映画館や飲食店はは営業禁止です」
とのこと。
不安な時には風評やデマに影響されやすくなります。
そう言えば一昔前の鳥インフルエンザの時は
「漢方薬の板藍根をお湯で溶いて鶏に飲ませたら効く」という噂が立ち、
板藍根が飛ぶように売れたと学生から聞きました。
今回は「白酒(バイチュウ)を部屋に噴霧したら予防になる」
というのが広がっているそうです。
しかし、ここで注目したいのは現代中国の大企業テンセント社が
微信(ウィチャット)でファクトチェックを大展開しており、
こうしたうわさを「偽科学」と断定し、
人々が冷静さを保つことに寄与していることです。
日本でも何かにつけて偽情報が飛び交う今日この頃、
ソフトバンクでも楽天でも、どこでもいいですけど
ぜひこうした社会的活動に取り組んでほしいものです。
ーーー息子の店「どるめん&遊」で
お知り合いの方の奥さまが湖北省の方で、この春節に兄弟夫婦が初めて日本に来て4~5日滞在し、28日に帰られたそうですが、家から出ることも出来ずにいるそうです。
帰国するのが怖いと言ってらしたとか。
伝染力の強い菌のようですが、免疫力を挙げ、良く寝て体力増強するしかないようですね。
高齢者は出歩かないようにしないと・・・・・
最近、街中に出ると どこを見ても
皆さんマスクをしています。
本当に 新型肺炎の影響力は大きいようです。
伝染力が強い菌、でも 空気感染もするようで
防ぎようがないですよね。
結局のところ免疫力がない人がどうしても伝染してしまうので、弱い人はなるべく外の空気にも触れないようにして、少しでも免疫を上げることが大事なんでしょうね。
被害が最小限におさまりますように。
隠蔽体質は中国にも非常にありますね……。
武漢在住の若者が世界に向けて訴えているYOU TUBE動画を観ると、涙が出そうです。
本当に、今はただ被害が最小に収まることを祈るのみです……。