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日本に戻り、晴耕雨読の日々を綴ります

兵庫県知事選、信頼できるのは県職員のアンケート

2024-11-15 06:43:40 | 民主主義について

一地方である兵庫県の知事選挙が、これほどまで引っ掻き回されたのは前代未聞だ。

日本全国を見てもこういうことはかつてあったのだろうか。

嘘、デマが大手を振って通り、それを多くの人々は信じて踊らされている。

兵庫県民の一人として、この有様を心から憂える者である。

 

去るアメリカ大統領選でトランプが、

「オハイオ州の町では移民がペットの犬を食べている」とデマを流した事があった。

多くの人々はそれを信じた。オハイオ州当局には庁舎爆破予告まであった。

しかし、その町スプリングフィールドで、

ペットが移民に食べられたという被害届は一件もないという。

この事件で移民排斥の感情が全アメリカに拡散された。

トランプ側の側近が後日、

「確かに嘘をついた。だがこれで多くの国民が移民問題を考えるようになったろう」

とうそぶいたそうだ。

 

今、兵庫県の選挙戦でもSNS等で根拠のないデマが大変な勢いで拡散されている。

斎藤元知事の周りには毎日大変多くの観衆が集まり、

同じ顔触れ(追っかけ?)も多いという。

そのうちの誰かがXにこう流す。

「今日、斎藤さんの口から直接聞いた。パワハラは絶対にやっていない。

間違ったことは一切ない、と。」

それを見聞きして(なんだ、そうだったのか。今までマスコミが騒いだのは

既得権益を守る勢力が斎藤さんを陥れようとしていたんだ!斎藤さん、可哀相)

と信じる人がとても多くいる。

何やってんだか……。

この3月からこっちの斎藤知事問題で私が一番信用できると考えるのは、

県職員へのアンケート結果だ。

一人(あるいは特定少数)ではない全職員を対象にしたアンケートで

斎藤元知事がパワハラをしたのを

目撃等で直接知っていると回答した人は140人(表:Q7のA)、

目撃した人から聞いた800人(表:Q7のB)。

斎藤氏は「私はパワハラしたことはない」と演説しているそうだ。

しかし、アンケートの数字は斎藤氏の言葉とは真逆だ。

また、斎藤知事が贈答品を受け取っていることを

直接の見聞で知っているとの回答は94人(表:Q4のA)、

目撃した人から聞いたのは296人(表:Q4のB)

県の多くの職員たちがウソつきなのか、斎藤元知事がウソつきなのか。

もし、こんなにたくさんの職員がウソつきだったら、

兵庫県てどーゆー県なの、

と他の都道府県の人々から日本一の「ダメ県」認定を受けるだろう。

 

 

 

 

 

 

 

 

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