9月12日(水)に七藝に向かいました。
この日は、2本続けて観ました。
『毎日がアルツハイマー』 というのは、女性監督 関口祐加さんが
ご自分のお母さんの生活を撮り続けたドキュメンタリー映画です。
(ほっとするような表紙のパンフレット)
監督は29年間オーストラリアに住んで、結婚もし男の子が一人います。
日本から妹さんがお母さんが部屋に閉じこもって出てこない。との連絡を受け
日本に戻るはめに。
(映画の主要なカット集)
お母さんは、アルツハイマー症なのですが、とてもかわいくて
ユーモアたっぷり!!
(2人のお孫さん)
途中オーストラリアのお孫さんも日本に来ます。
この男の子とも仲良しです。
2階に住んでいる妹さんの女のお子さん(お孫さん)も
ひろこさん(監督のお母さん)が大好き。
(1年ぶりに髪を切るひろこさん)
通帳と印鑑がどこかへ消えてしまったり、髪も1年間も切らなかったり
足の爪が伸びすぎて、切ったらびっくりするほどの量だったり・・・。
どこか切なくて、それでいて何となく可笑しくて。
(関口祐加監督)
映画に登場する精神科の先生は
「アルツハイマー病は経度障害から中程度障害、そして高度障害と
大きく3期に分けられます。最近の医療の発達もあって、軽度から高度へと
15年、20年という非常に長いスパンで進行していきます。
(精神科医の新井平伊先生、さすが、納得いくお話をして
くださいました。)
つまり初期などは日常生活にほとんど支障はない。認知症を題材にした映画や
ドラマの影響か、認知症の症状は1、2年であっという間に進んで、その人の生活や
人生が破綻してしまう。
(YouTUbeでの人気動画が劇場版として・・・。)
巻き込まれた家族も悲惨な状況になる。そんなイメージが強い。
でも、実際はそういうことはありません。早い段階で見つかれば
軽度障害の期間が約5年くらい。この間はちょっとした物忘れを
する程度で自立して暮らせます。中程度も、ある程度の助けが必要な
くらい。中程度後半から高度障害になって、かなり周囲の助けが
必要になる。
ですから、初期から中程度の中間ぐらいまでは、それまでと変わり
ない生活を送ることができるのです。」
と語っておられます。
それを聞いてチョット安心!!
(樹子さんもひろこさんが大好き)
私自身もアルツを心配していますが、かわいくユーモラスに
ボケたいものです!!