一昨日(2/28)は、フェニーチェ堺へ。
「砂の器」シネマコンサートを鑑賞。
主人がフェニーチェまで送ってくれました。
先日の新聞で ~映画「砂の器」 生演奏で観賞~ という
記事を見つけて。
(シネマコンサートという形の映画鑑賞は、初めてで。)
それに応募して、チケットをゲット!!
《シネマコンサート》とは、映画のセリフや効果音はそのままにします。
音楽部分をフルオーケストラが映画の全編上映に合わせて生演奏を
するエンタテイメント との解説あり。
(家からは便利の悪いところにあって。バスで行くのが一番早いかな?)
以前、BSで「砂の器」を観たことはあるのですが、暗い感じで
途中で観るのを止めてしまったこともあって。
(この時は、何故か観る気がしなくて。)
でも、TVで観るのと大きなスクリーンで観るのとでは
天と地の差があるような・・・。
主人公は、恋人に
「宿命って、どういうこと?」
と訊かれて
「生まれたこと、生きているということ。」
と 答えていた。
これが、松本清張氏の人生観なのだろうか?
と観ながら思っていた。
(なかなか奥が深いなぁ~ とも。)
(スクリーンの手前にフルオーケストラがスタンバイしていて。)
画面の四季折々の風景にも引き込まれて。
また、クライマックスシーンでは、本作のために作曲された組曲
「宿命」が劇的に流れ、観る者の心に響きます。
(優待割引なので、もっと割り引いてくれるかな?
と思ったけど・・・。誰かがいいものを観るのに
「お金を惜しんではいけません。」 と言っていた。)
生のオーケストラ演奏ということもあって、映画自体にも
観ている者に迫ってくるものがありましたねぇ~。
また、父親役の加藤嘉さんの鬼気迫る演技には、胸が震え涙が
止まりませんでした。
パンフでは、原作者 松本清張をして「原作を超えた」と言わしめた
とありましたが、それも納得できるシネマコンサートでした。