11月21に読了
賽王の楯 今村翔吾 著
550ページの大作でした。
読み応えがあって、読み終えた時は
何故か? 一仕事を終えた気分に・・・。
仕事を持っていた時は、なかなか大作は読めなかった
からなぁ~、思ってみたり。
(コメダで少し読んで。ここは一人でもゆっくり
読書ができます。私、あることがあってからコメダファンに。)
関ヶ原の戦いの直前の大津城での西軍と
東軍の戦がクライマックスになっています。
近江の国の石垣作りで名を成す『穴太衆』の
飛田匡介の半生と敵軍の鉄砲作りの名人の
『国友衆』の国友彦九郎(げんくろう)を絡ませて
物語が進んでいきます。
楯というのは、匡介が精進を重ねて造る石垣を。
矛は、彦九郎が造る技ありの大筒などを意味しています。
お互いが泰平の世を願いながら、研鑽を重ねる姿を
興味深く描いていて。
しかし、泰平の世が続くと仕事が減るという矛盾も
内に抱えています。
(今村翔吾氏、ちょっとイメージと違って。)
最後は、妻を娶らないと決めていた匡介が結婚する日が。
というところで小説は、THE ENDに。
(ここで救われたなぁ~、最後はやはり幸せになってほしい。
特に匡介には。)
戦で両親と妹を亡くした匡介は石垣造りの師・源斎に
拾われて、着々とその才能を開花させていく訳ですが、
その底には、いつも家族を喪った哀しみが流れていて
辛い人生だなぁ~、とも思って。
(そんな生い立ちからも、民を苦しませる戦が起こらないことを
願っているのですが・・・。)
話は変わって、
家のすぐ近くに『ミヤ』という喫茶があって、時々主人と
行きます。
(ママがとてもやさしくて親切で。)
(お店に入ってすぐの所に。魔除けのような?)
その日は、主人とモーニングを。
入ってきたお客さんが
「プリン買ってきたよぉ~。」
とママに渡していて。
ウイングスの斜め前にできたプリン専門店の
「古墳プリン」の話をしていました。
それを聞いて、早速私もゲットしましたぁ~~。
(祝開店のお花がいっぱい!!)
(容器も古墳風で、濃厚で美味しいプリンでした。堺の名物になって
ほしいなぁ~。)