何も予定を入れていない休日は、どうして過ごそうかと考えられるのが楽しみです。
昨日から何かのアレルギーなのか、やたらと鼻水が滴り、くしゃみが出るのが鬱陶しいのですが、
熱毒中の「村上水軍の娘」もほぼ終わりに来たので、外へ出かけることにしました。
午前中に、8日連続練習を代々木公園JOGと室内バランスボード体幹トレーニングで済ませると、
京王線に乗って西に向かいました。
参道です。どこかというと
幟に目を凝らして頂ければ、それがヒントとなります。
手打ちそばのお店が門前にいくつも並ぶ、深大寺です。
まずは参拝、そして蕎麦を食べに来たわけではなく、お花見です。
神代植物公園。知らなかったのですが、深大寺をはさんで上下にあります。
上下というのは、このあたりが国分寺崖線という切り立った台地の端にあたり、
下側では、不透水層のズレで吹き出した水を集めた湿地の見本園があり、
いずれアヤメかカキツバタ、的な花が木道からのんびり眺めることができました。
カルガモが昼寝してるのなんかも見たあと、崖に沿った坂を上っていきます。
台地の上には森、武蔵野というものでしょう。
茂り始めた緑がまだ僅かに光を届けてくれる森は、夏の高原を思い起こさせてくれて
彼女もゴキゲンな足取りです。
軽やかなのは、森の向こうにこんな風景が待っているから。
あの花の季節です。胸いっぱいに呼吸すると、ほら、EVEの香りが感じられます。
各国の愛好家が作り出した、オーキッドとともに繚乱たる世界を繰り広げる
「バラ」の数々が、視界いっぱい、数百メートル四方の庭に並んでいるのです。
思い思いの名前が、バラをみる楽しみの一つ。
赤には「ムーランルージュ」、白には「ウェディングベル」、だとかケネディがどうした、とかいう名前もありました。
誘いの色を精一杯放つ花々に当てられて、ちょっと疲れたのかもしれません。
とは言い訳で、お腹がすいた私たちは早めの夕御飯にしました。
京王線の布田駅から深大寺の途中に「神戸屋レストラン」を見つけていました。
私たちが生まれ育った街では知られた、ファミレスの走りといえるかもしれない
このお店は、料理も丹念に作られている上、本業の威力を発揮して
焼きたてベーカリーが次々に運ばれてきます。
ふわふわで溶けそうな食パン「神戸屋スペシャル」に
クルミ、レーズンなどなど、6種類はいただきました。
サラダバイキングも、解凍ものにはない、新鮮な歯ごたえがあります。
すっかり頂きすぎた、ぶらり歩きな一日です。