犬鍋のヨロマル漫談

ヨロマルとは韓国語で諸言語の意。日本語、韓国語、英語、ロシア語などの言葉と酒・食・歴史にまつわるエッセー。

チェロとギリシャ語

2023-05-15 23:50:29 | 日々の暮らし(2021.2~)
写真:ベートーヴェンの肖像画

 妻の知り合いのご主人が出演する演奏会に行ってきました。

 場所は所沢市民文化センターのミューズアークホール。パイプオルガンと、3階席まである立派なホールでした。

 前回の2月(リンク)からあまり日が経っていないのに、もう次の演奏会か、と思ったら、前回の楽団を退団し、別の楽団に移ったのだそうです。

 プログラム前半は、主催者(バイオリニスト)のお弟子さんの発表会を兼ねている感じの小品集。

 後半のメインプログラムは、ベートーヴェンの交響曲第7番でした。

 ベートーヴェンの交響曲といえば、「英雄」とか「運命」とか、表題付きの曲が有名ですが、第7番も晩年の名曲。演奏の難易度も結構高いと思われますが、移籍後に猛練習したのでしょう。

 学生のときにレコードやエアチェック(死語?)したカセットテープで愛聴していた曲なので、とても懐かしく聞きました。

 知り合いのご主人が演奏するのはチェロ。

 妻の話によれば、学生時代にブラスバンドをやっていて、チェロを始めたのは10年ほど前。今の年齢は私よりも少し上ですから、50代半ばでチェロを始めたんだと思います。

 村上春樹の『世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド』の主人公である「私」は、収入のいい計算士を15年ほどやって、一生の生活に困らないだけのお金を稼いだら、チェロをならって、ギリシャ語を学ぶ計画を立てていました。実際には、「計算士」と「記号士」の暗闘に巻き込まれ、35歳で死んでしまうわけですが…

 私は65歳になったら(あと3年)、とてもチェロは始められませんが、ギリシャ語の勉強はできるかもしれない。

 今勉強しているロシア語の次の有力候補は、ベトナム語とチェコ語。

 ギリシャ語も文字が面白いので、候補の一つに入れようかと思います。

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