12年ぶりに韓国大統領として訪日した尹錫悦大統領が、訪日の直前、読売新聞とのインタビューに応じました。そこで、今まで知られていなかった素顔が明らかになりました。
昨年、3月に大統領選挙に勝利した直後、韓国の報道をもとに、尹大統領の経歴を紹介したことがあります。
尹錫悦ってどんな人?
この中に、父親の尹起重(ユン・ギジュン)氏が、韓国の名門私大、延世大学経済学部教授だったことが出てきます。
今回のインタビューでは、父親が漢陽(ハニャン)大学教授だったときに、日本の一橋大学に一年間いたという話がありました。
日韓友好への出発点…尹韓国大統領 単独インタビュー詳報
――尹大統領の父親が一橋大学にいたことがあり、大統領も幼い頃、日本によく行ったと聞いた。日本に対する印象は。
私の父が65年の国交正常化の後、66年に一橋大へ1年間行っていた。当時、(韓国の)漢陽大学の教授をしていた。私の家族も休みの時に父に会いに行った。今も一橋大のある(東京都)国立市が目に浮かぶ。(東京の)上野駅から鉄道に乗り、国立駅で降りて、父のアパートまで行ったことを思い出す。
学生の時に思ったことは、先進国らしくきれいだということだ。日本の方々は正直で、(何事にも)正確だということを多く感じた。一橋大の教授の家にも招待されて食事をした。とても美しい記憶として残っている。また、私は日本の食べ物が好きだ。盛りそばやうどん、うな重などが好きで、今も(日本のテレビドラマ)「孤独のグルメ」が(韓国の)テレビで流れていれば必ず見る。
尹錫悦大統領は1960年生まれですから、父親が一橋大学にいたときは6歳。後半に書かれているのは、大学生の時に再訪したときの印象でしょうか。
「孤独のグルメ」が韓国で放映されていることは、つい先日紹介しました。
孤独な美食家
「孤独のグルメ」をよく見ているとか、そば、うどん、うな重が好きだとか、尹大統領は、庶民的な食べ物が好きなんですね。
なお、そば、うどん、うなぎは、韓国にもあります。
うどんは、「ウドン」という名前で韓国にも定着していますが、あまりコシがない。
そばは、メミルククスといって、つなぎに芋のでんぷんを使うので、照りがあって、冷麺のような感じ。私は苦手です。
うなぎは、タレが違う。
〈余録〉うなぎの思い出
尹大統領が好きなのは、はたして韓国式なのか、日本式なのか。
今回の訪日で、夕食は老舗のすき焼き、そして「二次(イチャ)」で煉瓦亭という洋食屋に行き、オムライスを食べたそうです(冒頭写真)。
オムライスは、尹大統領のリクエストだったとか。お父さんを訪ねて日本に行ったときに食べた、「思い出の味」だったんでしょうか。
ところで、尹大統領も日本の岸田首相も、ともに「酒豪」で有名なんだそうですね。
冒頭写真には、ヱビスビールしか映っていませんが、実は尹大統領は韓国焼酎の眞露を、岸田首相は芋焼酎を持ち込んでいたそうです。
そして、それを爆弾酒にして飲んだといわれます。
爆弾酒というのは、本来はウイスキーとビールを混ぜて飲む飲み方のこと。焼酎とビールを混ぜるのは「ソメク(焼麦)」といいますが、これも「爆弾酒」の一種とされます。
「二次」は、夫人抜きのサシで行われた(通訳はいたでしょう)といいますから、双方、かなり張り合って飲んだんじゃないかと思います。
私も経験がありますが、爆弾酒をいっしょに飲むというのは、男の友情の証。
岸田首相は、「楽しい酒を飲んだ」と言って、ご満悦だったそうです。
この奇抜な二次会が、今後の日韓友好に役立てばと思います。
昨年、3月に大統領選挙に勝利した直後、韓国の報道をもとに、尹大統領の経歴を紹介したことがあります。
尹錫悦ってどんな人?
この中に、父親の尹起重(ユン・ギジュン)氏が、韓国の名門私大、延世大学経済学部教授だったことが出てきます。
今回のインタビューでは、父親が漢陽(ハニャン)大学教授だったときに、日本の一橋大学に一年間いたという話がありました。
日韓友好への出発点…尹韓国大統領 単独インタビュー詳報
――尹大統領の父親が一橋大学にいたことがあり、大統領も幼い頃、日本によく行ったと聞いた。日本に対する印象は。
私の父が65年の国交正常化の後、66年に一橋大へ1年間行っていた。当時、(韓国の)漢陽大学の教授をしていた。私の家族も休みの時に父に会いに行った。今も一橋大のある(東京都)国立市が目に浮かぶ。(東京の)上野駅から鉄道に乗り、国立駅で降りて、父のアパートまで行ったことを思い出す。
学生の時に思ったことは、先進国らしくきれいだということだ。日本の方々は正直で、(何事にも)正確だということを多く感じた。一橋大の教授の家にも招待されて食事をした。とても美しい記憶として残っている。また、私は日本の食べ物が好きだ。盛りそばやうどん、うな重などが好きで、今も(日本のテレビドラマ)「孤独のグルメ」が(韓国の)テレビで流れていれば必ず見る。
尹錫悦大統領は1960年生まれですから、父親が一橋大学にいたときは6歳。後半に書かれているのは、大学生の時に再訪したときの印象でしょうか。
「孤独のグルメ」が韓国で放映されていることは、つい先日紹介しました。
孤独な美食家
「孤独のグルメ」をよく見ているとか、そば、うどん、うな重が好きだとか、尹大統領は、庶民的な食べ物が好きなんですね。
なお、そば、うどん、うなぎは、韓国にもあります。
うどんは、「ウドン」という名前で韓国にも定着していますが、あまりコシがない。
そばは、メミルククスといって、つなぎに芋のでんぷんを使うので、照りがあって、冷麺のような感じ。私は苦手です。
うなぎは、タレが違う。
〈余録〉うなぎの思い出
尹大統領が好きなのは、はたして韓国式なのか、日本式なのか。
今回の訪日で、夕食は老舗のすき焼き、そして「二次(イチャ)」で煉瓦亭という洋食屋に行き、オムライスを食べたそうです(冒頭写真)。
オムライスは、尹大統領のリクエストだったとか。お父さんを訪ねて日本に行ったときに食べた、「思い出の味」だったんでしょうか。
ところで、尹大統領も日本の岸田首相も、ともに「酒豪」で有名なんだそうですね。
冒頭写真には、ヱビスビールしか映っていませんが、実は尹大統領は韓国焼酎の眞露を、岸田首相は芋焼酎を持ち込んでいたそうです。
そして、それを爆弾酒にして飲んだといわれます。
爆弾酒というのは、本来はウイスキーとビールを混ぜて飲む飲み方のこと。焼酎とビールを混ぜるのは「ソメク(焼麦)」といいますが、これも「爆弾酒」の一種とされます。
「二次」は、夫人抜きのサシで行われた(通訳はいたでしょう)といいますから、双方、かなり張り合って飲んだんじゃないかと思います。
私も経験がありますが、爆弾酒をいっしょに飲むというのは、男の友情の証。
岸田首相は、「楽しい酒を飲んだ」と言って、ご満悦だったそうです。
この奇抜な二次会が、今後の日韓友好に役立てばと思います。
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