犬鍋のヨロマル漫談

ヨロマルとは韓国語で諸言語の意。日本語、韓国語、英語、ロシア語などの言葉と酒・食・歴史にまつわるエッセー。

バンコク便り~機内食

2008-04-06 08:41:12 | バンコク便り
 これまでバンコク出張はもっぱらタイ航空でした。

 今回はタイ航空・全日空がキャンセル待ちですぐにはとれなかったので,JAL(というかJO)に初めて乗りました。日韓線ではよく乗りますが,JALは(KALも)機内食がぱっとしない。いなり寿司とおそばといったチャンパプ(冷や飯)が多い。

 今回,窓際の席にいた私に客室乗務員が,

「熱いのでお気をつけください」

と言いながらトレーを手渡す。

(熱いはずなかろうに)

と思って,無造作に受け取ると,本当に熱かった。見ると,メインディッシュ(若鶏のシチュー+ライス)の下に何か仕掛けがあって,料理が冷めないようになっている。

(ほう,最近はこんな工夫がされているのか…)

 もしかすると,長距離便には昔からあったのかもしれませんが,日タイ線の機内食でこのような「装置」に出会ったのは初めてです。

 単純に嬉しくなりました。

(ん? この嬉しさの感覚は前にも味わったなあ…)

 赤ワインでほろ酔い加減になった私の脳裏に蘇った記憶は…。

 小学生のとき,同級生が持ってきた「ワンタッチ傘」を初めて見たときのあの感覚…。

 やはり子供の頃,地元の銀行に初めて「自動ドア」が設置され,何度も何度も踏んで行員にたしなめられたときのあの感覚…。

 近くは新大阪の新幹線のホームで買ったお弁当。ひもをひっぱると3分で熱々になる「穴子弁当」を1500円出して食べたときの,あの感覚…。

 ふと我に返ったとき,若鶏のシチューとごはんをまんべんなく混ぜている自分に気づきました。

 いかん,いかん。いまだに韓国の習慣が抜けきっていない。(→リンク

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